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解宝 : ウィキペディア日本語版
解宝[かい ほう]

解 宝(かい ほう)は、中国小説四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。
梁山泊第三十五位の好漢。天哭星の生まれ変わり。両頭蛇の解珍が実兄。登州の猟師で兄と同じく点鋼叉の使い手。他に足に剣を括り付けている。顧大嫂は父方の従姉、孫立孫新兄弟は母方の従兄にあたる。短気な性格で兄より色黒、丸顔。両足の腿に飛天夜叉の刺青をしている。上記の通りの暴れ者であり、また得物のの形状から、二本尻尾のサソリを意味する双尾蠍(そうびかつ)と渾名される。
==生涯==
早くに二親を亡くし、兄と二人で猟師をしていた。役所が付近の住民に虎狩りを命じると、兄と共に山に入って罠を仕掛ける。首尾よく虎に毒矢を当てるが、地元の長者、毛太公の屋敷に逃げ込まれた。二人は屋敷を訪ねるが、手柄を横取りしようとした毛太公によって虎は隠されてしまう。詰め寄る二人は強盗だと濡れ衣を着せられて、、毛太公の女婿である孔目(裁判官)の王正によって牢に入れられる。親類の牢番、楽和と孫一家の手引きで牢を破って毛太公・毛仲義父子一家および王正らを殺害すると、梁山泊に身を寄せるために登州を離れた。おりしも梁山泊は祝家荘との戦いに苦慮していた。解兄弟と孫一家は祝家荘に味方する振りをして潜入し、内応して戦いを勝利に導いた。
梁山泊では歩兵軍の頭領となり、猟師の技術を活かして偵察行動などに活躍、華州攻めや北京攻略では変装して潜入を行い、華州攻めでは非道の賀太守を討ち取った。また曽頭市攻めでは、解珍とともに曽家の三男・曽索の首を挙げている。百八星集結後も歩兵軍頭領として活躍。国との戦いでは断崖に孤立した盧俊義軍の居場所をつきとめ、その救出に大きく貢献した。田虎王慶との戦いでも敵将を複数討ち取り、山中で迷った楊志を救出する功を立てるが、瓊英に敗れて兄ともども敵軍に捕らわれた事もあった。方臘討伐でも山中に逃げ込んだ敗残兵を掃討するなどよく働いたが、烏竜嶺攻めの際、敵軍が山岳地帯の関所に篭ったため、兄と二人で山伝いに潜入を試みる。岩壁をよじ登っていたところ、その物音を敵軍に気づかれて兄が転落死、慌てた解宝は引き返そうとするが、敵軍から霰の様に弓と石を射掛けられ死亡した。兄弟の死体は木に吊るして見せしめにされる。我を忘れた宋江は二人の死体を回収するために軍を進め、敵の罠にかかってしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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