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トリパノソーマ科 : ミニ英和和英辞書
トリパノソーマ科[とりぱのそーまか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [か]
  1. (n,n-suf) department 2. section 

トリパノソーマ科 : ウィキペディア日本語版
トリパノソーマ科[とりぱのそーまか]

トリパノソーマ科(トリパノソーマか、学名: )は、キネトプラスト綱に属し1本の鞭毛を持つ原生生物からなる分類群である。全てが寄生虫であり、基本的には昆虫を宿主としているが、生活環の中で脊椎動物植物などの中間宿主に寄生するものが知られている。この1科をもってトリパノソーマ目 Trypanosomatida またはトリパノソーマ亜目 Trypanosomatina を構成する。
トリパノソーマ科には人間や家畜に深刻な感染症を引き起こす病原体が知られている。トリパノソーマ ''Trypanosoma'' はトリパノソーマ症アフリカ睡眠病シャーガス病)を、リーシュマニア ''Leishmania'' はリーシュマニア症を引き起こす。
== 形態 ==

トリパノソーマ科の原虫は時期によって形態を変化させるものが多く、主に鞭毛の形態(位置や波動膜の有無)によって以下の6タイプに弁別される。
; 無鞭毛型 (amastigote)
: 鞭毛が著しく縮退しているか欠失している。細胞は円形をしている。リーシュマニア型とも。
; 前鞭毛型 (promastigote)
: 鞭毛は細胞前端から生じ、波動膜を欠く。レプトモナス型とも。
; 上鞭毛型 (epimastigote)
: 鞭毛は細胞核前方から生じ、短い波動膜を作る。クリシジア型とも。
; 後鞭毛型 (opisthomastigote)
: 鞭毛は細胞核後方から生じ、細胞表面の溝に沿っている。
; 錐鞭毛型 (trypomastigote)
: 鞭毛は細胞後端から生じ、波動膜を形成しながら前端に達して遊離する。トリパノソーマ型とも。
; 襟鞭毛型 (choanomastigote)
: 鞭毛は細胞核前方から生じ、細胞が短い。
このうちいずれの形態を取りうるかは属によって異なり、属を識別する際に用いられてきた。全ての原虫に共通しているのは無鞭毛型のみである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トリパノソーマ科」の詳細全文を読む




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