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井上良馨 : ミニ英和和英辞書
井上良馨[いのうえ よしか]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [い]
 【名詞】 1. well 
: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
: [りょう]
 【名詞】 1. good 

井上良馨 : ウィキペディア日本語版
井上良馨[いのうえ よしか]

井上 良馨(いのうえ よしか、弘化2年11月3日1845年12月1日) - 昭和4年(1929年3月22日)は、幕末から明治時代の日本軍人元帥海軍大将従一位大勲位功二級子爵薩摩国(現鹿児島県)出身。
==経歴==

=== 海軍経験を重ねる ===

薩摩藩士・井上七郎の長男。幼名は直八。同郷で6歳年下の井上良智海軍中将との血縁はない。名前がよく似ている長州出身の井上馨とも関係がない。
文久3年(1863年)8月に勃発した薩英戦争で初陣を飾り、野津鎮雄(後に陸軍中将)の指揮下で沖小島砲台の警備に就いた。この戦いで薩摩藩はすべての砲台を艦砲射撃で破壊され、9名の死傷者を出した。物的被害に比べて格段に少ない人的被害の中に井上も含まれ、弾丸の破片で左腿貫通の重傷を負った。井上はこの怪我で恐れをなすどころか、イギリス海軍の破壊力と機動力に魅了され、陸軍から海軍に転向することを決意して治癒に励んだ。完治と同時に薩摩藩海軍に入隊し、船乗りとしての基礎訓練を受けた。
慶応4年(1868年)より「春日艦」の小頭を命じられ、戊辰戦争に参戦した。上官に勝海舟門下生の伊東祐亨がおり、大いに影響された。新政府での井上の経歴は伊東の経歴と非常に似通っており、日清戦争の戦功で伊東が突き放すまで、両者はほぼ同時に昇進している。明治3年(1870年)に軍艦を政府の所有物と定めるまでは、新政府海軍の軍艦は各藩の所有物とされていたため、井上は新制度制定まで「春日艦」に乗り続けた。したがって春日艦が戦列に加わった慶応4年1月の阿波沖海戦、明治2年(1869年)3月の宮古湾海戦、4~5月の箱館戦争にすべて参加している。
新制度制定に合わせて「龍驤」乗組に代わり、中尉に任官。「龍驤」で経験を重ね、副長に任命されるとともに少佐まで昇進した。明治5年(1872年)、「春日」艦長に就任。「春日」艦長を2年間勤める。この期間、郷土の名士であった西郷隆盛征韓論に共鳴したが、新政府海軍の職分を重んじ、西郷に随行することなく「春日」艦長に留まった。任期中に佐賀の乱台湾出兵が連続して起きたが、春日は鎮圧部隊に召集されなかったため、井上も従軍していない。
明治7年(1874年)10月、艦長として「雲揚」に着任した。政府は朝鮮王朝に外圧をかけるべく、翌8年(1875年)5月に「雲揚」と「第二丁卯」を派遣した。征韓論者である井上は嬉々として釜山に乗り込み、示威砲撃訓練や無断測量などの挑発を重ねて朝鮮西岸へ進出した。同年9月15日、江華島砲台は遂に井上の挑発に屈して反撃し、「雲揚」が応戦して砲台を陥落させた。いわゆる江華島事件である。砲台を陥落させた井上は早速「雲揚」を帰国させ、長崎より顛末を川村純義中将に報告した。
10月、「雲揚」から建造中の「清輝」に乗り代わり、3隻目の艦長となった。「清輝」艦長時代は中断をはさみ4年弱もの長期に渡る。この間に西南戦争が始まり、西郷に共鳴しつつも新政府海軍の中堅士官である井上は、新政府軍を率いて故郷と戦う決意をした。西南戦争は陸軍主導の内戦であり、海軍のできることは海上輸送と沿岸砲撃支援ぐらいであった。井上が指揮する「清輝」は主に宮崎方面で行動し、激戦に加わることはなかった。都城方面に薩摩軍が進入し、延岡と鹿児島の連絡路が分断された際に、細島から鹿児島へ海路緊急輸送を行ったのが目立つ行動である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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