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(n) (1) windmill =========================== ・ 風 : [ふう, かぜ] 1. (adj-na,n,n-suf) method 2. manner 3. way ・ 風車 : [ふうしゃ] (n) (1) windmill ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
風車(ふうしゃ、かざぐるま)は羽根車に風を受けて回転し、主に原動力を得るための装置。発電・製粉・風速計などに使われる。「かざぐるま」と読むと、羽根車に柄を付け、風の力で回して遊ぶ玩具も含まれる(風車 (玩具)参照)。 英語ではウィンドミル (windmill) だが、ミル(mill、原義は碾き臼)でわかるとおり、ウインドミルは本来は製粉の動力に使われるものを指す。また、風力発電などに使われる現代風の風車はウインドタービン(Wind turbine、風力タービン、風力原動機)とよばれるが、日本語ではこれらを含めて風車と呼ばれることが多い。 == 歴史 == 風車の起源ははっきりしない。紀元前36世紀ごろ、エジプトで灌漑に使われたという記録がある。 1世紀初頭、アレクサンドリアのヘロンは、アネムリオン(風車を動力として風を送るオルガン)を設計した。 ウィンドミル(製粉用風車)は、ペルシャで誕生した。中央アジアのシースターン(イランとアフガニスタンの国境地域)で10世紀頃に建造されたのが最古である。その後、十字軍やモンゴル帝国の遠征により、ヨーロッパと中国に伝えられた。〔宮崎正勝『世界を動かしたモノ辞典』日本実業出版社、2002年〕 初期の風車は、方位制御機構が不要な垂直軸風車だった。12世紀末、北西ヨーロッパに、方位制御機構を備えた水平軸風車が現れた。これはイスラムから伝わった垂直軸風車とは独立に発明されたという説もある。 15世紀、オランダで干拓地の排水用に風車が多用され始めた。これらはのちに蒸気機関に、さらには電動ポンプにとってかわられ、現在は観光資源ないし一部は「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」として世界遺産に登録されているが、少数が今も現役で排水に使われている。 1887年、イギリスのJ.ブライスが初めて風力で発電し、二次電池に蓄電した。1888年にはアメリカでC.F.ブラッシュが直径17mの多翼型風車で発電を行った〔http://cert.shinshu-u.ac.jp/gp/el/e06a2/class08/class08-2.html〕。 日本でも長野県諏訪湖南、愛知県知多半島東浦町、渥美半島伊良湖岬付近、茨城県土浦市付近桜川流域、千葉県房総半島館山市付近、大阪府堺市等で1920年代前半から1960年代前半に使用されていた記録が残る〔http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/~saito/job/others/windmill/windmill.html〕 〔堺市石津の風車 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「風車」の詳細全文を読む
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