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銀河鉄道999の停車駅 : ミニ英和和英辞書
銀河鉄道999の停車駅[ぎんがてつどうすりーないんのていしゃえき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぎん, しろがね]
 【名詞】 1. (1) silver 2. silver coin 3. silver paint
銀河 : [ぎんが]
 【名詞】 1. Milky Way 2. galaxy 
: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
: [てい]
 (n) stopping
停車 : [ていしゃ]
  1. (n,vs) stopping (e.g., train) 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 
: [えき]
 【名詞】 1. station 

銀河鉄道999の停車駅 : ウィキペディア日本語版
銀河鉄道999の停車駅[ぎんがてつどうすりーないんのていしゃえき]

銀河鉄道999の停車駅(ぎんがてつどうスリーナインのていしゃえき)では、松本零士の漫画『銀河鉄道999』およびそれを原作とするアニメ作品などに登場する停車駅(天体)について解説する。
本稿では便宜上、少年キング連載分をアンドロメダ編、90年代後半に入って執筆されたビッグゴールド連載分ならびにウェブコミック連載分をエターナル編として区分し、登場順に記載している。また、999号が臨時停車した天体など、本来の停車駅ではない天体なども併せて記載している。
== アンドロメダ編の停車駅 ==

=== 銀河鉄道管理局本部管内 ===
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: 星野鉄郎の故郷。アニメ版エンディング「青い地球」では地球に太陽光が当たるカットが毎週映され、劇場版第1作冒頭とラストなどでも、その青々とした姿が映っている。
: 肉体を機械の体に変えた機械化人によって生身の人間は迫害されており、夜に外を歩いているところを機械化人に射殺されても文句は言えないというありさまである。東京はメガロポリスと呼ばれ〔原作第1話冒頭での、776号の運転手のセリフで「メガロポリス東京ステーションへの軌道に入る!」とある。〕、高層ビルが多数林立し、エアカーが走る透明なチューブがあるなど、典型的なSF都市として描かれている。不可視の気温調節スクリーンの大ドームにより1年中快適な環境を維持しているため、鉄郎が母と暮らしていた郊外の無人地帯は雪が降るほどに寒かったが、メガロポリスは春のように暖かかった。ここには機械化人たちが繁栄を謳歌している一方、路地裏などで生活している生身の人間が多数おり、格差が生じている。機械の体をタダでくれる星にいけるというアンドロメダ行きの銀河超特急999号が停車するため、生身の人間の中には高額な999号のパスを何とか手に入れてこの町を抜け出したいと考えている者が多い。鉄郎はメーテルからパスをもらったことで999号に乗ることができた。
: 夜に空から見ると、機械化人の住んでいる町には灯りが見える。灯りのないところが機械の体を買えない生身の人間が住んでいる場所である。
: 劇場版第1作では、999号のパスを盗んででも宇宙の海へ飛び出したい鉄郎と機械化人の警官による追走劇が展開され、序盤の見せ場となっている。
: 劇場版第2作では、生身の人間と機械化人との間で生じた戦争により廃墟と化している。
: エターナル編では、機械帝国の滅亡に伴い機械化人がいなくなったことで一旦は生身の人間の手で繁栄をとりもどすも、新勢力として現れた金属生命体メタノイドにより人間は彼らの支配下に置かれることとなる。その後、地球を支配するメタノイドの総督ボルカザンダIII世の手で太陽系が消滅させられたことにより、地球も消滅してしまった。
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:: 999号の始発駅。999号は1年に1本しか出ず、99番ホームより午前0時に発車する〔劇場版第1作のラストでは、夕焼けの見える時間に発車している。〕。多くの人がここから旅立っていったが、列車が帰ってくるときには乗客が誰もいない無人のカラ箱となっていることが劇中ナレーションで語られている。
:: 劇場版第2作では前述の通り戦乱によって廃墟と化していたが、999号に乗ることを促すメーテルのメッセージカードを受け取った鉄郎はその言葉に導かれ仲間たちと共にそこに向かい、停車していた999号に再び乗り込むことになる。線路も相当に痛んでおり、999号の発車時に崩壊している。
