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生物多様性ホットスポット : ミニ英和和英辞書
生物多様性ホットスポット[せいぶつたようせい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
生物 : [せいぶつ, なまもの]
 【名詞】 1. raw food 2. perishables 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
: [た]
  1. (n,pref) multi- 
多様 : [たよう]
  1. (adj-na,n) diversity 2. variety 
多様性 : [たようせい]
 【名詞】 1. diversity 2. variety
: [よう]
  1. (adj-na,n-adv,n) way 2. manner 3. kind 4. sort 5. appearance 6. like 7. such as 8. so as to 9. in order to 10. so that 1 1. yang 1

生物多様性ホットスポット ( リダイレクト:ホットスポット (生物多様性) ) : ウィキペディア日本語版
ホットスポット (生物多様性)[ほっとすぽっと]
ホットスポット()、もしくは生物多様性ホットスポットとは、地球規模での生物多様性が高いにもかかわらず、人類による破壊の危機に瀕している地域。生物地理学における地域分類。
生物多様性ホットスポットの概念が初めて提唱されたのは、生物多様性を専門とする学者のノーマン・マイヤーズ(Norman Myers)の著した『環境保護主義者とは』〔仮邦題〕〔Myers, N.、、8 187-208 (1988)〕〔Myers, N.、、10 243-256 (1990)〕後にマイヤーズや他の共著者によって編纂された『ホットスポット:地球上の生物的多様性と危機に晒された陸生態域』〔仮邦題〕内で、ホットスポットの概念が新たに定義しなおされている〔Russell A. Mittermeier、Norman Myers、Cristina Goettsch Mittermeier。。 2000年。 ISBN 978-9686397581〕。
2000年に定められたマイヤーズのホットスポットマップによると、生物多様性ホットスポットとは以下の二つの厳密な基準を満たさなければならない〔Myers, N. et al. Nature 403, 853–858 (2000)〕。
* 1. 維管束植物の内、1,500種が固有のものである。
* 2. 原生的植生の内、70%以上がすでに破壊されている。
世界中で現在35のエリアがこの条件を満たしている。これら地域だけで全世界の植物鳥類哺乳類は虫類両生類の60%が存在しており、絶滅が危惧されている種も多く存在している。なお、日本もその一つとして知られる。
== ホットスポット保全イニシアチブ ==
生物多様性ホットスポットの内、未だ数%程度しか保全・保護に至っていない。ホットスポットを保全するために幾つかの国際団体が活動している。
*クリティカル・エコシステム・パートナーシップ基金(Critical Ecosystem Partnership Fund: CEPF):地球環境ファシリティ(GEF)やマッカーサー基金フランス開発庁(AFD)、財務省、、世界銀行による共同基金で、ホットスポット保全の主導的役割を担っている。生物多様性ホットスポットを保護するため活動しているNGOや他の私設団体への献金や技術的支援を行っており、アフリカアジアラテンアメリカに拠点を置く1,000以上の地域市民団体を支援している〔The Critical Ecosystem Partnership Fund Official website 〕。
*コンサベーション・インターナショナル(Conservation International: CI):持続可能な社会の実現を目指す、国際NGO。自然の恵みを将来世代につなぐため、科学とパートナーシップ、現場での実践を柱に、31か国で1000名のスタッフが、1000以上のパートナーとともに協働している。
理事に、俳優ハリソン・フォード、ウォルマート会長ロブ・ウォルトン、キリバス共和国大統領アノテ・トン、『銃・病原菌・鉄』の著者・地理学者ジャレド・ダイアモンド博士他。〔About Conservation International, retrieved 3/24/2016 〕。

*世界自然保護基金World Wildlife Fund: WWF):保全の優先順位が高いエコリージョンを定めたグローバル200エコリージョンと呼ばれる指標を提案した組織。グローバル200では生物の多様性、固有性、分類学的独自性、特異な生態学的・進化的現象や世界的稀少性に従って選別し、陸生生物については14段階、淡水生物については3段階、海洋生物については4段階に分け、保全の優先順位を定めている。全ての生物多様性ホットスポットは、最低でも一つのグローバル200エコリージョンを含んでいる。
*バードライフ・インターナショナルBirdlife International: BI):他地域では見つけられない鳥類が2種類以上いる地域を固有鳥類生息地域Endemic Bird Areas: EBAs)を定めた。EBAsは全世界に218ヶ所ある。他にも世界中に11,000以上もの重要野鳥生息地(Important Bird Areas: IBA)を定めている〔重要野鳥生息地 〕。
*プラントライフ・インターナショナルPlantlife International: PI):重要植生地域(Important Plant Areas: IPA)を定めるための事業を遂行している。

*絶滅ゼロ同盟Alliance for Zero Extinction: AZE):絶滅の危機に瀕している種を守る活動をしている何百もの科学者団体や環境保護団体による組織。バードライフ・インターナショナルの重要野鳥生息地(IBA)も含んだ595ヶ所を重要地域として定めている。
*ナショナル・ジオグラフィック協会(The National Geographic Society):ホットスポットの世界地図(A World Map) と各ホットスポットにおける絶滅危惧動物の概要が入った生物多様性ホットスポット用ArcViewシェイプファイルとメタデータ を用意した。コンサベーション・インターナショナルにて利用可能である〔Conservation International (2007) BIODIVERSITY HOTSPOTS Resources 〕。
以上のイニシアチブは科学的基準と量的基準に基づいて記載している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホットスポット (生物多様性)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Biodiversity hotspot 」があります。




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