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脂質ラフト : ミニ英和和英辞書
脂質ラフト[ししつらふと]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あぶら, やに]
 【名詞】 1. nicotine 2. resin 3. sleep in one's eyes (eye mucus)
脂質 : [ししつ]
 【名詞】 1. lipid 2. fats 3. adipose
: [しつ, たち]
 【名詞】 1. quality 2. nature (of person)
ラフ : [らふ]
  1. (adj,n) rough 2. (adj,n) rough

脂質ラフト : ウィキペディア日本語版
脂質ラフト[ししつらふと]
脂質ラフト(lipid raft)は、膜ミクロドメインの一種で、スフィンゴ脂質コレステロールに富む細胞膜上のドメインである。この部分構造は膜タンパク質あるいは膜へと移行するタンパク質を集積し、膜を介したシグナル伝達細菌ウイルス感染細胞接着あるいは細胞内小胞輸送、さらに細胞内極性などに重要な役割を有する機能ドメインである。
==概要==
1950年代に電子顕微鏡を用いた研究によって上皮細胞内皮細胞膜表面にある窪みを持った構造が発見され、この特徴的な構造からカベオラと名付けられた。カベオラは、指標分子であるカベオリンの発見により研究が進み、非イオン性界面活性剤存在下かつ低温で不溶性の膜ドメインであり、そのドメインにシグナル伝達に関わるタンパク質群が会合していることが見出された。その後の研究により、カベオリンを持たず、窪んだ形状を持たない膜構造が分離され、カベオラと同様にシグナル伝達に関与する分子の会合が発見された。現在はこのような細胞膜部位を総称して、脂質ラフト(ラフトいかだの意)と呼んでいる。
このような構造上に、受容体などの機能性物質が集合することにより、シグナル伝達、物質輸送の窓口として機能する。すなわち、複数の分子がカスケードを形成する場合、それらの分子を一箇所に集めることにより、それらの分子が相互作用する確率を高め、一連の反応を速やかに行うことができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「脂質ラフト」の詳細全文を読む




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