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: 地球の植民星の一つ。停車時間は24.37226時間。赤い大地にオレンジの空の景色が広がり、吹き抜ける風は赤い色をしている。人間が住めるように惑星改造(テラフォーミング)を行い、気圧を地球と同様にするのに1世紀かかったことがメーテルの弁で語られているが、作中の時点では住民の大半が機械化人である。メーテルは機械の体なら地球なみの住み心地にする必要はなかったことを理由に挙げ、惑星改造を行った人間の努力を「ムダな努力」と評した。
:エターナル編では荒廃が進み元の火星の姿に戻ってしまい、停車せず通過している。その後、太陽系消滅に巻き込まれ消滅した。
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:: 999号が停車した火星の都。ゴーストタウン化しており、馬車で全部回っても2、3時間程度で終わってしまう。火星の自然に負けて死んだ移住者が多数おり、彼らの墓が無数に存在する場所がある。
:: プレイステーション用ゲーム『松本零士999 〜Story of Galaxy Express 999〜』では、大シチルスという名称になっている。
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: 土星の衛星。停車時間は16日。かつては人間が住めるような星ではなかったが、入植者の努力により地球よりも緑が豊かな惑星となっている。土星からの光が強く、生身の人間は帽子などを被っていないと土星射病になってしまう。
: メーテル曰く「人間の科学も使い方しだいでこんなすばらしいこともできるという見本みたいな星」だが、「楽国法」〔劇場版では楽法。〕という法律で住人は何をしても自由とされ個人の自由を妨げると罪になるために、殺人や強盗など普通の惑星では犯罪となる行為が横行している。そのためメーテルは到着早々にぶどう谷にさらわれてしまい、鉄郎はこの星の老婆から息子の形見として戦士の銃と帽子を譲り受け、彼女の救出に向かうこととなった。
: 劇場版第1作では鉄郎に戦士の銃と帽子を渡した老婆はトチローの母となっており、トチローの故郷として描かれている。
: エターナル編では、惑星が荒廃したことにより停車せず通過している。その後、太陽系消滅に巻き込まれ消滅した。
:; ぶどう谷
:: メーテルをさらった機械化人たちがいる場所で、老婆の暮らしている花のホテルに面した川から下っていくことができる。劇場版ではトチローの母が暮らしている家に面した川から行くことができ、メーテルをさらったのも生身の人間のアンタレスとその部下となっており、彼らのアジトがある。
:: ここには巨大なカブトムシのような虫(劇場版では虫に似たラジコン)を利用して人間狩りを行う機械化人がいる。
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: 太陽系最果ての惑星(当時、現在は冥王星は準惑星に分類)。非常に寒く、見渡す限り氷の世界が広がり、空にはオーロラが輝いている。停車時間は6.39日。旅人はこの星から太陽系外に出るか否か考えることから「迷いの星」と呼ばれる。接近すると何故か列車や宇宙船の暖房機能が低下し、星の上では機械化人の体内ヒーターもよく故障する〔アニメ版や劇場版では、この描写はない。〕。停車駅は氷の駅であり、町にはヨーロッパに見られる大聖堂のような建造物も散見される。郊外の墓地には病死した人や機械の体に変えて抜け殻となった人の人体が冷凍保存されており、シャドウという女性の機械化人が墓守を務めている。メーテル曰く「宇宙で一番悲しい所」。
: エターナル編では機械帝国の滅亡後も心が体に戻らない人々が町中を徘徊し、墓地の人体も変わらず眠っていた。メーテル曰く「以前の建造物、構造物とは関係がない」。その後、太陽系の消滅に巻き込まれ消滅した。
; 〔この呼称は車掌が冥王星で次の停車駅を案内したときに1度使われただけである。〕
: 太陽系の一番外側にある彗星の故郷。停車時間は1時間30分。彗星の巣になっており、ここから様々な彗星が太陽系に飛び出している。上下の感覚が曖昧になっており、人間が逆さまに歩く姿が見られる。中心部には様々な商店があり、球状の建造物として存在する。これらの建造物の中では人工重力により、上下の感覚がある。アニメ版では本屋に立ち寄った鉄郎とメーテルが『ザ・コクピット』を紹介するセルフパロディが見られた。なお、実際の天文学でも太陽系を球状に取り巻く天体群「オールトの雲」の存在が仮定されており、彗星の起源になっている可能性が高いとされている。
: 星全体に宇宙法の効力があるのは当駅まで。ここから先は列車の中と駅の構内のみに宇宙法の効力がある。
: ここまでの道のりは「太陽系の庭の中のようなもの」であり、そこから離れれば無法の荒野であることが劇中ナレーションで示される。
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: 地球から1パーセクの距離にある暗黒星で、黒いガスの中にひっそりと浮かんでいる。停車時間は10分。植民星管理局などに承認されてはいないが黒騎士が領有権を主張する「私有星」で、銀河鉄道が停車するものの下車はできない。また、彼にちなみ黒騎士の星とも呼ばれる。金がなかった黒騎士は安物の部品や盗んだ部品を組み立ててつぎはぎの機械体となったため、自身の無様な姿を人目に晒されないようにヤミ屋からこの星を購入し、ひっそりと暮らしていた。
