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秩父鉄道1000形電車 : ミニ英和和英辞書
秩父鉄道1000形電車[くるま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちち]
 【名詞】 1. (hum) father 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

秩父鉄道1000形電車 ( リダイレクト:秩父鉄道1000系電車 ) : ウィキペディア日本語版
秩父鉄道1000系電車[ちちぶてつどう1000けいでんしゃ]

秩父鉄道1000系電車(ちちぶてつどう1000けいでんしゃ)は、1986年昭和61年)に登場した秩父鉄道通勤形電車で、国鉄101系電車の譲受車である。2014年平成26年)3月23日をもって運転を終了し、同年3月31日付で全車廃車された〔電気車研究会『鉄道ピクトリアル 臨時増刊号 鉄道車両年鑑 2014年版』 2014年10月10日発行〕。
== 概要 ==
本系列は、100形800系(元小田急電鉄1800形)といった吊り掛け駆動方式の車両を置き換えるために、1986年から1989年平成元年)にかけて元日本国有鉄道(国鉄)→東日本旅客鉄道(JR東日本)の101系のうち状態の良い3両編成12本36両を非冷房車のままで購入した。
制御電動車のデハ1000形(国鉄時代はクモハ100形)、中間電動車のデハ1100形(同モハ101形)、制御付随車クハ1200形(同クハ101形)からなる3両編成を組んでいる。デハ1000形に電動空気圧縮機パンタグラフを、デハ1100形に主制御器、電動発電機主抵抗器を搭載している。国鉄→JRカルダン駆動車が編成単位で私鉄に譲渡された事例はこれが初めてであった。ほとんどが0番台からの改造だが、1006号編成のデハ1006とデハ1106の2両が1000番台からの改造であり、本系列の中で製造年が最も古い(後述)。
入線時にパンタグラフのPS13形への変更、運行番号表示器の封鎖、保安機器の変更、先頭車車内への間仕切り用アコーディオンカーテンの設置、暖房容量の増大、外板塗装の変更、マスコンを800系で使用されていたデッドマン装置付きのものへの交換〔鉄道ファン 2010年3月号(交友社)による。〕、主電動機出力のデチューン(100kW→85kW)が行われた以外、大きな改造はなかった。改造は1001・1004・1006・1007号編成が大宮工場(現・大宮総合車両センター)、1002号編成が大井工場(現・東京総合車両センター)、それ以外の編成が自社の熊谷工場でそれぞれ施工された。最初の2編成とそれ以降の編成とでは無線アンテナの形状が異なり、前者は棒形のものを、後者は逆L字形のものを装着する。ブレーキシューは入線当初は国鉄時代から引き続いてレジン製のものが使用されたが、後に鋳鉄製のものに取り替えられた。客用ドアはすべてステンレス製である。
その後、埼玉県補助金交付を受けて1994年(平成6年)から1997年(平成9年)にかけて双方の先頭車集約分散式冷房装置が搭載された〔この冷房装置は西日本旅客鉄道(JR西日本)が103系などの冷房改造の際に取り付けたWAU102形冷房装置と類似した外観であるが、車内にはダクトが設けられているなど、同社での改造車とは相違点がある。〕。この際に過電流対策と容量増加に対応するため従来連結面側に1基搭載されていたデハ1000形のパンタグラフは運転室側にも搭載され、またクハ1200形には冷房電源用の容量90kVAの静止形インバータ (SIV) が搭載された。この際にパンタグラフは再びPS16形に変更された。1999年(平成11年)までにワンマン運転対応工事や座席ユニットの交換、ドアチャイムの設置などが実施された。電動空気圧縮機は当初レシプロ式C-1000形であったが、2002年(平成14年)6月から検査時にJR103系などで使用されている大容量のC-2000形に交換された。
車体塗装は、登場当初は当時の標準色であるレモンイエローにブラウン帯で、先頭車前面の帯中央に「秩父鉄道」を表記していた。その後は白地に青と赤の帯が正面から側面に回るデザインに変更されるとともに前面窓周りが黒で縁取られた。
当初封鎖された運行番号表示器は1990年(平成2年)までに改造して列車種別表示器として使用され、「各停」「ワンマン」「準急」〔かつて存在していた種別で、原則として2000系が使用された。〕「急行」〔急行用の3000系の代走の他、リバイバル塗装編成による臨時急行に充当された。〕「臨時」「回送」「試運転」などの表示が用意されている。このうち、「ワンマン」表示はワンマン対応工事施工時に追加された。
かつて1990年代前半まで、行楽シーズンや秩父夜祭の時期に国鉄・JR東日本から国鉄型車両が乗り入れていた関係からか、線区の事情にマッチし、手を加えながら主力として譲受後20年以上に亘って使用された。しかし車体の老朽化などで年々維持費が嵩んできたことにより、2009年の1004編成・1006編成の廃車以降、後継の7000系7500系・7800系への置き換えが進み、最後に残った1003編成も2014年3月20日をもって通常の営業運行を終了し、同月21日から23日までのさよなら貸切列車の運行をもって運用から離脱した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「秩父鉄道1000系電車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chichibu Railway 1000 series 」があります。




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