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十二国記の登場人物
・ 十二国記シリーズ
・ 十二夜
・ 十二夜 (1996年の映画)
・ 十二夜 (民俗行事)
・ 十二大祭
・ 十二天
・ 十二天将
・ 十二宮
・ 十二宮でつかまえて


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十二国記の登場人物 : ミニ英和和英辞書
十二国記の登場人物[じゅうにこくきのとうじょうじんぶつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 
十二 : [じゅうに]
 【名詞】 1. 12 2. twelve 
: [に]
  1. (num) two 
: [くに]
 【名詞】 1. country 
: [き]
 (n,n-suf) chronicle
登場 : [とうじょう]
  1. (n,vs) (1) entry (on stage) 2. appearance (on screen) 3. (2) entrance 4. introduction (into a market) 
登場人物 : [とうじょうじんぶつ]
 (n) the characters (in a play or novel)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 

十二国記の登場人物 : ウィキペディア日本語版
十二国記の登場人物[じゅうにこくきのとうじょうじんぶつ]

十二国記の登場人物(じゅうにこくきのとうじょうじんぶつ)では小野不由美の小説『十二国記』シリーズおよびそれを原作とするアニメ作品に登場する人物を列挙する。
各国の情勢については十二国を、外伝である『魔性の子』の登場人物については魔性の子#登場人物をそれぞれ参照されたい。特に断りがない場合は、常世とも呼ばれる作品の主な舞台となる世界を十二国世界もしくは十二国、日本・中国のことはそれぞれ蓬莱・崑崙と記述する。
== 慶東国 ==
; 中嶋陽子(なかじま ようこ): 声 - 久川綾
: 現在の慶東国国主。胎果であり、蓬莱(現代の日本)で生まれ育った女子高生だった。王気に導かれて蓬莱に渡ってきた景麒により訳も分からないまま十二国に連れ戻される。しかし直後に塙麟の使令とそれが呼び寄せた妖魔の襲撃により景麒は捕えられ、使令達ともはぐれて巧州国の虚海側の沿岸・配浪に流れ着く。日本に戻るべく景麒を探して当ても無く彷徨う内に、巧国の役人の目が手薄な〔巧国の役人達は陽子は海岸線付近を通って国境を越えようとすると読んでいた。結局、陽子は楽俊の提案もあり、巧国北方を虚海から青海までほぼ東西に縦断する事になる。〕巧国の内陸へと入り込み、そこで行き倒れたところを楽俊に拾われる。度重なる妖魔の襲撃や出会った者達の裏切り、更には水禺刀からの幻、青猿(声 - 岡野浩介)の讒言によって極度の人間不信に陥るが、楽俊の存在によって救われ、青猿の讒言に打ち克つ(この時、水禺刀の鞘を死なせる)。
: その後、巧国ではぐれた楽俊と延国で再会し景麒の正体と自身が連れて来られた理由を知り、そして尚隆に会う。尚隆から自分が人として死んでおり蓬莱に帰れば長くは生きていけない事と、慶国の状況を聞き、王になるか死かの究極の選択を迫られる。それを見かねた冗祐に「玉座を目指せば道は開ける」と励まされる。塙王との決着後、尚隆の援助の基で偽王・舒栄を伐ち倒し、新たな景王として即位した。