: アニメ版では駅はなく、あくまで線路が通過するのみである。また、当初から暗黒ガスに包まれていたのではなく、黒騎士が不動産から惑星を購入した前後から徐々に暗黒ガスに包まれたことになっている。黒騎士自身の設定も変更され、元は性能のよい機械体だったものの、たくさんの友達と共に楽園をつくるため元の体を売り払って星を購入したことになっている。
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: 星全体がほぼ水で構成されている水滴星。停車時間は48時間。水の乱反射により強く輝いているように見える。赤道に沿って気泡に包まれた球体状の“島”が存在し、列車はその島の一つに停車する。「自然のままに」が4D-3の法律であり、地球では失われた豊かな自然が広がる。住民は地球人と変わらない姿をしているが、「自然のままに」ということは当の住民たちにとっては惨めで貧しい暮らしだということでもあり、平均寿命は60歳くらいである。
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: 地球によく似た外観を持つ惑星。停車時間は2週間。停車駅は東京駅のような外観をしており、昭和30年代の日本のような町並みが広がる。ここでは銀河鉄道のことは公にされておらず、999号は地上に敷設されている線路の上に降り、夜にひっそりと停車する。また、蒸気機関車が多く走行しており、999号は外観が蒸気機関車牽引の列車であるため駅員以外には銀河鉄道の超特急であることがバレないようになっている。
: 『元祖大四畳半大物語』の主人公・足立太がゲストキャラクターとして登場するほか、『男おいどん』で登場したラーメン屋・紅楽園が登場するなど、松本零士の四畳半シリーズの世界観が展開される。プレイステーション用ゲーム『松本零士999 〜Story of Galaxy Express 999〜』では、『男おいどん』の大山昇太が登場している。
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: 砂漠が一面に広がっている惑星。停車時間は10分。先住民族は戦争ですでに滅亡しており、兵器の残骸だけが残っている。地球上の古戦場エル・アラメインにちなんで命名された。
: 残骸とはいえ戦車などの戦闘コンピューターは死んでいないため、人間の生体反応を感知すると連鎖反応ですべての戦車が襲い掛かってくる。また、一度動き出すと人間がいなくなる(死滅する=生命反応がなくなる)まで砲撃をやめることはない。
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: 「17億6500人のルンペン星」に登場した惑星。停車時間は不明。人口は17億6500人。惑星の住民全てがルンペン乞食、ものもらいで、999号が停車した場所には見渡す限りのルンペンとものもらいが集まっていた。
: かつては支配階級だけが汚職や賄賂で人生を楽んでいた。一般市民はいくら働いても生活は楽にならず、ついには働くことをやめてしまい、やがて人から物をもらうことで暮らすようになった。支配階級も賄賂が取れなくなり、彼らも物をもらって暮らすようになった結果、惑星の住民全てがこのようになってしまったことがメーテルの弁で語られている。
: アニメ版では、惑星の名前が「くれくれ星」に変更された。また、サブタイトルも「17億6500人のくれくれ星」に変更されている。
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: 惑星の外にいくつもの穴が開いた空洞惑星。鉄郎曰く「皮に穴の開いたカボチャ」。停車時間は不明。内側ではなく外側に重力が作用しており、人々は惑星の内部で生活している。その特殊な環境ゆえ、空中遊泳が可能。内部の気温は高く、鉄郎は上着を脱ぎ、メーテルも水着姿で空中遊泳を行った。人間を含め、この惑星で暮らしている生命体は体に満遍なく肉が付いて丸い体型になる。
: 空洞全体で食肉用の家畜を飼育する「空中牧場」が主な産業である。これで育てたブタやウシの肉の輸出によりこの星は豊かで生活が楽であることがメーテルの弁で明らかになっているが、それでも999号のパスは相当に高額らしく鉄郎達からパスを奪おうとカウボーイたちが襲ってきた。
: 穴の開いた空洞惑星という設定は、『宇宙戦艦ヤマト』に登場したガミラス本星と共通している。
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: もともとは緑豊かな惑星が存在していたが、砕け散っておりその星が回っていた軌道上を無数の枯葉が環となって巡回している。メーテル曰く「植物の星のお墓」。999号は枯葉の中に埋まるような状態で停車していた。
