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福島高専 : ミニ英和和英辞書
福島高専[ふくしま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふく]
 【名詞】 1. good fortune 
: [しま]
 【名詞】 1. island 
: [たか]
 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money 
高専 : [こうせん]
 (n) (prewar) college

福島高専 ( リダイレクト:福島工業高等専門学校 ) : ウィキペディア日本語版
福島工業高等専門学校[ふくしまこうぎょうこうとうせんもんがっこう]

福島工業高等専門学校(ふくしまこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英称:National Institute of Technology, Fukushima College, NIT, Fukushima College)は、福島県いわき市に所在する国立高等専門学校。略称は福島高専
==概要==
福島工業高等専門学校は、本科5学科・専攻科2専攻(5コース)で構成される、主に工学系の中堅技術者の養成を目的にした学校である。全国51校の国立高専にあって3学科のみとなる文系学科も設置されている。
いわき市の玄関口であるいわき駅からバスで10分ほどと、交通利便な立地である。キャンパスは緑にあふれ、ツツジの季節になると構内を開放して、市民に親しまれている。正面玄関にあるケヤキの大木は、林野を切り開いて校地を整備した際、そのまま残され、学校のシンボル的存在となっている。物質工学科棟の北側にそびえるクスノキは、旧平町役場の庁舎が1900年に建設された際の記念植樹を1978年に譲り受け移植したもの。樹齢はすでに100年余となる。
さらに、ケヤキの前には、彫刻界の第一人者であった佐藤忠良から寄贈を受けたブロンズの「青年の像」(1969年9月除幕)が建立され、中庭にも佐藤が炭鉱労働者らの協力のもと制作したセメント像「母子想」(1953年作)が立ち、文化的な雰囲気を漂わせている。「母子想」の所有者は常磐炭砿(後の常磐興産)であったが、自社炭鉱の閉山にともなって寄贈を受け、1973年1月、同地に移設されたものである〔経済産業省は2007年、常磐鉱工業を近代化産業遺産群に認定し、常磐炭田関連遺産として母子想を個々の認定遺産とした。〕。また、校地の背後には、本州で最後まで採掘が行われていた常磐炭田の廃坑が点在し、石炭産業で栄えた往時の面影を残している。
福島高専が立地するいわき市は、かつて「常磐・郡山」地区の一部として新産業都市に指定され、新産業都市法の廃止後、一帯は常磐工業地域とも呼称されるようになった。福島高専は、近隣に小名浜臨海工業地域などが控え、東北地方最大の工業都市〔「工業統計調査(2010年)」(経済産業省)による。製造品出荷額の1位は、いわき市の9703億円。以下、2位仙台市9632億円、3位郡山市8290億円、4位米沢市8199億円、5位福島市6381億円の順〕にある工学系の高等教育機関として、一定の存在感を示している。
東日本大震災によって東京電力福島第一原子力発電所がメルトダウンなどの重大事故を起こす直前には、原子力関連の就職者が就職希望者全体の25パーセントにも及んでいた〔2011年3月卒業予定者の原子力産業関連の内定先は、東京電力10名(本科8、専攻科2)、東北電力5名(本科)、日本原子力研究開発機構2名(本科・専攻科各1)、日本原子力発電2名(本科・専攻科各1)、三菱原子力燃料1名(本科)、アトックス1名(専攻科)、岡野バルブ1名(本科)の計22名。福島高専が2011年2月、経済産業省に提出した「原子力人材育成プログラム事業(原子力地域人材プログラム)」の成果報告書による〕。原発事故後2年となる2013年4月には、原発の廃炉作業などに従事する人材を育成するために、専攻科内に「復興人材育成特別コース」を開講した〔再生可能エネルギー、原子力安全、減災工学の3分野・10科目。文部科学省の「大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業」の一環として採択された「原子力に依存しないエネルギーと安全・安心な社会を目指す地域復興人材育成」事業として実施〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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