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ジャイプル : ウィキペディア日本語版
ジャイプル

ジャイプル(、)はインドの都市。デリーの南西約260kmに位置し、ラージャスターン州の州都である。2010年都市的地域の人口は305万人であり、世界第112位、同国では第11位である。約10kmの赤い城壁に囲まれ、別名「ピンク・シティー」と呼ばれる。
日本ではジャイプールと表記される事も多いが、最後の音節「-プール」がヒンディー語では短母音で表記するため、ジャイプルが正しい表記となる。
== 歴史 ==
1727年11月18日、当時この地を治めていたラージプートの有力氏族、カチワーハー家の当主サワーイージャイ・シング2世によって建設が開始される。それ以前は北東に約11km離れた岩山に位置するアンベール(現在アンベール城がある地域)が王国の首都であったが、人口増加や水不足の理由から遷都の必要に迫られ、現在の町の位置に新たな計画都市として建設された。町の名前の「ジャイ जय」は創設者ジャイ・シング2世から、「プル पुर」は「城壁に囲まれた町」という意味である。その名が示す通り、建設当時の町(現在の旧市街)は、高さ6m、総延長10kmに及ぶ城壁で囲まれており、城壁には7つの主要な門が設けられていた。
ジャイプル藩王国藩王マハーラージャ)は、イギリスがインドの大部分を植民地化したイギリス領インド帝国時代においても、イギリスに対して一定額の税金を納めるなど間接的な形で従属することを余儀なくされる一方で、領地の自治権は保証されていた。そのため、デリーアーグラーなど、ムガル帝国の直轄領を経てイギリス領インド帝国の直接統治下に置かれた都市に比べ、インド的な雰囲気をより強く残している。
1876年にはヴィクトリア女王(この翌年インド皇帝となった)の息子、アルバート王子がこの地を訪れ藩王一家の歓待を受けた。この時に市街の建物をピンク色に塗ったのをきっかけとして、伝統的に建物にピンク色の塗装が施されるようになり、現在でも「ピンク・シティー」と呼ばれる景観を作っている。
現在では城壁の外側に新市街が形成され、駅なども新市街にある。王族一家は1947年のインド独立後も旧市街の中心にある「シティ・パレス」に居住しており、その一部が博物館として公開されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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