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横浜技術廠相模工廠 : ウィキペディア日本語版
相模総合補給廠[さがみそうごうほきゅうしょう]

相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)とは、神奈川県相模原市中央区に所在する在日アメリカ陸軍の補給施設である。米側名称は U.S. Army Sagami General Depot(通称:相模デポ)、旧名称は横浜技術廠 (YED: Yokohama Engineering Depot) 相模工廠敗戦前相模陸軍造兵廠の敷地および施設を接収して設置された。
施設の敷地は、JR横浜線相模原駅矢部駅付近の北側約214ヘクタールを占めている。そのうち、西側の一部敷地(約17ヘクタール)は2014年9月30日日本へ返還された。
== 概要 ==

かつては、全世界に展開するアメリカ陸軍が使用した戦車装甲車などの兵器を補修する整備施設があり、ベトナム戦争ではアメリカ軍にとってなくてはならない重要な施設だった。現在も、アメリカ陸軍の小銃から、糧食、野戦病院セット、各種工作車両に到るまで膨大な物資が常時保管されており、アメリカの世界戦略を支えている施設であることに変わりはない。
また、アメリカ本土の陸軍部隊と陸上自衛隊の共同演習の際に使用する戦車・装甲車などの兵器一式が、以前は「保管」されていた。アメリカ陸軍のみならず、アメリカ空軍アメリカ海軍アメリカ海兵隊の各種物資も常時保管されている。
運用に当たっては、在日アメリカ陸軍司令部があるキャンプ座間、アメリカ陸軍の揚陸施設である横浜ノース・ドック、極東の輸送ハブである横田飛行場と密接に連携している。
一方で、廃棄物の一時保管場所になっているため、しばしば地元との対立が発生している。1992年には、カドミウム境川に垂れ流していたことが判明、1999年には、有毒物質であるポリ塩化ビフェニル(PCB、米軍基地で使用されていた米国製・日本製等)を保管していたことが明らかになり、大問題となった。PCBは一度横浜ノースドックからアメリカ合衆国に搬出されたが、アメリカの港で受け入れを拒否されて横浜ノースドックに戻され、結局ウェーク島に一時保管されることとなった。
西門が事実上の正門として使用されており、出入りする車両に対しては日本の警察官による厳重な検問が行われている。日本人(一般人)への開放は2008年で一旦終了。2013年からはハワイアンフェスティバルの会場として再び一般開放されている。また、敷地内にて毎年4月中旬にマラソン大会東日本国際親善マラソン )が開催されており、参加者は入ることが可能である。また、敷地内には鹿島神社 (''SHRINE PARK'') があるが、この神社を訪れることができるのも関係者のみとなっている。
2008年には西側の一部敷地(約17ヘクタール)〔(相模原市 平成20年 (2008年) 3月)〕について日本への返還が正式決定、2014年9月30日に返還された〔相模補給廠17ヘクタール返還 15年度まで整備計画 在日米軍再編08年合意実現 (神奈川新聞:カナロコ 2014年10月1日/''ウェブ魚拓キャッシュ (2014-1120-0125) '')〕。長く取り残されてきた相模原駅北口エリアの再開発が期待されている(詳細は後節)。
; 施設データ
* 所在地:神奈川県相模原市中央区矢部新田上矢部小山
* 面積:2,143,508m²(※西側の一部敷地など返還以前のデータ)
* 管理部隊:在日アメリカ陸軍基地管理本部(旧第17地域支援群 (17th Area Support Group))
* 所属部隊
 * 第35補給・業務大隊司令部 - 全世界に4つある陸軍事前集積貯蔵 (APS) のうち「APS−太平洋」を運用する部隊
 * 国防再利用販売事務所 (DRMO)
 * 米軍極東科学センター
 * 国防物品販売局配送センター (DECA)
* 用途:工場用地
* 座間NDB(2008年9月25日いっぱいで廃局)
 * 羽田を離陸し、北陸・中国・北九州方面へ向かう便が用いる航空機のルートのひとつ、ザマ6ディパーチャーなどで利用されていた航空保安無線施設(無線標識)
 * 本基地は座間市ではなく、相模原市に所在するが、座間NDBと命名されていた。なお、相模原市と座間市にまたがって所在する、キャンプ座間基地内にはキャスナーNDBが存在する。
* アメリカ軍人・軍属:約150名(訓練センター完成後は約300名)
* 従業員数:約600名

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「相模総合補給廠」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sagami General Depot 」があります。



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