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江頭 : ミニ英和和英辞書
江頭[えがしら]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こう, え, ごう]
 【名詞】 1. inlet 2. bay 
: [あたま, とう]
 【名詞】 1. counter for large animals 

江頭 : ウィキペディア日本語版
江頭[えがしら]


江頭(えがしら)は、日本人の姓。「えがしら」のほかに「えかしら」、「えとう」と読み、佐賀県福岡県など九州北部の各県に多い〔川口素生『小和田家の歴史-雅子妃殿下のご実家』 163頁〕。また、日本の地名にも存在する。
== 歴史 ==
軍人江頭安太郎、実業家江頭豊、文芸評論家江藤淳らを輩出し、皇太子妃雅子にもつながる家系である江頭家は、江戸時代佐賀藩鍋島家家臣だったとされている。しかし、江頭家の系譜にある江頭嘉蔵の名は、弘化2年(1845年)、元治元年(1864年)の二種類の佐賀藩着到〔現代の出勤簿に相当する。〕にはない。嘉蔵の曾孫江藤淳は、江頭家について「手明鑓(てあきやり)」という身分の藩士だったのだろうと推測している〔江藤淳『一族再会』 148頁〕。手明鑓は平時は無役だが、戦時には具足を携えて戦場に赴く者たちを指す。しかし、嘉蔵以前の系図や史料が一切存在しないため、嘉蔵が「手明鑓」であったか否かを含めて、ルーツや俸給などはまったくわからない。嘉蔵以前の系譜は、現在までのところ、明らかになっていない〔川口素生『小和田家の歴史-雅子妃殿下のご実家』17-19、163-174頁〕。
手明鑓は佐賀藩独特の身分で正式の武士ではくて、戦時のみに駆り出される役職だった。四国の土佐藩の郷士に近いものである。江頭家に明治初期に生まれた江頭嘉蔵は佐賀中学校の良い学生だったがその子の安太郎も秀才だった。海軍軍人となり海軍中将まで昇進した。江頭安太郎の子供の江頭豊は東京帝国大学卒業後に日本興業銀行に入り昭和39年にチッソの社長として派遣される。1963年(昭和38年)から1973年(昭和48年)までの公害病が問題化した時期に、経営者としてチッソの会社経営と水俣病の被害者対策に当たった。〔『妃殿下の研究』48頁八幡和郎〕団藤重光は「江頭は汚染排水を出したのでなくて問題発覚後の事後処理をした経営者で問題は無い」としている〔『妃殿下の研究』50頁八幡和郎〕。江頭豊は雇われ社長でありながら水俣病被害者に土下座したエピソードがある。小和田恆に嫁いだ優美子は江頭豊の1人娘で慶應義塾大学卒業後にエールフランスに勤務していた〔『妃殿下の研究』52頁八幡和郎〕。小和田家は江頭家の敷地に家を建てて小和田恆はマスオさん方式で同居していた。〔『妃殿下の研究』51頁八幡和郎〕
江頭豊の父は海軍省軍務局長や人事局長を歴任した江頭安太郎海軍中将であった。江頭中将と岳父の古賀喜三郎海軍少佐は2人共が肥前国佐賀郡北川副村木原(現在の佐賀県佐賀市北川副町木原)の出身で、江頭家の先祖は佐賀藩士とされる。古賀少佐は早期に海軍を退き、海軍予備校を創設してその経営に専念した。海軍予備校は現在の学校法人海城学園で、学園の運営には江頭豊の兄弟も参加している。作家・評論家の江藤淳(本名江頭淳夫)は江頭豊の弟の子供、つまり甥で江頭優美子の従兄弟に当たる。
江頭豊の妻の寿々子の父は連合艦隊司令長官などを歴任した山屋他人海軍大将である〔『歴代皇后人物系統総覧』295頁下段〕。山屋家は陸奥盛岡藩岩手県盛岡市)藩士の子孫である。皇太子妃雅子の実家の目黒区の小和田邸の近くの坂には「山屋坂」という石標が建てられている。坂の名前はかつて坂の上に山屋邸があった事にちなんでいる。山屋大将の妻の貞子の実家は丹羽家で山屋(丹羽)貞子の父の丹羽与三郎房忠は明治維新後に神奈川県鎌倉市の鎌倉宮、鶴岡八幡宮石川県羽咋市気多大社、〔『歴代皇后人物系統総覧』296頁上段〕神奈川県寒川町寒川神社などの神社の宮司を歴任した家柄である。丹羽房忠は19世紀の日本人として珍しく身長が180cmあり髭を蓄えていた。丹羽房忠の長男で丹羽貞子の長兄に当たる丹羽教忠は海軍大将まで昇進している。〔『歴代皇后人物系統総覧』296頁中段〕

     ┏江頭範貞
     ┃
江頭嘉蔵━┫
     ┃
     ┗江頭安太郎 ┏江頭隆━江藤淳
        ┃   ┃
        ┣━━━╋古賀博
        ┃   ┃
古賀喜三郎━━米子   ┗江頭豊
             ┃
             ┣━━━優美子
             ┃    ┃
      山屋他人━━寿々子   ┣━━━皇太子妃雅子
                  ┃    ┃
                小和田恆   ┃
                     皇太子徳仁親王


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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