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ヒストリア・ブリットヌム : ウィキペディア日本語版
ブリトン人の歴史[ぶりとんじんのれきし]
『ブリトン人の歴史』(ブリトンじんのれきし、)とは、英国アングロサクソン朝の七王国時代に編纂された、ケルト系ブリトン人が国を支配していた時代についての歴史書。原書は828年後まもなく成立。伝ネンニウスの著。アーサー王伝説に関する最古級の資料として重視されている。
従来出版されてきた編書・訳書では伝ネンニウス作とされてきたが、これに関しては疑義があり〔, Dict. Celt. Myth.,p.267 "Formerly ascribed to one Nennius, ''Historia'' is now, seen, thanks to the work of David Dumville, to be a compilation.."〕、近年では作者不明の著書として扱う傾向が顕著になっている〔, p.927 "Dumville has argued that the Nennian Prologue is a later forgery.. the work should therefore be treated as anonymous"〕(#作者と年代の特定の節は後述する)。原作の写本は、11世紀以降、40点ほどが現存している。'')とは、英国アングロサクソン朝の七王国時代に編纂された、ケルト系ブリトン人が国を支配していた時代についての歴史書。原書は828年後まもなく成立。伝ネンニウスの著。アーサー王伝説に関する最古級の資料として重視されている。
従来出版されてきた編書・訳書では伝ネンニウス作とされてきたが、これに関しては疑義があり〔, Dict. Celt. Myth.,p.267 "Formerly ascribed to one Nennius, ''Historia'' is now, seen, thanks to the work of David Dumville, to be a compilation.."〕、近年では作者不明の著書として扱う傾向が顕著になっている〔, p.927 "Dumville has argued that the Nennian Prologue is a later forgery.. the work should therefore be treated as anonymous"〕(#作者と年代の特定の節は後述する)。原作の写本は、11世紀以降、40点ほどが現存している。
==概要==
作中では、ブリテン島の開拓が トロイアからの渡来人によっておこなわれたとし、ブリテンの国名も、アイネイアースの子孫ブルートゥスにちなんで命名されたと説く。また、「ジェフリー・オブ・モンマスが、『ブリタニア列王史』を創作するときに使用した一大資料」〔, p.925.〕でもあり、こうしたトロイア起源説などブリテン先史の部分は、そのまま中世の英国の史書(例:Brut of England こと The Chronicles of England, 1400年頃)に引き継がれている。
この作品はまた、アーサー王に関する具体的な内容を確認できる最古の資料としても重要視され、アーサー王が戦ったという十二の会戦を記録する(うち二つの会戦は『カンブリア年代記』で年代が特定できる)。『ブリトン人の歴史』の作中では、伝説のアーサーは一介の「軍の指揮官」 (''dux bellorum'') または「戦士」(''militis'') にすぎず、「王」とされてはいないことも(その作成期の古さの傍証として)留意すべきである(#アーサー王伝説の節を参照)。
また、ある会戦ではアーサーが聖母マリアの像をに担いだという描写があるが、近代の解説者は、アーサーのにマリア像が掲げられていたという意味であるはずを、ウェールズ語では「肩」と「盾」の単語が近似するため取り違えのだ、と考察している〔 で "shield" (, Middle Welsh: ''scuit'') and shoulder (), citing J. William's edition of the Annales Cambriae, (1860), p.xxiv; and Skene, Four Ancient Books(1868), I, 55. 〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Historia Brittonum 」があります。



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