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ドラえもん最終話同人誌問題 : ミニ英和和英辞書
ドラえもん最終話同人誌問題[どらえもんさいしゅうわどうじんしもんだい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さい]
  1. (n,pref) the most 2. the extreme
最終 : [さいしゅう]
 【名詞】 1. last 2. final 3. closing 
: [おわり]
 (n) the end
: [はなし]
  1. (io) (n) talk 2. speech 3. chat 4. story 5. conversation 
: [どう]
 【名詞】 1. the same 2. the said 3. ibid. 
同人 : [どうにん, どうじん]
 【名詞】 1. literary group (coterie) 2. same person 3. said person 4. clique 5. fraternity 6. kindred spirits 7. comrade 8. colleague
同人誌 : [どうじんし]
 【名詞】 1. (1) magazine published by fans 2. fanzine 3. (2) publication aimed at a particulat hobby group 4. (3) publication sold directly, and not via commercial publishers
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
: [し]
  1. (n,n-suf) records 2. document 3. magazine 
: [もん]
 【名詞】 1. problem 2. question 
問題 : [もんだい]
 【名詞】 1. problem 2. question 
: [だい]
  1. (n,vs) title 2. subject 3. theme 4. topic 

ドラえもん最終話同人誌問題 : ウィキペディア日本語版
ドラえもん最終話同人誌問題[どらえもんさいしゅうわどうじんしもんだい]
ドラえもん最終話同人誌問題(ドラえもんさいしゅうわどうじんしもんだい)とは、男性〔「「ドラえもん」無断最終話 同人誌販売の男性謝罪 「本物と誤解した人も」」、読売新聞 東京朝刊、2007年6月5日、19頁。〕漫画家の田嶋安恵が「田嶋・T・安恵」という名前で、『ドラえもん』の最終話に関する同人誌を販売したことによる著作権問題のことである。1999年ポケットモンスターのキャラクターを複製したアダルトマンガを販売して逮捕された事件とともに、同人誌における著作権侵害で問題化した例である〔「TPP参加でアキバ文化が消える日」、サンデー毎日、2013年4月7日号(3月26日発売)、25-29頁。〕とともに、二次創作がどこまで許容されるかという議論に一石を投じた問題となった〔。

== 概要 ==
1998年頃からインターネット上で広まっていた、電池切れで動かなくなったドラえもんを、ロボット工学者となったのび太が甦らせるという内容の「最終話」〔〔「勝手に「ドラえもん」最終話、ごめんなさい 1万3千部売った「作者」本家に一部払う」、朝日新聞 東京朝刊、2007年5月29日、14頁。〕をもとに、男性漫画家が「田嶋・T・安恵」のペンネームで2005年秋に漫画化し、20頁の冊子にした〔。同人誌即売会会場で頒価300円、秋葉原等に展開し同人誌等を取り扱うメロンブックスにて420円(5%税込 卸値280円)、同店インターネットショップを通して販売を行った〔〔。
藤子・F・不二雄そっくりの絵柄や最終話らしい展開、感動的な結末がインターネットなどを通じて評判となり、同人誌としては異例の15,500部が出荷され、約13,000部を売り上げた〔〔〔「【知はうごく 文化の衝突】第1部 著作権攻防(6)パロディーが生む文化」、産経新聞 東京朝刊、2007年2月1日、1頁。〕。販売終了後も、ネットオークションで5,000円近い価格で売買され〔、時には数万円の値が付くこともあった〔。さらにコピーされたものが、インターネット上で自由に見られる状態となった〔「(観流)ドラえもん「最終話」 模倣、どこまで許される」、朝日新聞 東京朝刊、2007年6月9日、27頁。〕。
同人誌はA5オフセット版の全20ページで、表紙はオリジナルの小学館てんとう虫コミックスを意識して作られている(オリジナル版において、タイトル上部の「てんとう虫コミックス」と表記される箇所に「ガ・フェーク同人誌」、巻数の箇所に「最終話」という表記がなされている。また、裏表紙には収録タイトル(目次)が記載される箇所に、ドラえもんへの想いをつづったあとがきが書かれている)。
第三者によってWebに無断で公開された時は、作者やサークル名の記載された表紙裏表紙は省かれ、本文のみであったことが後に誤解を呼ぶ事となった。
著作権者である小学館および藤子プロ側は、絵柄が原作と酷似しているため「藤子・F・不二雄の真作」であると勘違いし、小学館に問い合わせる者が出るなど、あまりに広まりすぎたために「想像していた以上に深刻な事態」〔『2006年12月号、小学館総務局知的財産管理課〕と受け止め、男性に著作権侵害を通告。小学館の通告を受け、男性は侵害を認めて謝罪し、在庫が全て廃棄処分されることになった。あわせて、Webで公開(無断転載)されたものについても削除を依頼した〔。
小学館ドラえもんルーム室長の横田清は「これまでも、そこそこのことであれば見過ごしていたが、ネットで野放図に拡大されていくことには強い危機感を覚える。もしドラえもんに最終回があるとすれば、それは亡くなられた藤子先生の胸の中だけであり、この『ドラえもん 最終話』によって、先生が作り上げた世界観が変質してしまうようなことがあってはならないと思っている」と表明した〔。
2007年5月、男性は謝罪文と二度としないという誓約書を提出し、売上金の一部を藤子プロに支払った〔〔。小学館の大亀哲郎・知的財産管理課長は、「装丁もオリジナルと酷似し、本物と誤解した人もいる。『ドラえもん』はいわば国民的財産で、個人が勝手に終わらせていいものではない。1万3000部という部数も見過ごせなかった」と語った〔。
FLASH』2007年6月19日号では、著作権侵害を批判する一方で、この同人誌における漫画の全16ページが掲載された〔「ネットで高騰…偽ドラえもん”最終話”の驚内容」(「驚」は○に驚)、「FLASH」2007年6月19日号(6月5日発売)。〕。この件については、小学館から著作権侵害の拡大につながるという抗議があり、謝罪している〔「「ドラえもん最終話」無断掲載で謝罪」、読売新聞 東京朝刊、2007年6月7日、33頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ドラえもん最終話同人誌問題」の詳細全文を読む




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