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渟足柵 : ミニ英和和英辞書
渟足柵[ぬたりのき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あし]
 【名詞】 1. foot 2. pace 3. gait 4. leg 
: [さく]
 【名詞】 1. fence 2. paling

渟足柵 : ウィキペディア日本語版
渟足柵[ぬたりのき]

渟足柵(ぬたりのき/ぬたりのさく)は、越国(高志国)にあった日本の古代城柵。「沼垂城」とも。
大化3年(647年)に築かれたとされる。詳細な所在地は不明だが、現在の新潟県新潟市東区にあったと考えられている。
== 概要 ==
越国(高志国)の北端は、皇極天皇元年(642年)頃には現在の新潟県弥彦山長岡市を結ぶ線辺りであったと考えられている〔第二章 若越地域の形成 第四節 ヤマト勢力の浸透 四 迫る力役と貢納 「蝦夷」対策の基地 (『福井県史』通史編1 原始・古代)〕。
645年乙巳の変後に即位した孝徳天皇が、大化2年(646年)正月1日に改新の詔を示し、大化の改新という体制変革が起こった。すると、

大化3年(647年)には渟足柵(新潟県新潟市東区辺り)が造られて柵戸も置かれ〔造渟足柵柵戸老人等相謂之曰數年向東行此造之兆乎(日本書紀)〕〔日本書紀巻第廿五 (フジタ企画)〕〔《巻首》◆日本書紀巻第二十五 (J-TEXTS 日本文学電子図書館)〕、翌大化4年(648年)には磐舟柵(新潟県村上市岩船辺り)が設置され蝦夷に備えた〔治磐舟柵以備蝦夷遂選信濃之民始置柵戸(日本書紀)〕〔〔。なお、史料にはないが、この時期の太平洋側では陸奥国郡山遺跡として知られる名称不明の城柵が造られた。
斉明天皇4年(658年)7月4日に、渟足柵造の大伴稲積が、蝦夷の朝献に際して小乙下冠位を授けられた。このときには、位置不明の都岐沙羅柵造とともに、多数の蝦夷が位と物を授かった。蝦夷が招かれたのは阿倍比羅夫の北航の成果であり、渟足柵造がそこで何らかの役割を果たしたことが示唆される。
文献史料にみる渟足柵の跡はここで途切れるが、1990年に、三島郡和島村(現・長岡市)の八幡林遺跡で、「沼垂城」「養老」という字が書かれた木簡が出土した。そこで、養老年間(717年 - 723年)に渟足柵が沼垂城の名で機能していたと推定できる。
別に、威奈大村墓碑に見える慶雲2年(705年)の越後城を、改名された渟足柵ではないかとする説もある〔『高志の城柵』110-113頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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