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吉井山朋一郎 : ミニ英和和英辞書
吉井山朋一郎[よしいやま ともいちろう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [い]
 【名詞】 1. well 
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
: [いち]
  1. (num) one 

吉井山朋一郎 : ウィキペディア日本語版
吉井山朋一郎[よしいやま ともいちろう]
吉井山 朋一郎(よしいやま ともいちろう、1924年3月3日 - 没年不明)は、福岡県田川郡糸田町出身で、出羽海部屋に所属した大相撲力士。本名は吉井 朋一郎(よしい ともいちろう)。最高位は西前頭11枚目(1951年5月場所、1953年3月場所)。現役時代の体格は182cm、92kg。得意手は右四つ、突っ張り叩き込み
== 来歴・人物 ==
旧制中学時代から相撲で鳴らしており、興亜専門学校(現在の亜細亜大学)から紅陵大学(現在の拓殖大学)へと進んだ。紅陵大時代には1947年第2回石川国体全国学生相撲選手権大会で優勝を飾るなど活躍した。卒業と同時に出羽海部屋へ入門し、1948年5月場所にて幕下14枚目格付出初土俵を踏んだ。戦後初の大学出身力士である。
初土俵から3場所目となる1949年1月場所で幕下優勝し、翌5月場所で十両昇進、いきなり東十両4枚目に上がって10勝を挙げて同年9月場所で新入幕を果たした。期待に違わぬスピード出世は、経歴も含め当時の話題となった。
しかし突っ張って叩くだけ(四つ身もあるにはあったが)の単調な取り口で、相撲を覚えられると出世も頭打ちになり、約4年半もの間幕内下位に留まったままだった。1954年5月場所で十両に下がってからは十両と幕内との往復が続き、さらに1957年9月場所、西前頭22枚目の位置で5勝10敗と負け越したのを最後に再入幕は果たせなかった。そして、1959年11月場所では幕下にまで陥落。
同場所以降は休場を続け、東幕下46枚目に在位した1960年3月場所を以って、36歳で引退した。
引退後は、年寄阿武松から関ノ戸を襲名し出羽海部屋付きの親方として後進の指導に当たっていたが、1966年7月場所限りで廃業した。
その後、遊園地の守衛などを務めたというが、現在の消息は不明である。
吉井山は、取組以外での話題の方で有名だった。吉井山が土俵に上がると、蔵前国技館に駆けつけた母校・紅陵大の応援団が「オース」という声援を送り、ひところの国技館名物となっていた。さらに数々の奇行でも知られ、特に兄弟子で年齢も近い出羽錦が絡んだ逸話は有名である。例えば、
*氷と魚の入った樽に塩を入れてかき混ぜたものを出してきた出羽錦が「この中に3分間手を突っ込めたら金を出そう」とけしかけた。周囲の取的たちはすぐに音を上げたが吉井山だけは3分間もってみせた。収まらない出羽錦は時間をごまかしたがそれでも吉井山は突っ込み続けて懸賞をせしめた。
*ちゃんこを食べ終えたのを見計らった出羽錦が水の入った一升瓶を持ってきて、これを飲んだら懸賞をやろうという。吉井山は平然と飲み干したが出羽錦はさらに一升瓶を2本持ってきて、これを飲めば懸賞を増やすという。吉井山は断らずこれも飲み干してしまった。
*冬の川を歩いて渡ったら金を出すといった出羽錦の挑戦を受けて立ち、平気な顔をして渡って見せた。
*移動用の船を待つ港で防波堤まで泳いで戻ってこいと言われたがこれも達成した。
さながら若手お笑い芸人が無理難題に挑戦させられるバラエティー番組のような話だが、吉井山は出羽錦の挑戦をことごとくクリアして懸賞をせしめ、出羽錦を降参させたのだという。
また、1959年5月場所、東十両14枚目だった吉井山は14日目まで7勝7敗。その晩、後援者と酒を飲んで泥酔。翌日目を覚まして今日が千秋楽と知らされ、ヨタヨタと駆けつけた時はすでに遅く、新十両の大鵬不戦勝になり、相撲を取らぬまま不戦敗で負け越したというエピソードもある。
取組ではなぜか平幕の二瀬山(最高位が前頭2枚目)に弱く、10戦全敗だった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「吉井山朋一郎」の詳細全文を読む




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