: 真っ赤な髪かつ、褐色の肌と碧色の瞳をした美少女〔蓬莱では少し日に当たっただけでも赤い色になるほど髪の色が抜けやすく、その素行を疑われるほどであった。〕。かつては寡黙で卑屈な性格だったが、現在は勇敢かつ正直者であり、行動は男勝りである。官からの赤子(せきし)〔十二国で「赤子」という単語は、赤ん坊の意味である〕。たびたび男装して「中陽子(ちゅうようし)」と名乗っては市井に下りる。慶国では近年は無能な王が続き、特に直近三代は暗愚な女王が続いた上にその後を継いだ偽王まで女だったため、最初はまともに国事を執り行えなかったが、和州の乱を機に信頼できる仲間を得、「伏礼を廃する」という初勅を出す事ができ、朝廷の整備も進みつつある。蝕で巧国に流された当初は絶望の中で日本で視聴していたテレビドラマの続きが気になっていたり、李斎が金波宮に駆け込む直前には兵士の食料を一人一食ハンバーガー一個(を一日三食)で計算するなど、時たま作品の初版が書かれた当時の日本の年頃の少女を垣間見せることがある。
: 十二国には国間での相互援助の概念や大使館などの在外公館が無い〔各国間の距離の遠大さや、覿面の罪の存在や、十二国の人々の多くは「自分の事は自分でなんとかするべし」と考えている事等が理由。〕事から、空位の間も自国・他国の民を援助する組織を作れないかと考えており、回復した泰麒に大使になってくれないかと打診した。
: 他人の顔色を窺って生きていたため、高圧的で女性蔑視する父親に意見できず、自分の志望校にも中学校時代の担任が薦める学校にも行けなかった〔父親は、自分の好みから陽子の学校の先生が薦める進学先より下のランクの学校を推した〕。成績はそこそこ優秀だった〔楽俊が「地面が球体だったら人は地面に立てない」と言われた時には、その説明が出来なかった。〕が政治には疎い。
: 王の着物がゆったりとした衣服を重ね着するため、動きにくい事も相まって着慣れた質素な服を好んでいる。市井に出る際は男装に近い格好であり、性格や言葉遣いもあって男に間違われることも少なくない。一部の官にも「女の匂いの乏しいまま王になった」と評されているが、本人は特に気にしていない様子。衣類や礼など、故郷とは違う十二国世界の慣習や考え方にはなかなかなじめない模様。
; 景麒(けいき): 声 - 子安武人
: 慶国の麒麟。慶国宰輔を務め、首都州・瑛州の州候も兼ねる。色味の薄い金髪で、外見は20代後半の男性。慈悲深いが生真面目な性格のため、冷徹だと思われがちである。必要最低限の言葉しか発しない。更に相手の考えを理解できないと重い溜め息をはく癖がある。
: 陽子の前は舒覚に仕えていた。元々の性格から彼女を引き蘢らせてしまったが、泰麒との交流を通じて人に優しくすることを学ぶ。使令の名前は当て字である。
; 白芥瑚(はく かいこ): 声 - 進藤尚美
: 景麒の女怪。羽毛に覆われた身体の鳥女。翼のような腕、金茶の縞のある背、足は羽毛に覆われた人型、長い尾がある。景麒の命令により、陽子が十二国世界に行く時の先導役になった。
; 冗祐(じょうゆう): 声 - 堀川仁
: 景麒の使令。種族は賓満(ひんまん)、岩でできたような顔色の悪い男の顔であり首から下が半透明のゼリー状の姿をしている、戦場や軍隊に出没する妖魔で、憑依した人の目を借りて憑依した者の戦闘能力を向上させる。陽子に憑りついている間は、景麒の命令により、無きものとして振舞っていた。陽子が偽王と戦うか元いた世界に戻るか悩んだ時には、景麒の命令を破って彼女に話しかけた。
; 班渠(はんきょ): 声 - 岡野浩介
: 景麒の使令。種族は猗即(いそく)。銅色の毛並みの大型犬に似た獣。脚が速く、最速の騎獣に匹敵する。
