翻訳と辞書
Words near each other
・ 補足節
・ 補足誘導
・ 補足説明
・ 補足運動野
・ 補足遺伝子
・ 補足面
・ 補身湯
・ 補選
・ 補遺
・ 補遺、増刊
補部
・ 補部分空間
・ 補酵素
・ 補酵素A
・ 補酵素B
・ 補酵素F420
・ 補酵素F420ヒドロゲナーゼ
・ 補酵素F430
・ 補酵素M
・ 補酵素Q


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

補部 : ウィキペディア日本語版
補部[ほぶ]

補部(ほぶ、:''complement'')は、統語論において、主要部と密接な関係にあり、主要部を補って句を完成させる構成素学校文法補語も ''complement'' の訳語だが、異なる概念である。英語圏においても、言語学と学校文法の間で、定義・適応範囲が異なる〔英語圏における ''complement'' の定義・適応範囲の違いについては、 Matthews (1981:142f.) および Huddleston (1988:note 2) を参照。〕。両者に共通するのは、 ''complement'' は別の語句の意味を補う(完成させる)ために必要な語句だということである〔Crystal (1997:75).〕。本項では主に、言語学における ''complement'' 、すなわち補部について述べる。
補部とは、のうち、主要部と同じ句の内側にあるものを指す〔。Xバー式型においては、主要部と補部は姉妹関係にあり、ともにX’を成す〔〔。補部は主要部によって選択され〔〔、その種類と数は主要部の性格によって決定する〔。
一方、(''adjunct'')は、主要部が選択する語句ではなく、随意的な要素である〔〔。Xバー式型においては、上記のX’と姉妹関係にあり、ともに上位階層のX’を成す〔〔。
== 伝統文法における補語 ==

伝統的な学校文法においては、英語の基本文型のうち、第2文型(S+V+C)のCが主格補語(''subject complement'')、第5文型(S+V+O+C)のCが目的格補語(''object complement'')と呼ばれる〔〔Matthews (1981:3ff.), Downing and Locke (1992:64f.), Thomas (1993:46, 49), Brinton (2000:183f.).〕。
; 主格補語の例
* Ryan is upset.
* Rachelle is the boss.
* Marie is the treasurer.
; 目的格補語の例
* That made Michael lazy.
* We call Rachelle the boss.
* The class appointed Marie treasurer.
この定義における”補語”は、学校文法では広範囲にわたって用いられているが、現代言語学における”補部”とは異なる用語である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「補部」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.