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マリアナ諸島空襲 : ミニ英和和英辞書
マリアナ諸島空襲[まりあなしょとうくうしゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しょ]
  1. (pref) various 2. many 3. several 
諸島 : [しょとう]
 【名詞】 1. archipelago 2. group of islands
: [しま]
 【名詞】 1. island 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
空襲 : [くうしゅう]
  1. (n,vs) air-raid 

マリアナ諸島空襲 : ウィキペディア日本語版
マリアナ諸島空襲[まりあなしょとうくうしゅう]

マリアナ諸島空襲(マリアナしょとうくうしゅう)は、太平洋戦争中の1944年2月23日アメリカ海軍機動部隊が行った、マリアナ諸島の日本軍に対する航空攻撃である。開戦以来初めてのアメリカ軍によるマリアナ諸島に対する航空作戦として、トラック島空襲に続いて行われ、日本軍の基地航空部隊に一方的に大打撃を与えた。
== 背景 ==
1944年(昭和19年)1月末、アメリカ軍はクェゼリン島に上陸し、マーシャル諸島への侵攻作戦を開始した。その間接支援のため、2月17日、アメリカ海軍の第58任務部隊(司令官:マーク・ミッチャー中将)は、日本海軍の一大根拠地であったトラック諸島(チューク諸島)を空襲し壊滅させた。大成功を収めたアメリカ軍は、続けてエニウェトクに上陸するとともに、第58任務部隊のうち第58.2任務群と第58.3任務群を割いてマリアナ諸島を空襲することにした。主な作戦目的は、マリアナ諸島の写真偵察にあった〔モリソン(2003年)、278頁。〕。なお、アメリカ軍にとっては、グアム陥落以来初めてのマリアナ諸島上空飛行であった。
アメリカ海軍は、潜水艦部隊も空襲から脱出する日本艦船を待ち伏せするために配置した〔。潜水艦「アポゴン」「シーレイヴン」「サンフィッシュ」「スキップジャック」の4隻がサイパン島の30マイル西方に弧を描いて散開し、その西方に予備として「タング」が潜んだ。うち「サンフィッシュ」は脱出パイロットの救助艦を兼任している〔Roscoe (1949), p.364.〕。
対する日本軍のマリアナ諸島防備状況は、絶対国防圏の名と裏腹に手薄だった。陸上には海軍の第5根拠地隊と陸軍の第13師団先遣隊がいる程度である。航空戦力は、第一航空艦隊(司令長官:角田覚治中将)の進出が始まった矢先だった。一航艦は決戦専用として1943年(昭和18年)7月に編成された基地航空部隊で、大本営直轄として1年かけて養成する建前だったが、マーシャル諸島方面の情勢緊迫に伴い、連合艦隊に編入されたのである〔防衛庁防衛研修所戦史室(1968年)、47-52頁。〕。そして、トラック島空襲の損失を埋めるため、比較的に充足率・練度の良い第61航空戦隊(761空ほか)の全力をマリアナ諸島に進出させることとなっていた。空襲4日前の2月19日から少しずつ到着し始めており、22日時点で陸攻39機など各種93機が届いていたが、主力戦闘機隊の261空零戦68機)はまだ中継地の硫黄島にいた〔防衛庁防衛研修所戦史室(1968年)、76-77頁。〕。指揮官の角田中将は積極果敢な指揮で知られる人物であった。一航艦のほか、マリアナ諸島所在の海軍航空部隊はすべて角田中将の指揮下に入れられており、総兵力は水上機輸送機を含めて約140機であった〔防衛庁防衛研修所戦史室(1968年)、80-81頁。〕。
日本海軍はトラック島空襲後にアメリカ機動部隊を見失っていたが、通信解析やアメリカ潜水艦の出現状況から、マリアナ諸島への襲来の危険があると推測していた。2月20日にトラック基地からの偵察機がアメリカ機動部隊を発見、日本側は警戒を強めた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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