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有限指数 : ミニ英和和英辞書
有限指数[ゆうげん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [う, ゆう]
  1. (n,vs) possession 
有限 : [ゆうげん]
  1. (adj-na,n) finite 2. limited 
: [ゆび]
 【名詞】 1. finger 
指数 : [しすう]
 【名詞】 1. index 2. index number 3. exponent (e.g., in floating-point representation) 
: [すう, かず]
  1. (n,n-suf) number 2. figure 

有限指数 ( リダイレクト:部分群の指数 ) : ウィキペディア日本語版
部分群の指数[ぶぶんぐんのしすう]
数学、とくに群論において、群 ''G'' における部分群 ''H'' の指数 (index) は ''G'' における ''H'' の「相対的な大きさ」である。同じことだが、''G'' を埋め尽くす ''H'' の「コピー」(剰余類) の個数である。例えば、''H'' が ''G'' において指数 2 をもてば、直感的には ''G'' の元の「半分」は ''H'' の元である。''H'' の ''G'' における指数は通常 |''G'' : ''H''| あるいは あるいは (''G'':''H'') で表記される。
正式には、''H'' の ''G'' における指数は ''H'' の ''G'' における剰余類の個数として定義される。(''H'' の ''G'' における左剰余類の個数はつねに右剰余類の個数と等しい。)例えば、Z を整数のなす加法群とし、2Z偶数全体からなる Z の部分群とする。すると 2ZZ において2つの剰余類(すなわち偶数全体と奇数全体)をもち、したがって 2ZZ における指数は 2 である。一般化すると、任意の正の整数 ''n'' に対して
:|\mathbf:n\mathbf| = n
である。
''N'' が ''G'' の正規部分群であれば、''G'' における ''N'' の指数はまた商群 ''G'' / ''N'' の位数にも等しい、なぜならばこれは ''G'' における ''N'' の剰余類の集合における群構造の言葉で定義されるからである。
''G'' が無限であれば、部分群 ''H'' の指数は一般には 0 でない基数になる。上の例が示すように、それは有限 - つまり、正の整数 - かもしれない。
''G'' と ''H'' が有限群であれば、''H'' の ''G'' における指数は 2 つの群の位数に等しい:
:|G:H| = \frac.
これはラグランジュの定理であり、この場合商は必ず正の整数である。
==性質==

* ''H'' が ''G'' の部分群で ''K'' が ''H'' の部分群であれば、
::|G:K| = |G:H|\,|H:K|.
* ''H'' と ''K'' が ''G'' の部分群であれば、
::|G:H\cap K| \le |G : H|\,|G : K|,
: ''HK'' = ''G'' ならば等号成立。( |''G'' : ''H'' ∩ ''K''| が有限であれば、等号成立 ⇔ ''HK'' = ''G''。)
* 同じことだが、''H'' と ''K'' が ''G'' の部分群であれば、
::|H:H\cap K| \le |G:K|,
: ''HK'' = ''G'' ならば等号成立。( |''H'' : ''H'' ∩ ''K''| が有限であれば、等号成立 ⇔ ''HK'' = ''G''。)
* ''G'' と ''H'' が群で ''φ'': ''G'' → ''H'' が準同型であれば、''φ'' のの ''G'' における指数は像の位数に等しい:
::|G:\operatorname\;\varphi|=|\operatorname\;\varphi|.
* ''G'' を集合 ''X'' に作用している群とし、''x'' ∈ ''X'' とする。このとき ''G'' のもとでの ''x'' の軌道濃度は ''x'' の固定部分群 (stabilizer) の指数に等しい:
::|Gx| = |G:G_x|.\!
:これは orbit-stabilizer theorem として知られている。
* orbit-stabilizer theorem の特別な場合として、元 ''x'' ∈ ''G'' 共役 ''gxg''−1 の個数は ''G'' における ''x'' の中心化群の指数に等しい。
* 同様に、''G'' において部分群 ''H'' の共役 ''gHg''−1 の個数は ''G'' における ''H'' の正規化群の指数に等しい。
* ''H'' が ''G'' の部分群であれば、''H'' の正規核の指数は以下の不等式を満たす:
::|G:\operatorname(H)| \le |G:H|!
:ただし ! は階乗関数を表す。これは以下でさらに議論される。
:
* 系として、''G'' における ''H'' の指数が 2 であれば、あるいは有限群に対して ''G'' の位数を割り切る最小の素数 ''p'' であれば、''H'' は正規である、なぜならばその核の指数もまた ''p'' でなければならず、したがって ''H'' はその核に等しい、すなわち正規である。
:
* 最小素数の部分群は存在しないかもしれないことに注意しよう。例えば非素数位数の任意の単純群やより一般に任意の :en:perfect group

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「部分群の指数」の詳細全文を読む




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