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かなやま湖 ( リダイレクト:金山ダム#かなやま湖 ) : ウィキペディア日本語版
金山ダム[かなやまだむ]

金山ダム(かなやまダム)は北海道空知郡南富良野町一級河川石狩川水系空知川最上流部に建設されたダムである。
国土交通省北海道開発局札幌開発建設部が管理する特定多目的ダムで、空知川の治水滝川市・富良野地域への水源確保及び電力供給を目的に建設された。北海道内のダム型式としては唯一となる中空重力式コンクリートダムで、高さは57.3メートルである。
== 沿革 ==
日高山脈狩勝峠付近を水源とする空知川は石狩川水系の中では最大の規模を誇る河川であり、その長さは約196.0キロメートル流域面積は約2,700平方キロメートルである。これは一級水系で比較すると四万十川水系や熊野川水系に匹敵し、道央地域における最大の河川の一つでもある。流域には富良野市芦別市滝川市赤平市などを有し、かつては一大炭田地域として石炭の採掘が盛んであった。また、流域は肥沃な富良野盆地を形成し水田をはじめとした農耕も広く行われていた。しかし富良野盆地を流れる空知川の支流・富良野川は河水の酸性度が高く、農業用水には適していなかった。このため農地を拡大するためには新たな水源の確保が不可欠であった。
その一方で空知川は堤防建設をはじめとした河川改修がほとんど手付かずの原始河川であり、大雨の際には容易に洪水をひきおこし流域は度重なる被害を受けていた。反面少雨ともなれば渇水に陥りやすく旱魃(かんばつ)の被害も一再ではなかった。このため流域住民の生活を安全にするための治水と、安定した水供給による利水は緊急の課題であった。特に治水については空知川の流域面積が広いこともあり、石狩川下流部への影響も大きいため早急な対策を求められていた。さらに、空知炭田群の採掘量増加とそれに関連する重化学工業の発展は電力需要の増大を促し、水力発電を基にした電源開発も必要不可欠となった。
こうした背景もあって、北海道開発局は北海道経済発展の要となる石狩川水系の開発を最重要課題とし、1952年(昭和27年)に石狩川水系総合開発計画(石狩川改修全体計画)を策定した。アメリカTVAを手本として石狩川水系に多数の多目的ダムを建設し、治水と利水を効率的に図って北海道経済発展の基礎を築こうとするのが狙いである。まず三笠市を流れる幾春別川桂沢ダムを建設するとともに、桂沢ダムに導水するための利水専用ダムとして芦別市で空知川に合流する支流・芦別川最上流部に芦別ダムを建設。これが空知川流域における河川開発の号砲となった。
1955年(昭和30年)の豪雨で雨竜川流域に深刻な水害が起こったが、この際に石狩川水系の計画最大流量の変更が行われ、この流量に抑えるためには最大の支流である空知川に多目的ダムを建設する必要性が生じた。すでに1952年より空知川上流部においてダム建設計画が進められていたが、この治水計画変更に伴いより大規模なダムを建設することが必要であるとの結論になり、これら目的を達成するための必要な貯水量が確保できる地点として現在のダム地点が選定され、1959年(昭和34年)よりダム建設のための具体的な調査(実施計画調査)が開始された。これが「空知川総合開発事業」・金山ダムの原型である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kanayama Dam 」があります。




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