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コメットアッセイ : ミニ英和和英辞書
コメットアッセイ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


コメットアッセイ : ウィキペディア日本語版
コメットアッセイ
コメットアッセイ(comet assay)は変異原性試験の一種。電気泳動の原理を利用し真核生物細胞または細胞核におけるDNAの切断を検出する方法で、単細胞ゲル電気泳動法(Single cell gel electrophoresis;SCGE)とも呼ばれる。DNAの損傷から修復の過程を指標として変異原性(遺伝毒性)を調べる方法としてよく用いられる。またアポトーシスの検出にも用いられる。
==原理==
真核生物の細胞核DNAは複雑に絡み合った高次構造を形成している。DNAは陰性に荷電し、電場では基本的に陽極方向に移動する性質があるが、上記の構造を持つ場合には移動できない。しかしDNAに損傷またはその後の修復に伴う切断があると、DNA鎖がほぐれてある程度移動できる。この場合、DNAを蛍光色素で可視化し蛍光顕微鏡で観察すると、核に当たる球形の部分から陽極方向へ尾を曳いた彗星(コメット)のように見えるので、命名された。〔Olive PL et al.(1990) Heterogeneity in radiation-induced DNA damage and repair in tumor and normal cells measured using the “comet” assay. Radiat Res. 122(1):86-94.〕
アポトーシスの過程ではDNAが一定の長さに切断されるため、コメットアッセイを適用すると、DNAの大部分が核から離れた位置に移動する。これを顕微鏡観察すると涙滴のようなアポトーシスに特有の形が見えるので、アポトーシスへの応用としてはteardrop assay“涙滴アッセイ”との呼び名もある。〔Ohyama H et al. (1998) “Teardrop assay,” a rapid and sensitive method for characterization in individual thymocytes. In Apoptosis: its roles and mechanism.〕通常の変異原処理の場合と異なり、影響のある細胞とない細胞との中間段階が見られない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コメットアッセイ」の詳細全文を読む




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