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下筌ダム : ミニ英和和英辞書
下筌ダム[しもうけだむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [した, もと]
 (adv) under (esp. influence or guidance)

下筌ダム : ウィキペディア日本語版
下筌ダム[しもうけだむ]

下筌ダム(しもうけダム)は大分県日田市熊本県阿蘇郡小国町にまたがる、一級河川筑後川水系津江川に建設されたダムである。
国土交通省九州地方整備局が管理をする国土交通省直轄ダムで、高さ98.0メートルアーチ式コンクリートダムである。1953年(昭和28年)6月昭和28年西日本水害による被害を受け、筑後川水系治水基本計画の一環として下流にある松原ダム(筑後川)と同時に建設された特定多目的ダムであり、筑後川の治水と日田市への利水、水力発電を目的としている。また、菊池川水系とトンネルによって貯水を融通している。ダム建設に伴って繰り広げられた日本最大級のダム反対運動・「蜂の巣城紛争」の舞台としても知られている。ダムによって形成された人造湖は、蜂の巣城紛争にちなんで蜂の巣湖(はちのすこ)と命名された。
==沿革==

1953年(昭和28年)の昭和28年西日本水害を契機に建設省(現国土交通省九州地方整備局)は多目的ダムによる洪水調節を図り、「筑後川総合開発事業」に基づき筑後川本川に松原ダム、左支津江川に下筌ダムの建設を行った。両ダムとも1973年(昭和48年)に完成し現在は国土交通省九州地方整備局筑後川ダム統合管理事務所によって総合的に管理されている。
ダムの型式は筑後川水系で唯一のアーチ式コンクリートダム。当初は堤高108.0mで9門の非常用洪水吐と3門の常用洪水吐を持つダムとして計画されていたが、後に計画変更となり堤高を10m下げて98.0mとし、洪水吐も減らした。目的は洪水調節と発電であったが1977年(昭和52年)より松原ダムと共に再開発事業に着手。有明海ノリ養殖に必要な維持流量の確保のために不特定利水を追加、更に上水道目的も追加した。現在は福岡県佐賀県の有明海漁業協同組合の要請を受けると養殖に必要な維持流量分をその都度放流し、ノリ生育を助ける重要な役割を担っている。また、度重なる洪水において上流からの流木を塞き止め、下流への流倒木災害を防いでいる。
更に導水トンネルを通して竜門ダム菊池川水系迫間川)の斑蛇口湖との間で導水を行い、渇水期における水の融通を図ることで有効な水資源の運用を行い、水不足に陥り易い福岡都市圏への上水道供給を図っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「下筌ダム」の詳細全文を読む




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