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ウィンズケール原子炉火災事故 : ミニ英和和英辞書
ウィンズケール原子炉火災事故[うぃんずけーるげんしろかさいじこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
原子 : [げんし]
 【名詞】1. atom 【形容詞】2. atomic
原子炉 : [げんしろ]
 【名詞】 1. atomic reactor 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
: [ひ]
  1. (n,n-suf) fire 2. flame 3. blaze 
火災 : [かさい]
 【名詞】 1. conflagration 2. fire 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事故 : [じこ]
 【名詞】 1. accident 2. incident 3. trouble 4. circumstances 5. reasons 
: [ゆえ]
  1. (n-adv,n) reason 2. cause 3. circumstances

ウィンズケール原子炉火災事故 : ウィキペディア日本語版
ウィンズケール原子炉火災事故[うぃんずけーるげんしろかさいじこ]

ウィンズケール原子炉火災事故(ウィンズケールげんしろかさいじこ、英: Windscale fire)は、1957年10月10日に起きた英国史上最悪の原子力事故で、最大でレベル7まである国際原子力事象評価尺度(INES)でレベル5の事故と評価された。2基の原子炉は、英国の原爆製造計画(en)の一部として突貫工事で建設された。〔Gowing, M, Independence and Deterrence, Vol 2, p 386 ff.〕ウィンズケール原子炉1号基は1950年10月に、続いて2号基は1951年6月に運転を開始した。〔Editorial, J. Radiol. Prot. 27 (2007) 211215〕
ウィンズケール〔『四番目の恐怖-チェルノブイリ、スリーマイル島、ウィンズケール、そして青森をつなぐ運命』広瀬隆広河隆一著、講談社、1988年、ISBN 978-4062039284 p.4〕〔ジーン・マクソーリ 『シャドウの恐怖―核燃料再処理工場で汚染された人々の運命』 浜谷喜美子訳、ジャプラン出版、1991年 p.155-162 ISBN 978-4915536144 p.1〕〔『核燃料サイクルの闇-イギリス・セラフィールドからの報告』秋元健治現代書館 2006年 ISBN 978-4-7684-6931-6 p.7〕〔この事故に言及している日本語文献3冊からウィンズケールの表記が登場する最初のページを示す。なおOxford Dictionaries によれば、英語の発音は/ˈwɪndskeɪl/である。ウィンドスケールウインドスケールとする日本語表記もみられる。〕
は原子力施設群の名前であり、地名ではない。場所的にはシースケールの町はずれから数百ヤード北側の距離に位置する。〔村の中心部から敷地までだと2km以上ある。Google Map で確認できる。〕1号炉および2号炉は核兵器を生産する目的で建設された軍用の原子炉であり、発電機を備えていないため、原子力発電所には分類されない。コールダーホール原子力発電所や後に建設されたソープ再処理工場も同じ敷地内である。
事故はカンブリア州にある原子力施設のウィンズケール(現在のセラフィールド) の敷地にある原子炉1号基の炉心で火災が発生したもので、多大な放射能汚染を周囲にもたらした。
事故による直接的な死者はいないとされている一方で、事故が原因とされる癌で12人が死亡という報告や〔『核燃料サイクルの闇-イギリス・セラフィールドからの報告』秋元健治現代書館 p.51 ISBN 978-4-7684-6931-6〕100人が死んだ〔Windscale fire: 'We were too busy to panic' The Telegraph, 09 Oct 2007〕あるいはそれ以上という試算もあり、調査ごとに数字が異なっている。〔The view from outside Windscale in 1957 BBC〕
シースケール村で生まれた子供は、白血病で死ぬ割合が平均の9倍に達しているとの調査が1987年になされたが、放射線による影響はないとされた。〔Britain to Clean Atom Plant, Site of Disastrous Fire in 1957 New York Times,October 06, 1987〕一方、住民はの多発を訴えている。〔Britain's nuclear inferno: How our own Government covered up Windscale reactor blaze that's caused dozens of deaths and hundreds of cancer cases Daily Mail, 19th March 2011〕


==ウィンズケール原子炉==

第二次世界大戦後、英国政府は世界の強国として軍備拡張競争の発展に置き去りにされたくないがために、可能な限り早い、独自の核開発に乗り出した。
原子炉はカンブリア州にある小さな村、シースケールの近くに建てられた。ウィンズケール原子炉1号基および2号基として知られていた2つの原子炉は、数百フィート隔てて建てられた大きなコンクリートの建屋に収容されていた。原子炉は黒鉛減速空気冷却炉であった。核分裂反応は大量の熱を発生するため、黒鉛のチャンネル(燃料を通すための溝)を介して空気を吹き込むことによって炉心を冷却する必要があった。冷却用の空気は一組の大型ファンにより取り入れられ、高温の空気は炉心の背面から外に排出され煙突を昇った。フィルタはノーベル賞受賞者でAEREの責任者だったジョン・コッククロフトの介入で建設の後の方で追加され、〔Cockcroft's subatomic legacy: splitting the atom , Cockcroft Institute〕燃料排出面の真上にある回廊に収納された。フィルタなど不要で、費用と時間の無駄であり技術的な頭痛の種になるだけとみなされ、大きなコンクリートの建屋の400フィート(120メートル)の煙突の上部に工期の終わり頃に追加された。このために、建設作業者や技術者達には「コッククロフトの飾り物」(英: Cockcroft's Folly) と呼ばれていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウィンズケール原子炉火災事故」の詳細全文を読む




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