; 驃騎(ひょうき): 声 - 清水敏孝
: 景麒の使令。種族は鉤吾(こうご)。暗赤色の毛並みの豹。
; 重朔(じゅうさく)
: 景麒の使令。種族は雍和(ようわ)。巨大な体躯の狒狒型の妖魔。
; 雀胡(じゃっこ)
: 景麒の使令。種族は飛鼠(ひそ)。耳の短い兎のような妖魔。
; 大木鈴(おおき すず): 声 - 若林直美
: 明治時代の生まれの海客。別名・木鈴(もくりん)。生家の口減らしのため身売り奉公に出されたが、奉公先の東京に向かう道中で蝕に流され、保護された街から引き渡された朱旌に交じって雑務婦として生きながらえた。言葉が通じない事に苦しんでいたが、才国で梨耀に出会い、彼女に懇願して仙籍に入り下働きとして働く。しかし同時に「笨馬(=粗末な娘・愚か者)」と罵られ、仙籍から外される恐怖から逃げ出す事もできずに、約100年間を彼女の熾烈な仕打ちに耐えながら過ごした。
: 夜中に甘蕈(かんきん)〔凌雲山の断崖に生える灌木に付着する苔のような茸。〕を取りに行かされた際、梨耀の騎獣である赤虎をけしかけられた〔梨耀は鈴を助ける為と采王・黄姑に言い訳している。〕事で溜まりに溜まっていた鬱憤が爆発し、その赤虎を御して梨耀からの執拗な酷使から逃げ出し長閑宮に駆け込んだ。そして采王に自らの仙籍の保護と旅費などの援助を受け、同じ蓬莱出身の景王に憧れて慶国を目指す。途中、連れとなった清秀が和州で昇紘により轢殺され景王を恨むようになり、景王を暗殺しようと王宮に向かうも王が留守だったため果たせず、夕暉の勧誘を受け内乱に身を投じる。その最中に陽子と出会い、和州の乱後は慶国の女御(王の衣服係)として王宮に侍る。
; 祥瓊(しょうけい): 声 - 桑島法子
: 姓名は孫昭(そんしょう)。紺青色の髪と紫紺色の瞳を持つ美少女。先の芳国の公主として13歳から30年以上贅沢な暮らしをしていたが、公主としての責任を知らずに放棄したため民に憎まれ謀反により全てを失う。月渓により仙籍を削除された上で浮民の子供・玉葉とされて、彼が州侯を勤める恵州の新道の里家での貧しい生活を強いられる。3年後、旅芸人の興行を見た里家の子供達から慶国に同い年の女王(陽子)が即位した話を耳にし、同い年の女が何の苦労もせずに自分の失った物全てを手に入れたと思い込み逆恨みする。その後、里家の人間に素性がばれ、里の人々から私刑車裂きにされかかったところを沍姆の知らせを受けた恵州師に助命され、月渓の配慮で恭国に送られるが、珠晶から与えられたの処遇を屈辱と受け、恭国の王宮の宝物を盗んで出奔、景王の位を簒奪しようと慶国に向かう。
: しかし指名手配されたため柳国で役人に捕まり盗品を没収されほぼ無一文になり、前日泊まった宿で相部屋になった楽俊と共に旅を続ける。そして彼から公主としての責任と、陽子が登極するまでの経緯を知り、公主としての自覚と反省を促される。たどり着いた和州で磔刑を執行しようとする役人に石を投げ、逃げる途中で桓魋に助けられ内乱に協力する。その後拓峰で追い詰められていた陽子、鈴らを援護し、同時に陽子が景王である事を知る。
: 勅命無しで禁軍が派兵された際、30年の王宮生活から「宮中の黒い部分」を知る彼女の経験が生かされ、和州の汚職の黒幕である靖共の存在を暴き出し、反乱軍の兵士に「王師は絶対に動かない」と説得した。和州の乱後は慶国の女史(王の執務を助ける最下級の文官)として王宮に侍り、氾王が訪問した際にはその美的感覚を認められ、2人の世話に奔走した。
