翻訳と辞書
Words near each other
・ 三上隆雄
・ 三上雄石
・ 三上雅士
・ 三上骨丸
・ 三上龍哉
・ 三上龍矢
・ 三下
・ 三下り半
・ 三下半
・ 三下奴
三不善根
・ 三世
・ 三世 (日系人)
・ 三世一身の法
・ 三世一身法
・ 三世因果
・ 三世寺
・ 三世新社
・ 三世浜村蔵六
・ 三世皇帝


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

三不善根 : ミニ英和和英辞書
三不善根[み]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [み]
  1. (num) three 
: [ふ]
  1. (n-pref) un- 2. non- 3. negative prefix
不善 : [ふぜん]
 【名詞】 1. evil 2. sin 3. vice 4. mischief
: [ぜん]
 【名詞】 1. good 2. goodness 3. right 4. virtue 
善根 : [ぜんこん]
 【名詞】 1. good deeds 2. charity
: [こん, ね]
 【名詞】 1. root 

三不善根 ( リダイレクト:三毒 ) : ウィキペディア日本語版
三毒[さんどく]

三毒(さんどく、, トリヴィシャ)とは、仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩、すなわち(とん・じん・ち)を指し、煩悩を毒に例えたものである。
== 概要 ==
三毒は人間の諸悪・苦しみの根源とされている。ブッダの説いた根本仏教、大乗仏教を通じて広く知られている概念である。例えば、最古の経典と推定される南伝パーリ語のスッタニパータに、を克服すべきことが述べられている。更に中部経典(マッジマニカーヤ majjhima nikāya)においては「三不善根」(skt:akuśala-mūla, pali:akusala-mūla)として記され、3つがまとめて論じられている。三毒(三不善根)は悪の根源であり、それが展開されて十悪となる。
大乗仏教でも妙法蓮華経譬喩品第三の、いわゆる「三車火宅のたとえ」に「ブッダは、衆生の生老病死、憂い、悲しみ、苦悩、無知、混乱や三毒から解放する為に三界に姿を現したのだ」と説かれ、三毒などの煩悩を家についた火に喩えている他、般若経華厳経にも記載がある。
存覚が「貪欲を生じ瞋恚をおこすことも、そのみなもとをいえば、みな愚痴よりいでたり」と述べるように、三毒の根源はであるとされる。
なお、別に三惑ともいうが、後世の天台宗学における三惑(無明惑・見思惑・塵沙惑)を指して呼称するようになったので、現在は三毒と呼称するのが常となっている。
大乗義章』五に「三毒通じて三界の一切煩悩を摂し、一切煩悩はく衆生を毒すること、それ毒蛇の如く、また毒龍の如し(三毒は三界の一切の煩悩を包んでいる。一切の煩悩が人々を毒するのは、毒ヘビや毒龍のようなものだ)」とある。また『法界次第初門』巻上には「毒は毒を以て義とす。(中略)出世の善心を壊すを以ての故に(三毒の毒とは毒すなわち毒薬の意味である。解脱しようとする善の心を壊してしまうからだ)」とある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三毒」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Three poisons (Buddhism) 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.