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鎮目惟明 : ミニ英和和英辞書
鎮目惟明[しずめ これあき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [め, もく]
 【名詞】 1. (1) item 2. division 3. class 4. (2) piece (in Go)
: [これ]
 (int,n) (uk) this

鎮目惟明 : ウィキペディア日本語版
鎮目惟明[しずめ これあき]
鎮目 惟明(しずめ これあき、永禄7年(1564年) - 寛永4年7月14日1627年8月24日))は、安土桃山時代から江戸時代初期の武将佐渡奉行幼名は半次郎、通称は市左衛門。上田七本槍の1人。
寛政重修諸家譜』によれば鎮目氏は甲斐国山梨郡鎮目村(現在の笛吹市春日居町鎮目)の出自で、父は二代鎮目惟真、母は甘利虎泰の娘。鎮目氏は初代七郎右衛門以来、甲斐守護武田氏の家臣で、惟真は武田信玄勝頼の二代に仕え、武田家滅亡とともに隠居し鎮目氏は武田浪人となり、惟明の代で徳川氏に仕える。子に長男の惟吉、次男の惟忠(藤兵衛)がいる。
== 略歴 ==
甲斐国に生まれる。『寛政譜』によれば武田氏滅亡後に徳川氏に仕え、徳川家康に近侍したという。豊臣政権期に徳川氏が関東移封されると父の惟真を残して甲斐を去り、文禄元年(1592年)に徳川秀忠付となる。慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは秀忠率いる徳川勢本隊に配属され上田合戦において活躍し、上田七本槍と称さるが、軍令違反であり処罰され、知行地があったと考えられている上野国吾妻郡蟄居する。翌年許され、この功により大番組頭となり1,600石を給される。大坂の役では使番となり、首級1つを挙げた。
元和4年(1618年)、秀忠の刷新人事の一環として竹村九郎右衛門嘉理(嘉政)とともに佐渡奉行となる。惟明は佐渡へ渡り、惟明と同じ武田浪人であった大久保長安の改革による盛期を過ぎた佐渡金山の経営を復興させた。竹村は江戸在住期間が長く、惟明の手腕によるものと評価されている。竹村は主に港湾、船などの輸送、流通面を担当した。惟明は、諏訪間歩など33間歩に公費を投入し、「御直山」として取り立てたり、金山・銀山の山主の経営する「自分山」からの公納の定率化をはかり、山主の経営を安定させた。また、米を市価の二割安で全町民に安く提供したり、貨幣流通の円滑化および銀の島外流出を防ぐため、佐渡国しか通用しない極印銀や小判を造るなどした。これにより経済の活性化と生産量の増加により島の経済は活況を呈した。また惟明は、筋金のままだと日本海の荒波の中の輸送が困難を極める為、輸送しやすい小判にて運ぶことを上書した。元和7年(1621年)7月20日、後藤庄三郎は、惟明に伺いをたて、配下の後藤庄兵衛、浅香三十郎が初めて小判の鋳造を始めた。また、金銀の増産をはかるためにピストン式排水ポンプなど新技術を導入し、年間50t以上の銀、400kg近い金を産出するに至る。この時期が佐渡金山の全盛期で(「佐渡年代記」に「山出の金銀も前後無類の盛を得る」とある)、多くの善政を敷いた名奉行として近世までその功績を称える「鎮目祭」が行われていた。また金山に限らず、新田の開発もしたとする記録が残っている。
佐渡国戸地村の鉱山施設の巡視の途中に現在墓がある地点で急死した。享年64。川狩り(釣り)をしていたところ体調を崩したという(『佐渡国略記』)。死因については伝承があり、惟明が無類の釣好きで、相川・吹上ヶ浦で大蛸を釣り上げた時に海に引きずりこまれそうになり、刀を抜いて自らの手を切断した時の傷が元でなくなったとか、巡視中に戸地川のトノフチで事故死したなど諸説ある。
墓は佐渡市下相川、位牌は佐渡市相川山之神総源寺にある。法名、天山柏青大居士。墓は惟明の死後、弘化2年(1845年)に長男惟吉の8代後の鎮目惟成、次男惟忠の8代後の鎮目喜一らにより現在の位置に建てられた。墓は昭和33年3月5日に新潟県指定史跡になった。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鎮目惟明」の詳細全文を読む




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