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名古屋立てこもり放火事件 : ミニ英和和英辞書
名古屋立てこもり放火事件[なごやたてこもりほうかじけん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [な]
 【名詞】 1. name 2. reputation 
: [ふる]
 【名詞】 1. used 2. secondhand
放火 : [ほうか]
  1. (n,vs) arson 2. set fire to 
: [ひ]
  1. (n,n-suf) fire 2. flame 3. blaze 
火事 : [かじ]
 【名詞】 1. fire 2. conflagration 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

名古屋立てこもり放火事件 : ウィキペディア日本語版
名古屋立てこもり放火事件[なごやたてこもりほうかじけん]

名古屋立てこもり放火事件(なごやたてこもりほうかじけん)は、2003年平成15年)に愛知県名古屋市東区で起こった事件。
== 概要 ==
2003年9月16日、運送会社「軽急便」の賃金不払いに抗議した男性(当時52歳)が、愛知県名古屋市東区の大曽根駅前の第一生命大曽根駅前ビルにある本社・名古屋支店に侵入。男性は店内にガソリンを撒き、支店長(当時41歳)を人質として支店内に立てこもり、3ヶ月分の賃金21万円を要求した。
これに対して、愛知県警察は犯人の説得にあたった。一方、警察庁では事件発生の第一報が入った直後から、応援部隊を派遣する準備を始め、大阪府警察の刑事部捜査第一課特殊犯捜査係(MAAT)に出動を準備するよう指示し、愛知県警察特殊部隊(SAT)に待機命令を出した。だが、現場の室内には揮発したガソリンが充満していたため、犯人の制圧に銃器や閃光弾を使用することができなかった〔これを教訓として、警察の突入班に、制圧用装備(高圧放水器)が配備されたとされる。〕。
警察はさらに犯人の説得を続けたが、最終的に犯人はライターでガソリンに火をつけ自爆した〔「自爆」ではなく、脅しとして持っていたライターが気化したガソリンに引火した「事故」であるという見方もある。この事件以前には、ガスが充満するぐらいの密閉を保った空間でガソリンの入った容器を開けたままにすると、揮発したガソリンにわずかな火花でも引火して爆発が起こりうることがあまり知られていなかった。〕。この結果、犯人と人質の支店長が死亡し、犯人を制圧・逮捕するため現場で待機していた愛知県警察の機動捜査隊隊員(当時31歳、巡査長)が殉職した。また警察官3名が重傷を負い、警察官・消防隊員・マスコミ・通行人ら38名が爆発時に飛散したガラス片等で軽傷を負った。
この事件をNHKや民放各局は報道特別番組として生中継した。特にTBS系列フジテレビ系列は事件発生時、在名局発の番組(『キッズ・ウォー』、『貫太ですッ!』)放送中であったが、番組開始から数分で番組を中断、ニューススタジオに切り替え生中継を開始。このため爆発の瞬間が中継された。
事件の背景には、この会社を含む、宅配委託業界のよからぬ体質があるとされている。事業主を募り、軽トラックを売って運送業を委託するが、実態は個人事業主扱いで、トラックを買わされた後「顧客開拓は自助努力」と突き放されるため、「軽貨物商法」と言われ、悪徳商法ではないかとの評もあった〔。
この事件以降、ガソリンスタンドのポリ容器等でのガソリン販売の禁止が徹底され、法規制が強化された。
軽急便側も、本社・名古屋支社が全焼したために同年12月をもって本社、名古屋支店、名古屋営業所、事務センターを移転することとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「名古屋立てこもり放火事件」の詳細全文を読む




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