翻訳と辞書
Words near each other
・ アイ琿条約
・ アイ高野
・ アゥルタネース
・ アゥルネースシスラ
・ アウァアゥアウウ
・ アウァリクム包囲戦
・ アウアチャパン県
・ アウアー
・ アウアーバハ
・ アウィケンナ
アウィトゥス
・ アウイナイト
・ アウイライト
・ アウイン
・ アウェアネス
・ アウェアネス・トレーニング
・ アウェアネス・リボン
・ アウェイ
・ アウェイク
・ アウェイク (映画)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アウィトゥス : ウィキペディア日本語版
アウィトゥス

エパルキウス・アウィトゥス(EPARCHIVS AVITVS〔古い資料には''Marcus Maecilius Avitus''の名が見られるが、現代では''Eparchius'' のみが受け入れられている。ICVR-08, 20823: ''Locus Geronti presb(yteri) / depositus XIIII Kal(endas) Iul(ias) / cons(ulatu) Eparchi Aviti''.〕、385年頃〔アウィトゥスは420年に最初の公職に就いている。シドニウス=アポリナーリスはこの時の彼を''iuuenis''(青年)と表現しており、30歳から45歳と推定される。''iuuenis''(青年)の年齢類型については次を参照せよ。
Andrew Gillet, "The Birth of Ricimer," ''Historia: Zeitschrift für Alte Geschichte'', Vol. 44, No. 3, 1995, p. 383 note 23.〕 - 456年10月17日以降/457年)は西ローマ皇帝(在位:455年7月8日/9日 - 456年10月17日)である。ホノリウスから数えて6人目の皇帝。ガリア系ローマ貴族の出身の元老院議員であり、文武両官の顕職を歴任した。455年にペトロニウス・マクシムス帝が横死すると西ゴート族の後ろ盾を得て西ローマ皇帝に即位したが、翌456年にリキメル将軍とマヨリアヌス将軍によって廃位され、にされたが、程なく殺害されている。
==生涯==

=== 出自と官歴 ===
アウィトゥスはクレルモンのガリア系ローマ貴族の家庭に生まれた。彼の父は421年に執政官を務めたと考えられており、アウィトゥスには後にビリ・イルストリス(''vir inlustris'':「著名な男」)の称号を与えられたアグリコラ(440年 -507年以降)とユリウス・ネポス帝の時代にパトリキの称号を与えられ軍務長官(マギステル・ミリトゥム)を務めたの二人の息子がおり、娘のはシドニウス・アポリナリスに嫁いでいる。現存するシドニウスの書簡と頌詩はアウィトゥスの時代を知る重要な史料となっている。
アウィトゥスは当時の彼の階級としては典型的な法学を含む各種学問を収めた。421年以前に郷里の減税を請願するためにアウィトゥスは有力なパトリキウスだったフラウィウス・コンスタンティウス(421年に短期間、皇帝即位)の元へ使いをし、この任務を成功させている。彼の親類のテオドルスが人質として西ゴート王テオドリック1世の宮廷に拘留されており、425年か426年にアウィトゥスはテオドルスとの面会に訪れ、ここでテオドリック1世はアウィトゥスに自身の宮廷に留まるよう勧めた。439年頃に西ゴート宮廷でアウィトゥスはテオドリック王子(後のテオドリック2世)と出会い、若い王子にラテン語詩文を教授している。
その後、彼は軍歴を務め、軍務長官アエティウスの指揮下でとノリクム属州での戦役(430年 - 431年)そしてブルグント族との戦い(436年)に従軍した。437年、ビリ・イルストリスに昇格したアウィトゥスは郷里のアベニアに戻り、ここで高官(おそらくはガリア軍区司令官職)に就き、この年に彼はフン族の集団の襲撃をクレルモン近くで撃退し、さらにテオドリック1世にナルボンヌ包囲を止めさせている。439年にに就任し、西ゴート族との友好条約を更新した。
440年夏以前に彼は引退してクレルモン近郊のアヴィタクムの所領に隠遁した。451年にアッティラ率いるフン族の軍勢が西ローマ帝国に侵攻するとアウィトゥスはテオドリック1世にローマと同盟するよう説得し、そしてテオドリック1世とアエティウスの合同軍はカタラウヌムの戦いでアッティラを打ち破ることができたが、この戦いでテオドリック1世は戦死した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アウィトゥス」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.