: ここで999号に乗車した機械化人・森木豊の弁によれば木製品が一番安いとのことで、機械の体でも木でできたものを買うのが一番得だといい、彼の体はブライヤという木でできていた。
: 枯葉の中には電気キノコが生息している。電気を蓄えていて生身の人間がうかつに触ると感電死するほどだが、森木によれば放電させてから食べるとおいしいとのことである。
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: 見渡す限りかげろうがゆらゆらと立ちのぼっている星。停車時間は2日。メーテルの弁によれば人間は一人もいないはずだったが、世井正雪という小説家が俗世間から離れ、宇宙最長の長編小説に挑んでいた。気温が高いため、メーテルと鉄郎は薄着をしている。
: 駅は巨大な岩山を加工したもので、パルテノン神殿のような建造物をはめ込んだようなつくりとなっている。無人の駅であり、構内にはアテナ像がある。
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: 「不定形惑星」と言われるように、形が常に変化していて一定しない星。停車時間は100と14時間。地面が波打っているため、999号は空中で停車する。この星の住民はアメーバを人間なみのサイズに巨大化させたような姿をしており、型取りを行うことで人間の姿に化けることもできる。
: 自殺の名所でもあり、アニメ版では「このまま美しい姿のままでいたい」と思う若いカップルが空から身投げをする描写がある。
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: 突如襲来した化石化ガスにより、全てが石化してしまった惑星。住民もこの星から離れていた化石の戦士以外は全て石化しており、石の彫刻のようになってしまっている。この星の化石を売りさばこうとする者が後を絶たないため、化石の戦士がその番人を務めている。鉄郎はこの星で美しい裸体の女性の化石を発見し、外に出た際に化石の戦士によって背中をサーベルで斬られた上に、999号のパスまで盗まれてしまった。
: アニメ版では化石の戦士にユリウスという名前が設定されているほか、鉄郎が見つけた裸体の石化した女性はリージャといい、化石の戦士の婚約者だった、という設定が追加された。また、リージャの化石には高額の値段が付いているらしく、盗賊団が執拗に狙っていた。
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: 蝋燭の入った提灯のようなオレンジ色の星。停車時間は1週間。メーテルいわく「『思い出』だけしかない悲しい星」。町はゴーストタウンとなっており、自分の本業に生涯を捧げ、人工部品のかたまりになって惰性で仕事を続けるプロフェッショナルたちが住んでいる。
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: 自然に覆われた熱帯惑星。停車時間は6時間。元は普通に丸い文明惑星だったが、科学派と自然派の抗争の末に惑星を赤道で真っ二つに分断し、科学派の一方は科学万能機により自由軌道に移行し、自然派の星が残された。自然派の人々は退化していき、眼球だけが巨大化した原始人となってしまう。鉄郎とメーテルが危機に陥った際、内部の圧力が高まって爆発した。科学派の星も二百年前から通信が途絶え消息不明となっている。
: アニメ版では分断した時の状況が詳細に描かれ、科学派の星は分断した直後に爆発した。
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: 停車時間は2時間。惑星全体が常に暗闇に覆われており、光も吸収されてしまうので地上では人の目以外のものは全く見えない。地面一面に花が咲いている。しかしレランという女性が人工太陽を打ち上げて惑星を明るくしたため、全人口の99.9%の住民が白日の下に自分の醜い姿がさらけだされたことに堪えかね自殺してしまった。なおこのような状態でも新聞は発行されており、99.9%の住民が死滅したという情報はこの星の新聞に記載されていたものである。
: アニメ版では住民が死滅した理由が地球人よりも太陽光線に弱いことが原因となっており、住民は皮膚が極度の炎症を起こしたサンバーン () のような状態となって死滅している。
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: 3000年前に人工衛星を打ち上げるなど、すばらしい科学文明を持つ。この星の人間や動物は体が強固な装甲板に覆われており、その装甲が強固過ぎて餌となる動物がいないため食物連鎖が崩壊し、人間も動物も次々と餓死して植物だけの世界になりつつある。
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: 停車時間1週間。常に雨が降り続いている惑星。住みやすく立派な造りの建物が建ち並ぶ。泥の池の中には空気の玉があり貧民が住んでいる。
