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ホットサイクル式ローター : ミニ英和和英辞書
ホットサイクル式ローター[ほっとさいくるしきろーたー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ホットサイクル式ローター : ウィキペディア日本語版
ホットサイクル式ローター[ほっとさいくるしきろーたー]
]]
ホットサイクル式ローターは、ヘリコプターや、ティルトローター方式の機体におけるローターの回転方式。
== 概要 ==
ホットサイクル式ローターは、従来のようにピストンエンジンまたはターボシャフトエンジンからの動力をトランスミッションを介して主回転翼(メイン・ローター)に伝えるのではなく、各種のガスタービンエンジン等からの抽気そのものや、外気と混合してある程度温度を下げた抽気または排気を耐熱・耐圧管などで主回転翼先端に導き、そこから噴射して羽根を回転させる。
回転翼機特有の問題であるトランスミッションなどの複雑な伝達機構による故障頻度や整備性の低下を回避でき、また、大きな慣性モーメントを持つ回転体である回転翼トルクの減殺に不可欠となるテールローターの安全性の問題を二重反転式ローターノーターのような複雑な機構を使わずに回避できる〔回転翼の主軸廻りの回転摩擦があるので、トルク対策が完全に必要無くなるわけではない。〕という長所がある。反面、高圧・高温空気にさらされる機体または回転翼の内部配管の腐食や高圧による破損等の問題がつきまとう。1950年代から幾つかの機体試作が行われたものの、西暦2015年現在で実用機は皆無である。
なお、類似の形式として、チップジェットと呼ばれる駆動方式も存在した。これは、回転翼の翼端にラムジェットエンジンなどの推進装置を取り付けて羽根を回転させることで反トルクを生じさせないようにするものである。しかしながら、ラムジェット特有の安定稼動能力の不足や燃料消費に対する同供給の困難に伴う問題による低い航続力など様々な技術上の問題も抱えていたため、ガスタービンエンジン(ターボシャフト・エンジン)の一般化によって姿を消した。
この理論を更に推し進めたのが、羽根(ブレード)先端から圧縮空気を噴出することで仮想的な翼形を生成し、それを用いる方式の研究機、シコルスキー Xウイング(社内名称 S-72)である。

ファイル:Hughes XV-9A in hover.jpg|thumb|
ファイル:Hughes XV-9A hot-cycle propulsion rotor nozzle detail.jpg|thumb|ローター先端部分拡大。高圧高温による特に長大なローター内導風管の腐食問題や、噴出ガス騒音による音響金属疲労を、当時の材料工学では解決出来なかった
画像:X-Wing_EC86-33555-2_NASA.jpg|thumb|4枚羽根のX字翼 (「回転翼」兼用) を装備したS-72)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホットサイクル式ローター」の詳細全文を読む




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