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OPS-9 : ウィキペディア日本語版
OPS-9

OPS-9は、富士通製の2次元レーダー海上自衛隊自衛艦において、対水上捜索レーダーとして搭載された。
本機種は、沖電気工業製のOPS-4の後継となる、掃海艇向けのより高解像度のXバンド・レーダーとして開発された。開発は、当時漁船用レーダーでシェアを伸ばしていた富士通によって行われることになった。またイギリス製の978型レーダーの技術が導入されたともされている。
OPS-9の特長は、4メートルにおよぶ細長いスリット・アンテナである。これは導波管に電波発射のスリットを切ったもので、アンテナの水平ビーム幅をシャープにして方位精度を向上させる必要から採用されたが、当時海外に例を見ないものであった。また電波も、通常はアンテナの一端から送られていたが、本機種では中心部から両端に向けて饋電された〔。
原型機OPS-9のほか、順次にB, C型が開発された。当初のOPS-9は送受信機・アンテナ部・指示器および真方位指示器で構成されていたが、OPS-9Bでは指示器の中に真方位指示器を組み込むとともに、方位情報を外部に伝送できるシンクロ発振器を組み込み、またソリッドステート化によって重量も軽減されている〔。
OPS-9は1966年(昭和41年)に実用化されたのち、OPS-4と同様、掃海艇のほかにも輸送艦艇や支援艦艇に広く搭載された。その後、1993年(平成5年)には、日本無線(JRC)により発展型のOPS-39が開発され、本機の後継となった。ただし現在ではOPS-20などの航海レーダーが配備されていることから、OPS-39の配備はおおむね機雷戦艦艇に限定されている。
搭載艦艇

* OPS-9
 * 機雷戦艦艇
  * かさど型掃海艇 (40~41MSC)※後期建造艇
  * たかみ型掃海艇(42~50MSC)
  * はつしま型掃海艇(51~62MSC)
 * 輸送艦艇
  * あつみ型輸送艦(45~50LST)
  * ゆら型輸送艦(54LSU)
  * 輸送艇1号型(61/02LCU)
 * 補助艦艇
  * 補給艦はまな」(35AO) ※OPS-4から換装して後日装備
  * 海洋観測艦あかし」(42AGS)
  * 海洋観測艦「すま」(54AGS)
  * 試験艦くりはま」(53ASE)

* OPS-39
 * 機雷戦艦艇
  * うわじま型掃海艇(63~06MSC)
  * すがしま型掃海艇(07~15MSC)
  * ひらしま型掃海艇(16~18MSC)
  * えのしま型掃海艇(20~23MSC)
  * やえやま型掃海艦(01~02MSO)
 * 補助艦艇
  * 砕氷艦しらせ」(17AGB)

== 参考文献 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「OPS-9」の詳細全文を読む




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