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火砕流 : ミニ英和和英辞書
火砕流[かさいりゅう]
【名詞】 1. pyroclastic flow (type of volcanic eruption) 2. stone wind 
===========================
: [ひ]
  1. (n,n-suf) fire 2. flame 3. blaze 
火砕流 : [かさいりゅう]
 【名詞】 1. pyroclastic flow (type of volcanic eruption) 2. stone wind 
: [りゅう]
  1. (n,n-suf) style of 2. method of 3. manner of 4. school (of thought) 
火砕流 : ウィキペディア日本語版
火砕流[かさいりゅう]

火砕流(かさいりゅう、pyroclastic flow、火山砕屑流)とは、火山現象で生じる土砂移動現象のひとつで、特に火山活動に直接由来する「屑物れ」で、気体固体粒子からなる空気よりもやや重い密度流である。「熱雲」〔安藤重幸:恵山火山の地質と岩石 岩石鉱物鉱床学会誌 Vol.69 (1974) No.8 P302-312〕、「軽石流」、「岩屑なだれ」を含めて「高温のマグマの細かい破片が気体と混合して流れ下る現象」の総称。英語では「pyro(火の)-clastic(破片の) flow(流れ)」。
== 解説 ==
多くの場合、マグマ由来の本質物を含む数百度以上の高温のものを指す〔荒牧重雄・小野晃司(1996) 火砕流 新版地学事典 地団研編、平凡社〕。ただし水蒸気爆発で発生するような本質物を含まない火災を誘発するほど高温でない密度流も火砕流と呼ばれることがある。最近では、温度や本質物の有無を定義から取り払い、火砕流と火砕サージなどを重力流の一種とみなして、火砕物密度流(pyroclastic density current)とすることも多い〔山元孝広(2006) 伊豆大島火山、カルデラ形成期の火砕物密度流堆積物:差木地層S2部層の層序・岩相・年代の再検討 日本火山学会 火山, 51, no.4, 257-271〕〔"pyro-"はギリシア語由来の接頭辞で"火"を表し、"clastic"は破壊されたもので、火山噴火で生成された砕屑物を意味する。そのため海外においては「火山噴火」との関連性が重視されるが、日本語の「火山砕屑物」だとpyroclasticと一旦定置したpyroclasticや溶岩が侵食などで破砕・移動したvolcaniclasticの区別がつきにくく、火山噴火のニュアンスが薄れているため、より広く定義される場合がある。〕。
マグマ噴火に伴う火砕流は、高温の火山ガスと混合一体化しているため地面との摩擦が少なく、流れ下るスピードは100km/時を超えることもあり、一気に遠くまで流れ下る。またガス成分が多い場合は比重が小さいため海面上を滑走することもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「火砕流」の詳細全文を読む




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