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メフィスト・ワルツ : ウィキペディア日本語版
メフィスト・ワルツ

メフィスト・ワルツ』(ドイツ語:''Mephisto-Walzer''、英語:''Mephisto Waltz'')とは、フランツ・リストが作曲したピアノ曲及び管弦楽曲である。この題がつけられた作品は4曲存在し(うち1曲は未完)、第1番は1856-61年頃に、残りの3曲は晩年の1878-85年にかけて作曲された。このうち第1番のみが有名で、ピアノ曲としても管弦楽曲としても頻繁に演奏、録音されている。
== 各曲の概要 ==

=== メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S.514 ===

かねてからファウスト伝説に強く惹かれていたリストが、同郷の詩人ニコラウス・レーナウによる長大な詩から霊感を得て作曲したピアノ曲が「村の居酒屋での踊り(''Der Tanz in der Dorfschenke'')」、すなわちメフィスト・ワルツ第1番である。この曲は、管弦楽曲レーナウの「ファウスト」による2つのエピソードの第2曲(S.110/2)という形でも知られている〔かつてはこの管弦楽曲版がピアノ独奏版に編曲されたと考えられてきたが、近年の研究よりピアノ版がオリジナルである可能性が指摘されている (Ben Arnold, ''The Liszt Companion'', p128) 。〕。同時期に4手ピアノ版(S.599/2)も作られたが、そちらが管弦楽版に忠実な編曲となっているのに対し、ピアノ独奏版は独自の音楽を展開している。
曲の元となったストーリーは以下のようなもの。
「ファウストとメフィストフェレスは、農民たちが踊り集う居酒屋に現れる。楽士からヴァイオリンを取り上げたメフィストは、憑かれたかのように弾き始め、農民たちを陶酔のなかに引き込む。ファウストは黒髪の踊り子を抱いて星の夜へと連れ出し、森の中に入ってゆく。開いた戸から、夜鳴き鶯の鳴き声が聞こえてくる。」

作品は作曲当時としては斬新な和声が使われており、冒頭の五度の積み重ねによる和音はその主たるものである。なお、リストはのちに2つの挿入部分を書き残しており、1982年に『新リスト全集』で初めて出版された。
このピアノ版は、弟子のカール・タウジヒに献呈されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メフィスト・ワルツ」の詳細全文を読む




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