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: 停車時間は1泊2日。惑星の住人は暗い所で蛍のように体から光を放つ。貧富の差が激しく、体全体が光る者は豊かな生活をしているが、部分的にしか光らない者や全く光らない者は貧困にあえいでいる。
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: 重力波にして宇宙空間に清らかな鐘の音を鳴らす星。停車時間は2週間と6時間21分32秒。清潔な清らかで正しくて美しい人の住む星であることを旅行者にPRしているが、実際には他の星と同様、極悪人や嫌な人間もいる。自動車は走っておらず、警察といった治安組織も存在しない。何か自分達に都合の悪い不祥事が起こると公にせず、事実を隠蔽しようとする体質である。
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: 機械に勝ち、機械を支配することに成功した人間の住む星。平和で穏やかである。住宅地があるが、人間は巨大化し、家の中一杯に詰まっている。人間が身をよじったりして家が破裂することがときどきあり、その際にはじっとしたまま脳波で家を要求するだけで機械が新しい家を見繕って作ってくれるという。
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: ジャングルが一面に広がる惑星で、男の中の男サケザンのほかにカタコトの言葉を話す猿が多く住んでいる。猿酒を飲む鉄郎とメーテルをとらえて酌をさせるが、メーテルを取り戻そうとした鉄郎にほれ込んで二人を逃がす。
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: お互いの星に虹の雨が降ったり降られたりしている二重惑星。停車時間は1日3時間40分。列車が雨の中に入るためには大変な力が必要で、999号も到着前に三重連になった(アニメ版での増結車両は444号)。その名の通り、惑星にある物全てが機械となっている星で、住民は機械化人で占められている。生身の人間はモノや動物のような扱いを受けており、命や心までも粗末にされているため、憤慨したメーテルが「こんな惑星、なくなってしまえばいい」と怒りを露にしていた。999号が出発した直後に爆発したが、車掌は惑星制御装置のトラブルと解説している。
: アニメ版では爆発した原因が二重惑星同士が激突して破壊し、エネルギー関連のトラブルと説明されているが、メーテルが破壊したことを示唆する描写となっている。また、最初に消滅した惑星となった。
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: 不毛の荒野。多くの開拓農民が移住してきたが、過酷な環境下で作物は全くと言っていいほど育たたぬまま開拓者たちは死んで行き、残っているのは権兵衛1人のみであったが、権兵衛は諦めることなく、死んでいった仲間たちを飼料にしつつ畑作に励んでいた。また、死んでいった開拓者は皆笑顔で死んでいる。
: アニメ版では権兵衛の息子与作も登場し、惑星の住民は最後の2人となっていたが、星に残って開拓を続ける父と、星を出て新たな人生を選ばんとする息子との確執が描かれた。
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: 「次元航海惑星」で名前が挙がっただけで、登場していない。999号が到着する直前に次元航海惑星に衝突されて消滅し、惑星の残骸のみが周囲の空間に漂っていた。
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: 穴凹と荒野が広がる惑星。停車時間は72時間22秒。「昨日の歌」とは惑星の空洞部分を通り抜ける宇宙風の音にちなむ。裏切られた悲しみから、皮膚や血、肉を失い骸骨となってしまった卵売りのホロホロが暮らしている。ホロホロの境遇に同情した鉄郎が彼の罪を被ったことで、鉄郎はこの星で殺人犯として指名手配されてしまう。ラジオドラマ『スペースファンタジーエメラルダス』でささきいさおが歌う挿入歌「枯木霊歌」の歌詞には、この星の名前に似たフレーズがある。
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: 霧に覆われ、線香の匂いが絶えない惑星。停車時間は3時間40分。葬式の悲しいムードを楽しむために殺人が横行しており、住民達は喪服と共に武器を携帯している。また、とむらいの鐘を鳴らす鐘楼〔原作ではトリさんのシルエットが鐘楼に描かれていた。〕が随所に設置されている。
: アニメ版では住民は不老不死の存在とされ、病気や寿命で死ぬことがないばかりか、半端なレーザー銃では怪我を負わせることもできず、新しい武器が開発されても時間が経てばそれらの武器に対する耐久力が付いてしまうなど、機械化人以上に死とは無縁の生活を送っていた。それゆえ生きる気力をなくしていたが、この星に不時着した宇宙船の事故を切っ掛けに葬式を楽しむようになったと語られた。
