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順序対 : ミニ英和和英辞書
順序対[じゅんじょつい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じゅん]
  1. (adj-na,n,n-suf) order 2. turn 
順序 : [じゅんじょ]
 【名詞】 1. order 2. sequence 3. procedure 
: [ついで]
 【名詞】 1. (uk) opportunity 2. occasion 
: [つい]
 【名詞】 1. pair 2. couple 3. set 

順序対 : ウィキペディア日本語版
順序対[じゅんじょつい]
数学における順序対(じゅんじょつい、)は、座標 や射影 とも呼ばれるふたつの成分 を持つ対象を総称するものである。順序対では常に、第一成分(第一座標、左射影)と第二成分(第二座標、右射影)の対によって対象が一意に決定される。第一座標が ''a'' で第二座標が ''b'' であるような順序対は通常、(''a'', ''b'') で表される。「順序」対という呼称は、''a'' = ''b'' でない限り (''a'', ''b'') という対と (''b'', ''a'') という対とが異なるという意味を示唆してのものである。
直積集合やその部分集合である二項関係(これは対応と言っても同じであり、また従って当たり前のように目にする写像函数もこれに含まれる)は順序対を用いて定義される。
== 一般論 ==
(''a''1, ''b''1), (''a''2, ''b''2) をふたつの順序対とするとき、順序対の特徴づけ (''characteristic property'' or ''defining property'')とは
: (''a''1, ''b''1) = (''a''2, ''b''2) となるのは ''a''1 = ''a''2 かつ ''b''1 = ''b''2 のとき、かつそのときに限る
というものである。順序対を他の順序対の成分にすることができて、このような再帰的定義から順序 ''n''-(項数 ''n'' の順序付けられた配列)の概念が得られる。たとえば、三つ組 (''a'',''b'',''c'') は対を入れ子にした (''a'', (''b'',''c'')) として定義される。このやり方は、計算機プログラミング言語に反映されて、コンスセル を入れ子にすることで要素のリストを構成することができる。例えば、リスト (1 2 3 4 5) は (1, (2, (3, (4, (5, {}))))) という具合である。LISP言語はこのようなリストを基本データ構造として採用している。
第一成分が集合 ''X'' の元で、第二成分が集合 ''Y'' の元となるような順序対全体の成す集合は、''X'' と ''Y'' との直積集合と呼ばれ、''X'' × ''Y'' と書かれる。''X'' ∪ ''Y'' 上の二項関係とは、''X'' × ''Y'' の部分集合のことである。
記号 (''a'', ''b'') を別な意味(たとえば実数直線上の開区間など)に用いたい場合などに、区別のために順序対を ⟨''a'', ''b''⟩ などの少し異なる記号で表すこともある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「順序対」の詳細全文を読む




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