: アニメでは「偲芳歌」という都の歌を時折口ずさみ、幸せな王宮時代を思い出していた。しかし公主としての責任を自覚した後は歌詞の「かわいい人形」をかつての無知な自分と重ねており、忌み嫌っている。
; 浩瀚(こうかん): 声 - 乃村健次
: 元・麦州侯。松塾出身。舒栄を偽王と断じて抵抗するも、陽子率いる偽王討伐兵がそれを聞いて駆けつけた時には既に偽王軍に捕らえられた後だった。唯一偽王に下らなかった州候で、それを逆手に靖共によって謀反の疑惑をかけられ、国外追放に処され、移送中に靖共の手下に襲われるも桓魋達によって難を逃れる。和州の乱後には潔白が証明され、六官の長である冢宰に就任。有能で怜悧な人物。見た目は30歳前後。
: 桓魋を軍の士官にするため彼の戸籍の半獣の記述を破り捨てたり〔陽子が半獣差別を撤廃するまで、慶国では半獣は上大夫以上の官位に就けなかった。ちなみに王師の将軍の位は上大夫の一つ上の卿である。〕、先の予王の女性追放令に対して「船が足りない」などと言い訳して民の国外輸送を引き伸ばすなど、国法よりも道を重視して事を為す政治的に大胆な面もある。しかし天の理に反して予王を弑する勇気と覚悟はなかった。
; 柴望(さいぼう): 声 - 堀川仁
: 浩瀚の部下で、元・麦州州宰。浩瀚が冢宰に任じられると同時に和州侯に任じられる。
; 桓魋(かんたい): 声 - 松本保典
: 姓名は青辛(せいしん)。浩瀚の部下で元・麦州師左将軍。浩瀚の救助と呀峰の悪行を朝廷に知らしめるために明郭で反乱軍を結成していた。武官に追われていた祥瓊を助け仲間に引き込む。の半獣であり、華奢な見た目以上の怪力を持つ。殊恩党が起こした止水郷襲撃を利用して和州州都・明郭を配下の兵士に襲撃させる。和州の乱後は禁軍左将軍を務める。人員不足のため下位の兵士の訓練にも将軍である彼が駆り出されている。
: 浩瀚には深い忠誠心を持っており、「麦候が予王を殺せと言われれば殺していたが、麦候の命令なく自分の意思だけで予王を殺そうとは思わなかった」と月渓に語っている。慶国の勅使として芳国に赴き、その折の会談が恵候月渓が仮王として立つ決意をする一助となる。時折陽子のストレス解消の相手になっている模様。
: 実家は多数の官吏を輩出している有数の商家で、兄弟は皆高官。不自由のない環境で育ったため、家事全般が不得手〔ドラマCD 十二国記夢三章『地に獣』〕。
; 労蕃生(ろうはんせい)
: 浩瀚や柴望とは知己で、虎嘯とも古馴染み。和州の乱の最中は侠客をしており、何でも仲介するが人の仲介は好まない。茶斑の頭をしている。
; 虎嘯(こしょう): 声 - 西凛太朗
: 和州で安宿を経営していた。昇紘を追放するため同志を募り殊恩党を結成、謀反をおこす。和州の乱後は大僕として陽子の警護をしている。遠甫の邸宅に住んでいる。
; 夕暉(せっき): 声 - 野島健児
: 虎嘯の弟。兄の宿屋の実質的な経営者だった。鈴を殊恩党に勧誘する。頭が良く、党の参謀役だった。和州の乱後は瑛州の少学に通っている。弓矢が得意。都市計画に興味を持っている模様。
; 遠甫(えんほ): 声 - 西村知道
: 氏名は乙悦(おつえつ)。自力昇仙した飛仙・老松で、かつて達王に請われて仕えたとされる伝説の松伯(しょうはく)である(仙の呼び名については十二国#仙を参照)。延麒と面識がある。達王に仕えた後は麦州・支松(古称は支錦)で人道や世界の理を説く私塾(義塾)、松塾の閭胥のような事をしており、浩瀚や柴望らを教えた。松塾は他国から生徒が来るほど有名だった。和州の乱の一昨年ほど前、靖共の部下になれという松塾への要求を拒否したため松塾が暴漢(靖共一派の刺客)に焼討ちにあった後、景麒の計らいで瑛州固継の閭胥として身を潜める。和州の乱後は王宮に復帰し、三公(王の教育係)の筆頭・太師を務める。