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: 銀河鉄道の大分岐点となっている惑星。停車時間は3日22時間15分で、レプティル線・アマゾニア線・重力峠線・野の花線・マストドン線・オーロラ線に乗換ができる。メーテル曰く「旅人と旅人が、出会い、語り合い、友情が芽生える所」。
: アニメ版での停車時間は2日2時間15分で、乗り換え可能な路線はアマゾニア線・オリオン線・カペラ線・オリオン外回り線・野の花線となっている。しかし、高額な旅行代を払ったばかりに徒食に窮した旅行者が数多く徘徊しており、裕福な人間を見つけては集ろうという事態が数多くある。
:; トレーダー分岐点
:: 999が停車した場所。その後に登場した「ヘビーメルダー」にも、同名の場所が存在する。
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: 一年中雪が降り続いている惑星。停車時間は3時間10分だが、自転速度が速いので惑星内時間で3日間になる。高速で自転する5連惑星の内の1つで、自転速度が遅くなると互いに激突するとされる。周辺の空間は水蒸気が多く、それが宇宙で凍りつくためにバンアレン帯が肉眼で確認できる。建造物の大半は雪の下に建設されており、雪の重みで建物が潰れていくたびに増築を行ってきたので惑星の地下には古い町と雪がサンドイッチ状になって重なっている。雪が降り続く惑星のためか、住民は寒さに強い耐性を持ち、アイスクリームが主食となっているほか、水風呂にも平然と入浴する。鉄郎はこの惑星で立て続けに不運〔うどん状のアイスを食べて腹の底まで冷え、雪の穴に落下し、落ちた先で身ぐるみを剥がされるなど、散々な目に遭った。〕に見舞われた末に、危うく丸焼きにされそうになった。
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: 惑星全体が工場になっている工業惑星。停車時間は2日3分。ここの人々は生まれた時から工作機械に囲まれて育っているため機械を手足のように操ることができ、乞食ですら10円で水爆、5円で機関銃を作ることが可能なほどである。この星の製品は全宇宙に販売され、銀河鉄道の列車の部品も一部はここで作られているほどだが、働くことしか関心がないため駅舎やホテルの内装といったサービス面においては無骨なところもある。また、「全宇宙はお客様」と常に低姿勢なため、本来は宇宙全体で処理すべき廃棄物までもこの星に抱え込み、スモッグで大気は汚れてしまっている。
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: 「停時空間のかじられ星」で名前のみ登場。停車時間は45分。999号が停車する予定だったが、車内にいた乗客によって進路を「かじられ星」に変更させられる。かじられ星から出発した後に停車した模様。
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: 惑星全体が怒った髪の毛のような姿をしている惑星。停車時間は24時間。住民は非常に短気で喧嘩っ早く、ちょっとしたイザコザですぐに殴り合いになってしまう。故に999号は危険を避けるため地上には着地しない。車掌曰く「タンコブが2、30個できる」星。一方で喧嘩の後は尾を引くことがなく、すぐに仲直りができるなど、良くも悪くも「喧嘩するほど仲が良い」という星でもある。
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: やや歪な球形の惑星。停車時間は当初3時間22分だったが、停車前に4時間44分40秒に修正されている。強制消音区域に指定され、軌道も無音軌道になっている。その昔、密告が大流行して密告された人々は処刑されていたことから、耳の機械化手術で感度を上げて、人々の話し声にそば耳を立てるのが習慣となっている。しかし、感度を上げすぎたことで今度は大きな音に耐えられなくなり、大声や大きな音を立てた者を処刑していくようになった。
: アニメ版ではフィラメント星跡地(雲の海)通過前に車掌のアナウンスがあるのみで、惑星は登場しない。しかし、後に「沈黙の聖地」という惑星が、「銀の谷」に相当する惑星として登場した。惑星を支配していた独裁者によって密告が奨励されていたことが語られ、惑星にはその名残としてハーケンクロイツのマークがあちこちに残されている。
: 「銀の谷」という呼称は、『999』以前に松本が初期に発表した短編『銀の谷のマリア』で使用されている。
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:金色に輝く惑星。停車時間は不明だが、メーテルの発言から24時間以上はある。何もかもが金色になっているが、これらは惑星中枢の重力メッキ装置により付着するメッキであり、元来は普通の惑星である。建物などは目に見える部分のみメッキを施工し人間は買うことでメッキをしているため、貧民層はメッキをすることができずメッキのない下水などの場所に追いやられている。機械の体は比較的安く入手可能らしく、鉄郎がこの星で出会った住民のホイールロックは貧民層の人間だが機械化人であった。重力メッキ装置の中枢は機械化人の女性で、彼女が鉄郎に倒されたことで惑星のメッキが全て剥がれる。
