翻訳と辞書
Words near each other
・ エディ・ジョンソン
・ エディ・ジョンソン (サッカー選手)
・ エディ・ジョージ
・ エディ・ジョーダン
・ エディ・ジョーダン・レーシング
・ エディ・ジョーンズ
・ エディ・スティープルス
・ エディ・スティープルズ
・ エディ・スリマン
・ エディ・スロヴィク
エディ・タウンゼント
・ エディ・タウンゼントジム
・ エディ・タウンゼント賞
・ エディ・タウンゼンド
・ エディ・ダニエルズ
・ エディ・ダラム
・ エディ・チーバー
・ エディ・チーバーJr.
・ エディ・チーヴァー
・ エディ・ディアス


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

エディ・タウンゼント : ミニ英和和英辞書
エディ・タウンゼント
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


エディ・タウンゼント : ウィキペディア日本語版
エディ・タウンゼント

エドワード・"エディ"・タウンゼントEdward "Eddie" Townsend1914年10月4日 - 1988年2月1日)は、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル出身のボクシングトレーナー
妻は「お笑いタッグマッチ」で売れっ子になった落語家三遊亭小圓馬の妹。
ガッツ石松井岡弘樹ら6人の世界チャンピオンを育て上げた「名トレーナー」「名伯楽」として知られる。
== 来歴 ==
弁護士であるアイルランド系アメリカ人の父と、山口県出身の日本人の母との間に、ハワイで生まれる。しかし、3歳の頃に母は病死してしまう。11歳からボクシングを始め、12勝無敗のハードパンチャーとして活躍。1932年にハワイのアマチュア・フェザー級チャンピオンになったが、大日本帝国海軍による真珠湾攻撃の前日に初めて敗北を喫した。戦争開始にともないジムが閉鎖されたこともあり、現役を引退し指導者に転身する。
1962年、ハワイ巡業で知り合った力道山に招請されてに来日。「日本からヘビー級のボクサーをつくる」ため、力道山が創設したリキジムでトレーナーを務めるが、翌1963年に力道山が暴漢に刺されて急死してしまう。その後は田辺ジム・船橋ジム・米倉ジム・金子ジムなど各ジムから招聘を受け、選手の育成指導を行う。
ある時、ハワイ時代から旧知の仲だった日系三世のポール・タケシ・藤井(リングネーム藤猛)が偶然訪れ、トレーナーとして1967年に世界チャンピオンへと導いたことで注目される存在となる。以降、6人の世界チャンピオンと赤井英和カシアス内藤らの名ボクサーを育てる。また、その実績のみならず人間性や指導方法も高く評価され、「名トレーナー」として日本のボクシング関係者、ボクシングファンから尊敬される様になった。旧来の日本流の指導を改め、来日の折に当時日本のボクシングジムでは当たり前だった指導用の竹刀をジム内で見つけた時、「アレ捨ててよ。アレあったら僕教えないよ! 牛や馬みたいに叩かなくてもいいの! 言いたいこと言えば分かるんだよ!?」と発言。「ハートのラブ」で選手を育成した。
彼の最後の弟子の一人である井岡弘樹は、14歳の時から一から育て上げた。エディは井岡のことを「ボーイ」(Boy)と呼び、ジムの2階で寝食を共にして、実の息子のように可愛がった。1987年10月18日に行われたWBC世界ミニマム級王座決定戦で、井岡を世界チャンピオンへと導く。しかしこの頃から、エディは直腸がんに蝕まれており、車椅子で生活しながら指導するようになる。
1988年1月31日、大阪城ホールで行われた井岡弘樹が世界同級1位の李敬淵大韓民国)を迎えた初防衛戦では、どうしても井岡の試合を見守りたいと切望し、入院中の田中外科(現・渡辺外科病院)から担架で試合会場入りしたが、試合開始直前に意識不明の危篤状態に陥り田中外科へ引き返した。井岡が挑戦者の李を12回TKOで退けた知らせを病院で聞くと、右手でVサインを掲げた後に静かに息を引き取った。
彼の死後、その功績を讃えて1990年に国内で最も活躍したプロボクシングのトレーナーに贈られる「エディ・タウンゼント賞」が創設された。彼の指導法は大阪市浪速区(大阪府高槻市に移転)に創設された「エディタウンゼントジム」で引き継がれている。また、その劇的な人生は劇団イングによって『EDDIE』の名で演劇化され、各地の学校で上演されている〔劇団イング(ing) 〕。
また2004年には、練習によく使い好きな場所でもあった白良浜に井岡らによって記念碑が建てられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エディ・タウンゼント」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.