; 蘇桂桂(そ けいけい): 声 - 千葉千恵巳
: 幼くして家族を喪った少年。本名は蘭桂(らんけい)であり、桂桂は小字(子供の呼び名)。姉と共に固継の里家(孤児と、60歳以上の班田を返上した老人が暮らす施設)で生活していた。遠甫拉致の際、襲われ重傷を負う(アニメでは錯乱した浅野に銃で撃たれる)が回復する。現在は、陽子と遠甫の保護のもと、奄として金波宮で暮らしている。成長後、桂桂自身に自分の道を決めてもらうために仙籍には入っていない。
; 蘇蘭玉(そ らんぎょく): 声 - 川上とも子
: 16歳、桂桂の姉。陽子が街に下りて初めて交流をもった女友達。遠甫の拉致を図った何者かに惨殺される。その際、偶然見つけた陽子の御璽をとっさに守った。
; 清秀(せいしゅう): 声 - 平松晶子
: 慶国から巧国、そして奏国へと国の荒廃のために逃れてきた難民。12歳前後の少年。巧国で父親を妖魔に襲われて亡くし、奏国で母親を病気のために亡くす。新王即位の報を聞いて国に帰るために船に乗った際に鈴に会い、共に旅をする。自身の不幸自慢をする鈴に怒り、不幸の平等性を説いた。
: 妖魔に襲われたときに負った頭部の傷がもとで失明し衰弱、最期は和州止水郷で昇紘により轢殺される。蜜柑色の髪が特徴的。
; 玉葉(ぎょくよう): 声 - 寺内よりえ
: 陽子の即位当初身の回りの世話をした女官のひとり。もともと先王の時代には、春官で学校の整備に携わる下官のひとりだった。前向きな性格で、予王の治世末期に国中の女が国外に追放された時、いい機会だとして各地の学校を見て回った。なお、「玉葉」とは器量良しの女性を指す字である。
; 舒覚(じょかく): 声 - 藤田淑子
: 陽子の前の景王。字は恩幸(おんこう)、諡は予王。景麒の最初の王。商家の出身で、貴色は青。思慮深く心優しい女性で、決して玉座に値しない人柄ではなかったが、繊細かつ気弱で、内気過ぎる性格。景麒の美しさに惹かれて玉座を受け入れた。
: 即位直後は王としての務めを真面目に果たそうとしたが、官吏たちの頑強な抵抗に国事への自信を無くし、王宮の奥に引きこもる。割れると血飛沫が飛び散るように見える陶鵲に対しては顔から血の気が引き「わかっている。」と小さく言って俯いて退席した。一見冷淡な景麒の言動に傷つくこともあった。彼女の求めた幸せは自分自身の人の女性としての凡庸な幸せであり、民を幸せにする事を考えなかった。後に泰麒との交流がきっかけで不器用な優しさを見せた景麒に恋心を覚え、嫉妬のあまり国中の女性を追い出そうとして国を傾けた。結果景麒は失道し、彼を救うために自ら退位し、蓬山で崩御して6年の治世を終えた。泉陵に葬られ、堯天に祀られている。
; 秋官長: 声 - 金月真美
: 慶国の秋官長。靖共の派閥に属していた。和州の乱の後も辛うじて地位を保つが、陽子に頭が上がらなくなった。原作では明確な描写は無いが、アニメでは30歳前後の女性。
; 夏官長: 声 - 佐々木健
: 慶国の夏官長。靖共の派閥に属していた。アニメでは30歳前後の気弱そうな男性。
; 迅雷(じんらい)
: 桓魋の前の禁軍左将軍。靖共の命を受け禁軍を動かす。和州の乱の後は、中将軍、右将軍ともども瑛州師に異動される。アニメ版では、自ら禁軍を辞職した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「十二国記の登場人物」の詳細全文を読む




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