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: 錆色の惑星。停車時間は8日23時間23秒で、この惑星で999号の手入れが行われる。ねじの一大生産拠点となっているが、生産過多なのか建造物には過剰にねじを用いており、それでも郊外にピラミッドのようなねじ山を形成させるほどあり余っている。また、埃と共に舞い上がったねじが雨とともに降り注いだり、宇宙に放棄したねじが惑星周辺に浮遊したりしている。
: アニメ版では999号に使用しているねじが破損したため、代替品の製作を依頼するも「規格外のねじは作れない」という理由であやうく断られかけた描写がある。
;
: 無人のスペースコロニー。停車時間は2時間20分。正確には無人ではなく、コロニーの設計者Dr.サイクロプロスが自らのクローン達と共に生活している。かつて1本のビスの閉め忘れによりコロニーの空気が抜けるという大事故を引き起こし、絶対安全と称して入植させた最初の移住者を全滅させてしまったため、信用を取り戻すためにサイクロプロスやクローン達は躍起になってコロニーの快適性や安全性を証明する実験を行っていたが、ついに失った信用は取り戻せないと悟ったサイクロプロスはコロニーと共に自爆した。
;
: 十字の環をもつ惑星。停車時間は38時間15分。主人と死に別れた動物たちの魂が集まる星で、イヌやネコだけでなく、大蛇やトラといった猛獣もいる。地表には花が一面に広がる。夜中になると失くした主人のことを思いだして、動物たちが喚きだす。人間はミーくんという名の若い女性だけだが、彼女も本来は飼い主と死に別れた虎縞のメス猫であった。
;
: どくろの模様をした惑星。停車時間は12時間。大統領デルムカデが星を支配しているが、他人を信用できないために住民を全て処刑してしまっていた。力の誇示のために999号に攻撃を仕掛け、駆け付けた武装列車も破壊したが、ついには無軌道強行装甲列車の投入により惑星を破壊された。また、戦闘に巻き込まれる危険性があるとして付近ローカル線の運行中止措置がとられた。
;
:ラッカセイのような形をした惑星。停車時間は5日23時間32秒。周辺に微粒子が漂い光を遮っているため、到着直前まで姿は見えない。この星の特異な形状は、元々は2連星になるはずだったのが繋がったままになってしまったためである。そのため時間にも歪みが生じており、弱々しい太陽光も相まってここの人々の体力は普通の人間の1%程度まで落ち込んでおり、建造物や武器までも1%の体力に合わせて作られているため、非常に脆く弱々しい。ここの人々は宇宙に出ることができないため「かげろうの牢獄」とも呼ばれている。
;
: 球状星団のように球状の住宅が集まった空域で、駅も空中に浮かぶ建造物となっている。停車時間は1時間。場所によっては住宅が密集したように存在しているが、中心にある高級住宅地では家が等間隔で整然と並ぶ。
: 大酋長と呼ばれる機械化人の男が支配者として君臨しており、ここに存在するすべての球状住宅はすべて彼の所有物である。そのため、この星の住民は全員酋長の下宿屋に下宿する下宿人のような状態となっている。地面を蹴れば1メートル以上は無重力となるので、家から家への移動は空洞惑星の空中遊泳時と同じようになるが、個々の家には重力が存在するのでそれが作用して思わぬ方向に流され、目的地でないところに着地する場合もある。
: 大酋長を倒せば倒した者が大酋長となり、新しい住宅団の支配者となる。鉄郎そっくりの男〔アニメ版では、星野鉄五郎という名前がある。〕が機械化人の現大酋長を倒して新大酋長となったが、その大酋長の座も長続きするものではなく、いずれは次の誰かに倒されることがメーテルの弁で示唆されている。
:; 大酋長の家
:: 球状住宅団を支配する大酋長の家。ひときわ大きな球状住宅で、城や豪邸などが存在する。家の中を見たものはおらず、そこに行った者で生きて帰った者はいないという。メーテルは到着早々ここに誘拐されたため、鉄郎は彼女の救出に向かうことになった。城には多数の衛兵がいると思われたが、誰も信用できなかった大酋長は部下を置こうとはせず、いずれも見掛け倒しのカカシであった。
:: ここには住宅をコントロールするマシンがあり、これで住宅団を四方八方に飛び散らせたり集結させることができる。
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: 石質のリングに囲まれ、土星に似た外観の星。昭和50年代の日本のような街並み。車掌のかつての恋人が住んでいた。
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: 枯木だらけの星。ここに生えた木は途中まで育つが、すべて枯木になってしまうという。
