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リビウス・セウェルス : ミニ英和和英辞書
リビウス・セウェルス
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


リビウス・セウェルス ( リダイレクト:リウィウス・セウェルス ) : ウィキペディア日本語版
リウィウス・セウェルス

フラウィウス・リウィウス・セウェルス・セルペンティウス(Flavius Libius Severus Serpentius〔第二名(族名)の"Flavius"はエジプトに現存しているパピルス古文書による。
hypomnema an den Defensor civitatis, enthaltend die Cessio bonorum seitens eines verhafteten Schuldners,461 〕〔第三名(家名)の"Serpentius" は''Chronica Paschale'' およびTheophanes Confessorによる。 (AM 5955)〕 420年頃 – 465年8月15日)は西ローマ皇帝(在位:461年11月19日 - 465年8月15日)である。ホノリウスから数えて8人目の皇帝。ルカニア出身の元老院議員〔Cassiodorus, ''Chronicle''; ''Chronica Gallica of 511'', 636.〕であり、リウィウス・セウェルスは西ローマ帝国末期の皇帝の一人となったが、実権はマギステル・ミリトゥム(軍務長官)のリキメルに握られており、何らの権力もなく、帝国を脅かす諸問題の解決もできなかった。 史料は彼を敬虔な信心深い人物であったと述べている〔''Laterculus imperatorum''.〕。歴史家エドワード・ギボンは彼の4年の治世とアンテミウスが即位するまでの死後2年程の期間を区別する必要のない「空位の6年間」と呼んだ〔。
== 生涯 ==

=== 即位 ===

456年にリキメル将軍とマヨリアヌス将軍がアウィトゥス帝を廃位し、457年にマヨリアヌスが西ローマ皇帝に即位した。マヨリアヌス帝は意欲的に国政改革に取り組んで西ローマ帝国の立て直しを図り、さらにガリアブルグント族そしてヒスパニア西ゴート族を打ち破り、彼らを再び服属させることに成功した。マヨリアヌス帝は北アフリカを占拠するヴァンダル族を討つべく、ヒスパニアで遠征艦隊の編成に着手するが、ヴァンダル族の奇襲を受けて艦隊は出発する前に焼き払われてしまった。ヴァンダル族と不利な内容の和議を結んだマヨリアヌス帝はイタリアへの帰還途中でマギステル・ミリトゥム(軍務長官)のリキメルに捕えられ、461年8月7日にリキメルはマヨリアヌスを殺害した。これにより西ローマ皇帝が不在となり、東ローマ皇帝レオ1世ヴァンダル王ガイセリックそしてリキメルとの間で西ローマ皇帝の座を巡る争いが起こった。
ローマ帝国は名目上はなお統一体であり、伝統的に東ローマ皇帝には同僚たる西ローマ皇帝を承認する権利があった。蛮族出身のリキメルは自身が皇帝になることはできなかったため、傀儡にしうる弱体な皇帝を必要としていた。ヴァンダル王ガイセリックは455年のの際にウァレンティニアヌス3世の皇后リキニア・エウドクシアと皇女、の姉妹を連れ去っており、姉皇女のエウドキアはヴァンダル王子と結婚させられ、これによりヴァンダル王家は皇族の縁戚となり、ガイセリックは妹皇女プラキディアと結婚したオリブリオスを皇帝候補として推した〔。
オリブリオスを選出させるためにガイセリックはマヨリアヌス帝と結んだ条約は彼の死によって無効になったと称してイタリアやシチリアを襲撃し、帝国に圧力をかけた〔。リキメルは使節を送ってガイセリックに条約を順守するよう求め、この一方、レオ1世も使節を派遣して襲撃の中止と元皇后と皇女姉妹の解放を要求した〔。
ヴァンダル族の圧力にもかかわらず、リキメルはオリブリオスを一顧だにせず元老院議員リウィウス・セウェルスを西ローマ皇帝に据えることにした。リウィウス・セウェルスは出自や経歴、人柄を伝える記録がほとんどない無名の人物だった〔ギボン 1996,p.318.〕。461年11月19日、ラヴェンナにおいてリウィウス・セウェルスは皇帝に選出された〔Theophanes, ''Chronografia'', AM 5955; ''Chronica Gallica of 511'', 636.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Libius Severus 」があります。




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