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Xバー理論 : ミニ英和和英辞書
Xバー理論[えっくすばーりろん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [り]
 【名詞】 1. reason 
理論 : [りろん]
 【名詞】 1. theory 
: [ろん]
 【名詞】 1. (1) argument 2. discussion 3. dispute 4. controversy 5. discourse 6. debate 7. (2) theory 8. doctrine 9. (3) essay 10. treatise 1 1. comment

Xバー理論 : ウィキペディア日本語版
Xバー理論[えっくすばーりろん]

Xバー理論(エックスバーりろん、:''X-bar theory'')は、言語学において、全ての自然言語に共通する統語論的要素を識別しようとする理論Xバー式型(''X-bar schema'')と呼ばれる構文木を用い、あらゆる自然言語のあらゆるXP という構図、およびその組み合わせで示すことができるとする。1970年ノーム・チョムスキーが提唱し〔Chomsky, Noam (1970). Remarks on nominalization. In: R. Jacobs and P. Rosenbaum (eds.) ''Reading in English Transformational Grammar'', 184-221. Waltham: Ginn.〕、レイ・ジャッケンドフがさらに発展させた。なお、Xバー理論は、あくまでも句構造文法という枠内における理論で、依存文法には適用されない。
== 概要 ==
Xバー理論は句構造規則から発展した研究法で、チョムスキーらが1965年に想定した枠組み〔J. Katz, P. Postal (1964), and Chomsky (1965).〕を元にしており、世界の全言語における全種の名詞句動詞句など)は普遍的な構造を持っているという理論である〔。そういった共通要素の1つとして、句構造規則にはなかった「Xバー」という概念が導入された〔。Xバー理論は、特に1970年代から1980年代にかけては生成文法の主流アプローチであり〔、やはりチョムスキーが提唱した(1981年1986年など)(''principles and parameters'')理論の中核であった〔 。
ここにおける ''X'' は任意の語彙範疇(''lexical category'' =伝統文法における品詞)であり、''XP'' はそれを主要部(''head'')とする句である〔。例えば、名詞(N)・名詞句(NP)、動詞(V)・動詞句(VP)、形容詞(A)・形容詞句(AP)、前置詞(P)・(''prepositional phrase'')などが全て、この構図で表せる。
文と名詞句の構造も、Xバー理論においては基本的に同じだとされる〔。
# 文: ].
# 名詞句: ].
その他、Xバー理論の基本は、次のようになっている。
* 全ての句は主要部を持つ〔〔。
* 主要部と、それによって選択される補部(''complement'')が、Xバーという中間投射(''projection'')を作る〔〔。
* 主要部に選定されない、随意的な(修飾語句)がある場合、その上層にさらなるXバーを構成する〔〔。
* (''specifier'')がXバーを限定し、投射を完結させる。これが最大投射(''maximal projection'')、すなわち句である〔〔。
「Xバー」という呼称は、X、つまり、Xの上に横棒(''bar'')を付けた記号に由来する。Xを実際に打ち込むことは困難なため、X’(Xプライム)と書かれることが多いが、それでも英語圏では通常、「X bar」と発音される。「XP」は「X Phrase」(X句)の頭文字を取ったもので、Xの上に2本の横線を引いた「X-bar-bar」と同じである。こちらもX’’(Xダブルプライム)と書かれることが多いが、発音は「X double bar」である。''(''principles and parameters'')理論の中核であった〔 。
ここにおける ''X'' は任意の語彙範疇(''lexical category'' =伝統文法における品詞)であり、''XP'' はそれを主要部(''head'')とする句である〔。例えば、名詞(N)・名詞句(NP)、動詞(V)・動詞句(VP)、形容詞(A)・形容詞句AP)、前置詞P)・(''prepositional phrase'')などが全て、この構図で表せる。
文と名詞句の構造も、Xバー理論においては基本的に同じだとされる〔。
# 文: ].
# 名詞句: ].
その他、Xバー理論の基本は、次のようになっている。
* 全ての句は主要部を持つ〔〔。
* 主要部と、それによって選択される補部(''complement'')が、Xバーという中間投射(''projection'')を作る〔〔。
* 主要部に選定されない、随意的な(修飾語句)がある場合、その上層にさらなるXバーを構成する〔〔。
* (''specifier'')がXバーを限定し、投射を完結させる。これが最大投射(''maximal projection'')、すなわちである〔〔。
「Xバー」という呼称は、X、つまり、Xの上に横棒(''bar'')を付けた記号に由来する。Xを実際に打ち込むことは困難なため、X’(Xプライム)と書かれることが多いが、それでも英語圏では通常、「X bar」と発音される。「XP」は「X Phrase」(X句)の頭文字を取ったもので、Xの上に2本の横線を引いた「X-bar-bar」と同じである。こちらもX’’(Xダブルプライム)と書かれることが多いが、発音は「X double bar」である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Xバー理論」の詳細全文を読む




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