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: 延々と強風が吹き荒れている星。ホテルもある程度の防音対策が取られていたが完璧ではなかった。
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: 発展途上の星。街並みもホテルも古臭く、貧乏であるが、住民は皆、希望と人間味に溢れた暖かい心の持ち主ばかりである。事実突発性台風によってパスと下着以外の荷物を失ったメーテルと鉄郎に対しても、住民達は総出で紛失物を探し続け、その間に無償で食料を提供したりしている。悪用しないのか心配した鉄郎に対しても「そんなことを思っている人はいない。貴方が持っているのなら私たちにも手に入れられる。そんな思いで何もなかったこの星を皆で開拓してきた」と思想を述べている。
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: 一面荒野の惑星であり、その荒野で見世物として戦争を行い、その様子をホテルで防弾ガラスの窓越しに客に見せ、観光収入を得ている。
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: 「亡霊トンネル」で名前が挙がったのみで、劇中には登場しない。停車時間は24時間。球体トンネルを抜け出した後に停車した模様だが、劇中には登場しなかった。
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: いたるところで火山が噴煙を上げている若い惑星。停車時間は16時間32分21秒と0.5。知性が低い原始的な有尾人と、高い知性を持ち会話のできる恐竜が住む。
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: 一面花に覆われている惑星。停車時間は11時間24分32秒。この花は、かつて300年以上前に岩だらけだったこの星を美しい花の星にしようとした人により、外部から移植した花が星全体に広がったものであるが、移植した花が毒花であったため、毒花粉を避けるために人々はテクタイト製のコートを着用するはめになり、それでも100年前と比べて80%(アニメでは40%)も減少してしまっている。さらにこの星の法律で花に手をかけたり、天敵になる植物をもちこむことは禁止され、破ると裁判も通さずに即刻死刑になるため、毒花の処分を誰もできずにいた。
: 漫画とアニメでは結末が異なり、漫画では火災を起こした家族は処刑されたが、アニメではメーテルと鉄郎の嘆願と他の住民たちの威圧により、逮捕に来た政府軍は犯人を処刑したと宣言して撤退した。
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: アフリカ大暗黒星雲内にある遊星。停車時間は28時間23分45秒。キリマンジャロを照らす三重太陽は熱や音こそ遊星にとどかないが、光が非常に強く圧力すら生じており、一面高山帯のような雪景色となっている遊星表面は“光の圧力”によって出っ張り部分が押し曲げられている。現在は体に厚みが全くないゴーストホッパーと呼ばれる種族が生息し、暗黒星雲の支配を目論んでいるが、元々は別の先住民族が住んでおり、先住民族が滅ぼされたのか自滅したのかは不明。ゴーストホッパーの襲撃により999号との交信が出来なくなった管理局は暗黒星雲を迂回する新線の建設および新たな999号の製造を一時決断したが、999号の復帰により車両の製造は取りやめられた。
: アニメ版では2年前に母星の終焉から逃れたホッパーがキリマンジャロに目を付け、先住民族を全滅させて移住し、環境改善のために打ち上げた人工太陽である三重太陽の光の圧力により、現在のような厚みのないゴーストホッパーに変貌したことになっており、不明確だった部分に設定が加えられた。
; 〔原作での読みは「あまがいけ」、アニメ版では「あめがいけ」。また、アニメ版では「雨ヶ池」「雨が池」の表記ゆれが見られる。〕
: 雨の都と同じく雨が降り続く惑星。停車時間は64時間23分24秒。年間の99%もが雨の惑星だが、生命力に満ちた雨の都とは対照的に非常に陰気な惑星で、建物はカビと苔に覆われていた。管理局指定の宿も雨漏りが酷く、鉄郎もメーテルも閉口していた。クーフレームという機械化人の女性が塔を立てて住み着いている。
: アニメ版ではクーフレームが生身の人間で、永遠の命と美貌を得るために「命の火」を食べる魔女となっているほか、彼女によって惑星の住民が全て虐殺されており、クーフレームとその部下以外に人間は存在しておらず、クーフレームが死亡すると共に爆発した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「銀河鉄道999の停車駅」の詳細全文を読む




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