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説一切有部 : ミニ英和和英辞書
説一切有部[せついっさいうぶ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 
: [いち]
  1. (num) one 
一切 : [いっさい]
  1. (n-adv,n) all 2. everything 3. without exception 4. the whole 5. entirely 6. absolutely 
: [せつ]
  1. (adj-na,n) eager 2. earnest 3. ardent 4. kind 5. keen 6. acute
: [う, ゆう]
  1. (n,vs) possession 

説一切有部 : ウィキペディア日本語版
説一切有部[せついっさいうぶ]

説一切有部(せついっさいうぶ、, サルヴァースティヴァーダ、, サッバッティヴァーダ)は、部派仏教時代の上座部から分派した一部派で、同じく上座部系列である分別説部と並んで、多くのアビダルマ文献が現存している。略称は有部。「あらゆる現象(諸法、)」を構成する基体として、有法、法体(ダルマ、)を想定し、この有法は滅することなく、過去・現在・未来にわたって存在し続けること」(法体恒有、三世実有)を主張した。
== 沿革 ==
異部宗輪論』によれば、成立は前2世紀の前半である。その後しばらくして迦多衍尼子(かたえんにし、kātyāyanīputra)が現れ『発智論』(ほっちろん)を著し、説一切有部の体系を大成したという。現在では、説一切有部の名の出る最古の碑文が1世紀初頭であることから、その成立はやや遡って、前2世紀後半と考えられている。
説一切有部はゴータマ・ブッダの教説を解釈する過程で、膨大なアビダルマ哲学を完成させた。『六足論』『発智論』『大毘婆沙論』『顕宗論』は説一切有部の教義を述べた代表的な論書である。しかしながら、説一切有部が構築した教義は、ブッダの教えから逸脱したものとして、他の部派や大乗仏教から批判されることになる。
現在有体・過未無体を主張する大衆部(だいしゅぶ)あるいは経量部と対立し、また西暦紀元前後に興った大乗仏教も”無自性・”を主張して説一切有部の説を批判した(このことは大乗仏教が教学を形成する上で大きな働きをした。)しかし大乗も中観派についで登場した唯識派になると説一切有部の分析を積極的に取り入れるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「説一切有部」の詳細全文を読む




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