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表題紙 : ミニ英和和英辞書
表題紙[ひょうだい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひょう]
  1. (n,n-suf) table (e.g., Tab 1) 2. chart 3. list 
表題 : [ひょうだい]
 【名詞】 1. title 2. index 
: [だい]
  1. (n,vs) title 2. subject 3. theme 4. topic 

表題紙 ( リダイレクト:標題紙 ) : ウィキペディア日本語版
標題紙[ひょうだいし]

標題紙(ひょうだいし、)は、論文の冒頭にある、標題(タイトル)などを記したページのことである。
== 本の標題紙 ==
標題紙という語は英語の “title page” の訳語であり、あるいはそのままタイトルページともいう。“title page” も「標題紙」も、標題の記された「ページ」のみを指す場合と、その裏のページ (verso of title page) を含む「紙葉」を指す場合とがある。明示的に後者を表す英語として “title leaf” がある。
標題紙は洋書を構成する要素のひとつである。本節では、特に断らない限り洋書の標題紙について述べる。現代では(とびら)と同一視されるが、本来は別のものである。扉は和装本において見返しの次にあるページで、標題が書かれる点では標題紙と同じだが、古書では扉がないのが普通であった。
写本インキュナブラ(初期の活字本)では、内容的にも物理的にも標題紙に相当するものがなかった。15世紀に、本文を保護するための白紙が先頭に置かれるようになり、それが次第に標題紙へと変化した。それが1475年から1480年ごろのことで、15世紀末には(現在とは少し異なるものの)一般的なものになった〔若松(2006):328ページ〕。本編を保護する目的で標題紙が生まれたように、16世紀後半以降、標題紙の前にさらに折記号のみの白紙が追加されるようになり、それが17世紀後半に簡潔な略標題 (half title) を記した略標題紙 (half title page) となった〔エズデイル(1977):27ページ〕。
; 標題紙(の表面)の内容
:
* 標題(タイトル) - 標題紙に記される標題(タイトル)は、標題紙標題(標題紙タイトル)といい、正式で、完全な形の(長い)タイトルである。サブタイトル、別言語のタイトルなどもあれば併記される。
:
* 責任表示 - 著者、編者、改訂者、翻訳者、監修者、挿図画家、序文の著者などが記される。
:
* 版表示 - 初版では省略される場合が多いが、改訂版などでは版が記される。(刷は裏面)
:
* 出版事項 - 出版地、出版者、(その版の)出版年が記される。
: 出版地、出版年以外は、現代の(洋装本の)和書でも記されていることが多い。
; 標題紙の裏面の内容
:
* 出版者の所在地、国名
:
* 印刷者
:
* 原書の書誌情報
:
* 著作権表示(著作権者、登録年)
:
* 過去の版、重刷の記録
:
* プリンターズ・キー - 刷次と印刷年を表す数列のこと。
:
* ISBN - 国際標準図書番号
:
* CIP (Cataloging in Publication) - 発行前に全国書誌作成機関へ情報を提供し、返された基本的な書誌情報を記載する。
: プリンターズ・キーとCIP以外は、和書でも奥付に記される。ただし翻訳書では、原書の書誌情報・著作権情報を標題紙の裏に記載することが多い。
標題紙は1ページ(1枚)とは限らない。見開きの2ページを使って標題・出版事項(標題紙1ページ分の内容)を印刷しているものもある。複数の言語で書かれた本では、それぞれの言語で標題紙を用意しているものもあり、叢書などでは「叢書の標題紙」と「その巻の標題紙」をもつものがある。それらや、略標題紙のことを副標題紙ともいう。復刻版では、原書と復刻版それぞれの標題紙がある。
標題紙は、しばしば木版画・銅版画などの装飾が施される。16世紀後半からは標題部分を赤字で印刷することが流行し、17世紀に入ると建築様式をまねた装飾が盛んになったが、これは1630-1640年頃には落ち着いた〔ブラセル(1998):111ページ〕。標題紙には本文と同じ紙(共紙)を使用するのが普通だが、日本では厚手の上質紙が使用される。これを、本文と標題紙との物理的な結びつきも弱くなる、中身の質をごまかす「こけおどし」「悪習慣」として批判する意見もある〔寿岳(1973):149ページ〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Title page 」があります。




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