翻訳と辞書
Words near each other
・ 司敬
・ 司書
・ 司書とハサミと短い鉛筆
・ 司書房
・ 司書教諭
・ 司書教諭の講習
・ 司書教諭講習
・ 司書補
・ 司書講習
・ 司東利恵
司法
・ 司法のあり方を検証・提言する議員連盟
・ 司法の独立
・ 司法ミニマリズム
・ 司法・自由省
・ 司法修習
・ 司法修習所
・ 司法修習生
・ 司法修習生考試
・ 司法制度


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

司法 : ミニ英和和英辞書
司法[しほう]
【名詞】 1. administration of justice 
===========================
司法 : [しほう]
 【名詞】 1. administration of justice 
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 
司法 : ウィキペディア日本語版
司法[しほう]

司法(しほう)とは、実質的意義においては具体的な争訟について、を適用し、宣言することにより、これを裁定する国家作用のこと。また、形式的意義においては司法府に属する作用の総称をいう。
司法は行政立法と並ぶ国家作用の一つであり、司法作用を行う国家の権能を司法権といい、行政権立法権と対比される。
== 司法の概念 ==

=== 実質的意義の司法 ===
国家作用が作用自体の性質という点に着目して立法、行政、司法に三分類されるとき、これらはそれぞれ実質的意義の立法、実質的意義の行政、実質的意義の司法と概念づけられる〔塩野宏『行政法1 第4版 行政法総論』有斐閣、2005年、6頁、ISBN 4-641-12958-4 〕。
司法とは実質的意義においては「具体的な争訟について、法を適用し、宣言することにより、これを裁定する国家作用」と定義される。これは、近代以降の各国・各時代に通じる司法と司法権の共通項を示したものと言える。司法と司法権は、近代の権力分立制とともに生成してきた。そして、権力分立制の形態と内容が各国・各時代において異なるように、司法と司法権の形態と内容も各国・各時代において異なる。
国家作用が行政・立法・司法に分離独立するに至った歴史的経緯が各国により異なることもあり、司法という言葉で呼ばれる国家作用の内容は、各国・時代により当然異なる。特に行政と司法との理論的な区別の可能性については疑義も出されており、権限が与えられている官署の区別に対応しているに過ぎない(裁判所の職務が司法)との指摘もされている。
この点が典型的に現れるのは、行政事件の裁判に関する扱いである。
フランスドイツなど、大陸法系の国々では、司法とは「民事事件刑事事件裁判作用」を指し、行政事件の裁判を含まない。この意味での司法権は、法治主義や権力分立制の確立により、行政権から切り離され、独立した裁判所の権能とされるようになった。行政事件については、通常の裁判所とは別に行政裁判所が設けられ、そこで審理・裁判された。この行政裁判所は、行政権の一部を担うとされる。現在でも、フランスでは、国務院(コンセイユ・デタ)と呼ばれる機関が最上級審の行政裁判所としての権能を有しており、国務院は行政機関とされる。また、大日本帝国憲法における体制も、行政事件の管轄は行政裁判所にあるとされた。
他方、英米法(コモン・ロー)系の国々では、行政事件の裁判も司法に含まれると解され、行政事件の裁判作用は通常の裁判所の権能に属する。日本国憲法における「司法」「司法権」は、英米法系の制度に倣い、行政事件も通常の裁判所が裁判する(日本国憲法第76条1項、2項)。
極論すれば、各国で司法又はそれと同視し得る言葉により把握される国家作用について最大公約数的な定義をするとなると、「いわゆる裁判所と呼ばれる機関が有している国家作用の中核部分」というあまり意味のない定義で満足せざるを得ない。そこで、多少の齟齬を取り捨てて、より内容のある定義として示されるのが頭書の「司法とは、具体的な争訟について、法を適用し、宣言することにより、これを裁定する国家作用」という一文である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「司法」の詳細全文を読む

司法 : 部分一致検索
司法 [ しほう ]

===========================
「 司法 」を含む部分一致用語の検索リンク( 16 件 )
司法
司法制度
司法取引
司法大臣
司法官
司法審査
司法改革
司法書士
司法権
司法研修所
司法精神医学
司法裁判
司法解剖
司法試験
司法試験管理委員会
国際司法裁判所



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.