翻訳と辞書
Words near each other
・ 赤穂町 (兵庫県)
・ 赤穂町 (長野県)
・ 赤穂発電所
・ 赤穂県
・ 赤穂真
・ 赤穂神社
・ 赤穂線
・ 赤穂美紀
・ 赤穂義士
・ 赤穂義士祭
赤穂藩
・ 赤穂警察署
・ 赤穂郡
・ 赤穂郵便局
・ 赤穂都市圏
・ 赤穂都市雇用圏
・ 赤穂鉄道
・ 赤穂鉄道3号形蒸気機関車
・ 赤穂雲火焼
・ 赤穂駅


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

赤穂藩 : ミニ英和和英辞書
赤穂藩[あこうはん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あか, あけ]
 (n) 1. red 2. crimson 3. scarlet 4. communist
: [ほ]
 【名詞】 1. ear (of plant) 2. head (of plant) 
: [はん]
  1. (n,n-suf) fiefdom 2. domain (precursor to current prefectures) 

赤穂藩 : ウィキペディア日本語版
赤穂藩[あこうはん]
赤穂藩(あこうはん)は、播磨国赤穂郡兵庫県赤穂市相生市上郡町)周辺を領有した。藩庁は同郡加里屋の赤穂城。『忠臣蔵』で有名な藩である。なお、武鑑では元禄以前は藩主居城を「播州加里屋」「播州かりや」「播州之内苅屋」と表記するものもあった。〔赤穂は郡名を起源としており、城地・政庁の存在した当地の歴史的固有地名はカリヤ(加里屋・仮屋・苅屋)であった。〕

== 略史 ==
播磨一国の太守である池田輝政の5男・政綱元和元年(1615年)、兄である忠継の死により岡山藩を相続した忠雄より、母・良正院の遺領分のうち3万5000石を分知され、ここに赤穂藩が立藩した。寛永8年(1631年)、政綱は嗣子なく没し、同国佐用郡平福藩で2万5000石を領していた弟の輝興に相続が認められた。しかし、輝興は正保2年(1645年)、突然発狂して正室や侍女数人を斬殺し、本家である岡山藩池田光政の預かりとなり、改易となった。
同年、代わって常陸国笠間藩より浅野長直が5万3000石で入部した。長直は石高にそぐわない宏壮な赤穂城を旧城の南に13年かけて築城し、更に城下町も造営した。転封と工事により財政は悪化。池田氏の代より始まっていた塩田開発を奨励し整備を行いを赤穂の特産品とした。以後、塩は赤穂の特産として藩財政を支えて行くこととなる(当時は通称「赤穂塩」と呼ばれていた。現在の現地遺跡の発掘により、その起源は、弥生時代にまで遡るとする研究結果もある)。
第2代藩主・長友寛文11年(1671年)、義兄・義弟に分知し、石高は5万石となった。
元禄14年(1701年)、第3代藩主・長矩(内匠頭)は江戸城中で高家旗本吉良義央に斬りつけ、長矩は切腹、浅野家は改易となった。そして元禄15年(1702年)に家臣による吉良邸討ち入りが起こった(赤穂事件)。これらは、当時の赤穂藩の筆頭家老であった大石良雄(内蔵助)ら47名の赤穂藩浪士の起した忠君義挙(忠臣蔵)として後世に長く伝えられることになる。
刃傷事件のあった元禄14年(1701年)に、代わって下野国烏山藩より永井直敬が3万2000石で入部する。しかし、5年後の宝永3年(1706年)には信濃国飯山藩へ転封となっている。
同年、備中国西江原藩より森長直が2万石で入部。廃藩置県までの12代165年間、赤穂藩主としては最も長く在封した。森家の在封期間を通じて藩政は困窮しており、時代を追うごとに悪化の一途を辿った。第5代藩主・忠洪は財政改革を断行。藩主自ら質素倹約を行い、貯蓄を奨励した。更に塩田開発や蝋燭の原料となるの植林等殖産興業にも努めた。しかし、財政の再建はままならなかった。第10代藩主・忠徳文化6年(1809年)、遂に塩を専売制とした。
幕末安政4年(1857年)になると、藩政の改革をめぐり保守派・革新派の対立が起こり藩内は分裂。革新派の一部は脱藩し長州藩へ奔った。文久2年(1862年)、攘夷派が保守派の家老を暗殺するという事件が起こり、藩論は分裂したまま明治維新を迎えることとなった。
1871年(明治4年)、廃藩置県により赤穂県となる。その後、姫路県・飾磨県を経て兵庫県に編入された。森家は1869年(明治2年)の版籍奉還とともに華族に列し、1884年(明治17年)には華族令の施行とともに子爵を授爵した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「赤穂藩」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.