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オンライン海賊行為防止法案 : ミニ英和和英辞書
オンライン海賊行為防止法案[あん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

海賊 : [かいぞく]
 【名詞】 1. pirate 2. sea robber 
: [ぞく]
 【名詞】 1. rebel 2. insurgent 3. thief 4. burglar
: [くだり, ぎょう]
 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse 
行為 : [こうい]
 【名詞】 1. act 2. deed 3. conduct 
: [ため]
 【名詞】 1. good 2. advantage 3. benefit 4. welfare 5. sake 6. to 7. in order to 8. because of 9. as a result of 
防止 : [ぼうし]
  1. (n,vs) prevention 2. check 
防止法 : [ぼうしほう]
 (n) anti-.. law
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 
法案 : [ほうあん]
 【名詞】 1. bill (law) 
: [あん]
  1. (n,n-suf) plan 2. suffix meaning draft (draught) 

オンライン海賊行為防止法案 ( リダイレクト:Stop Online Piracy Act ) : ウィキペディア日本語版
Stop Online Piracy Act[あん]

Stop Online Piracy Act (SOPA) は、下院司法委員会委員長(テキサス州選出・共和党)ほか12名からなる超党派グループにより、2011年10月26日に共同提案された法案。別名としてHouse Bill 3261あるいはとも。日本語ではオンライン海賊行為防止法案などと訳される。この法案が成立した場合、合衆国の法執行機関と著作権者が、著作権で保護された知的財産コピー商品をオンライン上で不正取引する行為に対して行使し得る権限が大幅に拡大されることとなる〔。この法案は下院司法委員会に提出されたものであるが、同様のものに2008年成立の「」と、2011年5月の上院法案「PROTECT IP法案(Protect Intellectual Property Act(PIPA)」がある〔。
同法案の原案では、著作権侵害行為を可能にし又助長するとして訴えられた〔原文で使用されている「accuse」という動詞には、法的に「告発・告訴・起訴する」という意味の他、一般的に「非難する」「責める」という意味もある(goo辞書 /So-net辞書 /ココネの英和辞書 )。〕ウェブサイトに対して、アメリカ合衆国司法省および著作権者が裁判所命令を請求することが可能になる。この裁判所命令は、請求内容により、オンライン広告ネットワークやPayPalなど決済サービス事業者に対して著作権侵害サイトとの取引禁止を命令したり、検索エンジンに対して当該サイトの掲載禁止を命令するものであり、またインターネットサービスプロバイダに対しては当該サイトへのアクセス遮断を要求するものである。また、著作権を有するコンテンツの無許可ストリーミング行為は違法となり、6ヶ月以内に10件の著作権侵害行為があった場合最大5年の懲役が科せられる。著作権侵害サイトに対して自発的な対処を行ったインターネット・サービスは訴追を免除されるが、一方で、故意にあるウェブサイトが著作権侵害を行っていると虚偽の申立てをした著作権者は、その申立てによって発生した損害に対して責任を負うこととなる〔。
法案賛成者は、同法案は知的財産市場とその関連産業と雇用、税収を保護するものであり、また特に米国外のウェブサイトに対抗するためには著作権法を強化する必要があると主張しており〔、実例として、処方薬を違法販売していたカナダの医薬品販売業者の広告を掲載していたとして、Googleが米司法省に対し5億ドルの罰金を支払うことで和解した件をあげている〔。 
一方、反対者側は、同法案は米国憲法修正第1条で保障された権利(言論の自由)に違反するネット検閲であり〔、インターネットの機能を損ないかねないものであって〔、公益通報行為など表現の自由の権利を脅かす法案であると主張している〔〔。反対者側はこうした主張に加え、署名運動をはじめ、法案を支持する企業のボイコットの他、大手インターネット企業・団体が次回公聴会に合わせてのサービス停止を計画するなど、数々の抗議活動を始めている。
下院司法委員会は2011年11月16日と12月15日に公聴会を開いた。同委員会は2012年1月中も審議を継続する予定であったが〔、1月18日に英語版ウィキペディアが24時間サービス停止した他、Craigslistredditなど法案に反対するサイトが相次いで抗議行動を起こし、一部議員が支持を取り下げるなどしたことから、法案の立法審議を延期すると発表した。
==内容==
この法案は、著作権を侵害している、あるいは著作権侵害を可能にし助長するとして告訴〔された米国の法的権限管轄区域外にあるウェブサイトに対して、米司法省に裁判所命令を請求する権限を付与するものである〔。裁判所命令が出た後、アメリカ合衆国司法長官は米国向けのインターネットサービスプロバイダ、広告ネットワーク、及び決済サービス事業者に対し、米国の知的財産権法を侵害していると認められたサイトとの取引禁止を求め、検索エンジンに対しては当該サイトへのリンクを表示することを禁じることが可能となる。
同法案では、知的財産権保有者が侵害サイトによって被害を被り救済を求める際に、2段階のプロセスを設けている。
知財権保有者は、まず初めに関連する決済サービス業者や広告ネットワークなどに対して問題となるウェブサイトについての情報を書面で通知する必要がある。通知を受けたサービス事業者らはその通知を問題があるとされたサイトに送り、当該サイトから侵害行為はないと説明した反対通知が無い限り、サービスを停止しなければならない。当該問題サイトからの反対通知が無い場合、もしくは決済サービス業者および広告ネットワークが反対通知が無いにもかかわらずサービス停止を行わなかった場合、知財権保有者は次の段階として差止命令による救済を求めることが可能となる〔。
広告ネットワークや決済サービス事業者らは、この法(案)を遵守するか問題サイトとの関係を自発的に断ち切ることで訴追を免除される。一方、故意に虚偽の侵害を申し立てた著作権者はその損害に対して責任を負う〔。法案第2項では、インターネットで不正に配信される動画、不正な医薬品・軍事製品および一般消費財を販売する行為に対して罰則の強化が盛り込まれている。同法案では、著作権を有するコンテンツの無許可配信や、その他の知的財産への攻撃行為に対する罰則が強化されることとなる〔。
2011年10月末、法案の共同提案者議員(バージニア州選出、共和党議員。下院司法委員会の小委員会のひとつ、知的財産・競争・インターネット小委員会委員長)は米ザ・ヒル紙に答えて、「SOPA法案は上院の法案(2008年に提出されたPROTECT IP法案)を書き直したもので、テクノロジー産業の懸念を払しょくするものであり、この下院版法案では著作権者は検索エンジンなど中間媒体に侵害を行っているウェブサイトをブロックすることを直接訴えることはできず、代りに、第三者に対して行動を起こす際には裁判所の許可が必要になる法案である、と述べている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Stop Online Piracy Act」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Stop Online Piracy Act 」があります。




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