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メフィスト賞 : ウィキペディア日本語版
メフィスト賞[めふぃすとしょう]
メフィスト賞(メフィストしょう)とは、株式会社講談社が発行する文芸雑誌『メフィスト』から生まれた公募新人賞である。
== 沿革と概要 ==
未発表の小説を対象とした新人賞である。特徴としては、対象となるジャンルが『エンタテインメント作品(ミステリーファンタジーSF伝奇など)〔講談社ノベルス講談社BOX 原稿募集!|webメフィスト 〕』という大まかな区分であること、明確な応募期間が設けられていない〔原稿の到着が選考に間に合わなかった場合は次回の選考に回されるため、実質的に通年募集である。〕こと、『メフィスト』の編集者が下読みを介さず直接作品を読んだ上で選考を行うなど、既存の公募文学賞とは異なり持ち込みを制度化したような賞といえる。受賞に値する作品がなかった場合は、次回持ち越しとなるため欠番は発生しない。『メフィスト』には選考結果だけでなく、座談会形式で編集者が注目した作品が紹介され、受賞に至らないが興味深い作品の場合は応募者とコンタクトを取るとし、それが講談社からのデビューに繋がることもある。また、かつては話題に上らなかったり規定を外れた作品にも1行程度の寸評が必ず掲載されていた〔受け付けないと明記していた手書き原稿にも寸評が掲載されていた。〕。
創設当初から賞金は存在しないが、受賞がそのまま出版につながるため印税が賞金代わりとなる。受賞作は基本的に講談社ノベルスで出版されるが、ハードカバーソフトカバーで出版されたこともある。受賞者には講談社の『江戸川乱歩賞』と同じく〔第48回まで。第49回からは「江戸川乱歩像」に変更。〕シャーロック・ホームズ像が進呈される〔ロンドンにあるシャーロック・ホームズ博物館の1階にある土産物屋で販売されている物(10ポンド)であるが、編集者が定期的にまとめ買いしたため値上がりしたという(森博嗣 『作家の収支』 p43)。〕〔「私にとってのメフィスト賞」望月守宮 - 望月守宮〕が、授賞式は行われない〔2012-12-31 - 矢野龍王の「ブログ★コロシアム」 - 矢野龍王のブログ。ホームズ像の写真あり〕。
現在では年に最大3人がデビューするため、編集作業の進捗状況により受賞順に出版されるとは限らない(第46回 - 第48回の受賞作は第45回の『図書館の魔女』よりも先に刊行された)。
2013 VOL.3 の巻末座談会で、次号より原稿規定が変更される旨が告知され、2014年4月2日の『メフィスト 2014 VOL.1』で、新しい応募要項が発表された。大きな変更点は、講談社BOX新人賞と統合されたこと、規定のフォーマット〔メフィスト賞では、A4に縦書き、1段組、1行40字×40行(講談社文庫の2ページ分に相当)〕で85〜180枚(原稿用紙換算で約330〜700枚)という原稿枚数の規定が設けられたことである〔講談社ノベルス講談社BOX 原稿募集!|webメフィスト 〕。それまでは枚数の上限が設定されておらず、原稿用紙換算で約1400枚の清涼院流水『コズミック』や、約3500枚の高田大介『図書館の魔女』などが受賞していた(講談社BOX新人賞でも原稿用紙換算2170枚の神世希『神戯』などが受賞していた)。また、どちらの賞でもすべての投稿に寸評がついていたが、取りやめが告知された〔『メフィスト 2014 VOL.1』 座談会結び〕。募集要項に『人生で最も影響を受けた小説』の記載が追加された。
旧要項時代には寸評があったため原稿が到着し受付られたかを確認できたが、新要項での募集以降は確認できないため、編集部が受け付けた原稿のタイトルをWeb上に記載することで対応している〔 受付原稿リスト 〕。
なお枚数に下限があるため短編1作では対象にはならないが〔天祢涼 ">メフィスト賞大特集!「メフィスト賞と幻の短編」天祢涼 - 講談社BOOK倶楽部〕、連作形式で規定枚数に達していれば対象となり、第51回の『恋と禁忌の述語論理』は1作が約90ページ〔講談社ノベルス版。全体で320ページ〕の短編4作で刊行されている。また旧要項でも第3回の『六枚のとんかつ』は短編15作で刊行されている。
現在では受賞者により同窓会が開催されている〔メフィスト賞同窓会 - 高田崇史のブログ〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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