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性別記号 : ミニ英和和英辞書
性別記号[せいべつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

性別 : [せいべつ]
 【名詞】 1. distinction by sex 2. sex 3. gender 
: [べつ]
  1. (adj-na,n,n-suf) distinction 2. difference 3. different 4. another 5. particular 6. separate 7. extra 8. exception 
別記 : [べっき]
  1. (n,vs) stated 2. mentioned (above, elsewhere) 3. separate paragraph or volume
: [き]
 (n,n-suf) chronicle
: [ごう]
  1. (n,n-suf) (1) number 2. issue 3. (2) sobriquet 4. pen-name 

性別記号 ( リダイレクト:ジェンダー ) : ウィキペディア日本語版
ジェンダー[じぇんだー]

英米語におけるgenderには、以下のような用法がある。
#言語学における文法上ののこと。
#生物一般における生物学的のこと。雌雄の別。
#医学・心理学・性科学の分野における「性の自己意識・自己認知」のこと。性同一性
#社会科学の分野において、生物学的性に対する、「社会的・文化的に形成された性」のこと。男性性・女性性、男らしさ女らしさ
#電子工学・電気工学の分野におけるコネクタの嵌め合い形状(オスメス)の区別のこと。プラグとジャック、雄ネジと雌ネジなど。
日本語として単独で用いられる場合には、ほぼ以下の意味に限定される。
#文法的性。
#性同一性。
#社会的性。
このうち、最も一般的なのは「社会的性」を指す用法である。
先天的身体的・生物学的に個体が具有する性別に対し、「社会的・文化的に形成された性別」ジェンダーという。ちなみに、欧米では前者をセックス()と呼ぶが、日本では一般にセックスの語は性行為を指すため、性別の意味で用いられることは稀である。
ジェンダーとは、ある社会において、生物学的男性ないし女性にとってふさわしいと考えられている役割・思考・行動・表象全般を指す。男性にとっては男らしさであり、女性にとっては女らしさである。
男らしさや女らしさとは、本来、生物的な男性・女性が社会的にいかにあるべきか、という価値観の問題である。そのため、生物的性と社会的性は同一視すべきではないものの、相互に深い関わりを持つ。しかし、日本のフェミニズムは両者の関わりを重視せず、社会的性の虚構性を批判し、これを解体することを目的とする傾向が主流を占める。そのため、ジェンダーといえば、生物学的性別の社会的意義を否定するためのプロパガンダ的用語であるという偏向した理解が、保守派のみならずフェミニストたちにすら広く見られる。
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== 語源と用法 ==

語源は(産む、種族、起源)である。共通の語源を持つ言葉として(遺伝子)、(生殖の)、(ジャンル)などがある。「生まれついての種類」という意味から転じて、性別のことを指すようになった。

この生物学的性のイメージを基にして、20世紀初頭には、はフランス語などにおける有性名詞の性による分類ないし分類クラスをさす文法的な用語として用いられるようになっていた。
1950年代から1960年代にかけ、アメリカの心理学者・性科学者ジョン・マネー ''John Money''、精神科医ロバート・ストラー ''Robert Stoller'' らは、身体的な性別が非典型な状態の性分化疾患の研究において、その当事者に生物学的性別とは別個にある男性または女性としての自己意識、性別の同一性があり、臨床上の必要から「性の自己意識・自己認知(性同一性)」との定義で “gender” を用いた〔日本社会学会・社会学事典刊行委員会 『社会学事典』 丸善、2010年(2010年7年30日第2刷発行)、408頁。〕〔中村美亜 「http://subsite.icu.ac.jp/cgs/pdf/journal002.pdf 新しいジェンダー・アイデンティティ理論の構築に向けて—生物・医学とジェンダー学の課題」『ジェンダー&セクシュアリティ』 国際基督教大学ジェンダー研究センタージャーナル、2006年12月31日。〕〔山内俊雄 「性同一性障害とは—歴史と概要」『Modern Physician 25-4 性同一性障害の診かたと治療』 新興医学出版社、2005年(2005年4月15日発行)、367–368頁。〕。1960年代後半から “gender identity” とも用いられた(以降も医学・性科学では “gender (identity)” は「性の自己意識・自己認知(性同一性)」の定義で用いられており、後の社会学において定義される意味とは異なる)。
1970年代〔日本社会学会・社会学事典刊行委員会 『社会学事典』 丸善、2010年(2010年7年30日第2刷発行)、408頁。〕より、一部の社会科学の分野においては生物学的性よりもむしろ社会的性の意味で用いられるようになった。しかし1970年代の時点では、とをどのような意味で用いるかについての合意は存在しなかった。たとえば1974年版のというフェミニストの本においては、「生得的な」と「学習された(性的役割)」という現代とは逆の定義がみられている。しかし同著の1978年の版ではこの定義が逆転している。1980年までに、大半のフェミニストはは「社会・文化的に形成された性」を、は「生物学的な性」として使用するようになった〔「ジェンダー」という言葉について 〕。このように、社会科学の分野においてジェンダーという用語が社会・文化的性別のこととして用いられ始めたのは比較的最近のことであることが分かる。
現在、英語圏では、は生物学的な性も社会的な性も指す単語として用いられる。前者の場合、単に「」の婉曲あるいは公的な表現として使用されていることになる。例えば、女子のスポーツ競技において、生まれつきの性別を確認するために染色体検査が行われることがあるが、これを指す用語として英語ではジェンダーベリフィケーション(「」)という用語を用いる。
複数の英英/英和辞書においては、第一に「言語学的性(文法上の性)」として、第2に、古くから使われてきた「生物学的性別()」として記述されている(出典:ジーニアス英和辞典、ウェブスターの辞書)。それらに続き、社会科学の分野において用いられる「社会的・文化的役割としての性」という意味の語として記述がなされることがある(出典:英語版ウィキペディア)。「言語学的性」とは、例えば男性を代名詞で「、女性をと分けて表記するようなことである。「生物学的性()」とは、ロングマン現代英英辞典によれば、「(男性または女性であることの事実)」と説明され、「(男性)」は「子供を産まない性」、「(女性)」は「子供を産む性」と定義される。またヒト以外の動物の雌雄を記述する場合にも用いられる。「社会的文化的役割としての性」とは、その性()から想起される「男らしさ」「女らしさ」といった様々な特徴のことである。
ジョーン・W・スコットの著書『ジェンダーと歴史学』によれば、近年、欧米の社会学において、という用語はほとんど(7割程度)の場合、「女性」と同義で使用されている(例: 女性とその経済力向上)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジェンダー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gender 」があります。




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