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平出隆 : ミニ英和和英辞書
平出隆[ひらいで たかし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm
: [で]
  1. (n,n-suf) outflow 2. coming (going) out 3. graduate (of) 4. rising (of the sun or moon) 5. one's turn to appear on stage 

平出隆 : ウィキペディア日本語版
平出隆[ひらいで たかし]
平出 隆(ひらいで たかし、1950年11月21日 - )は、日本の詩人、批評家・装幀家。多摩美術大学教授。詩・小説・短歌・批評・紀行文・エッセイなど、文学の諸形態が混じりあう領域での作品の制作を行っており、「詩の中から新しい散文を生む」(大江健三郎)実験と評される。また早い時期から装幀・造本の仕事も行っており、同分野でも受賞するなど高い評価を受けている〔平出隆 library 略歴 http://www.wwalnuts.jp/ryakureki/ 〕。
==来歴==
福岡県門司市(現北九州市門司区)出身。福岡県立小倉高等学校を経て、一橋大学社会学部に入学。神田神保町の「美学校」にも通う。大学在学中の1972年に連作詩篇「花嫁」を『ユリイカ』に発表。1976年に一橋大学を卒業。
1974年、稲川方人、のちに妻となる河野道代とともに、版元「書紀書林」を設立。1975年以降、同社から詩誌『書紀』『書紀=紀』のほか、いくつかの詩書を刊行。70年代の詩的ラディカリズムを担う。80年代半ば以降、同社はしばらく活動を休止したが、90年代には建畠晢が新たに加入し、詩誌『stylus』を刊行した〔書紀書林ホームページ http://www.wwalnuts.jp/shs/ 〕。一連のプライヴェート・プレス活動、「造本としてのエクリチュール」の実践は、2010年からvia wwalnuts社で再開され、叢書のシリーズを中心に作品を刊行しはじめる(後述)〔via wwalnutsホームページ http://www.wwalnuts.jp/vww/ 〕。
1978年、河出書房新社に入社し、『文藝』編集部に所属。澁澤龍彦川崎長太郎らの担当編集者となる。
1985年、アイオワ大学のInternational Writing Programに招待詩人として参加。1987年、河出書房を退社。
1990年、多摩美術大学美術学部芸術学科非常勤講師、1991年多摩美術大学美術学部芸術学科助教授、1998年教授(2006年度から2011年度まで芸術学科長をつとめる)。多摩美術大学芸術人類学研究所所員兼任。
1995年、9月にケルンで開かれた《河原温 出現 – 消滅》展に際して講演を行う(草稿はのちにvia wwalnuts叢書07として刊行された〔http://www.wwalnuts.jp/vww/07/〕)。
1998年、ベルリン自由大学客員教授として翌年の1999年までベルリンに滞在。
2005年、春に開催されたライプツィヒでの国際ブックフェアにおいて、自装による長篇評伝『伊良子清白』が「世界でもっとも美しい本」賞の候補となる〔http://www.wwalnuts.jp/ryakureki/〕。同年、「大江健三郎の推奨する詩人」として、大江と共にオーストリアでの文学祭Sprachsalzに参加。
2006年、思想家・人類学者の中沢新一を多摩美術大学に招聘し、芸術人類学研究所を創設。以後、同研究所では《野外を行く詩学》部門を担当し、研究をとおして過去の芸術家の居留地などを結び合わせる《フィールド・ミュージアム・ネット》の活動を展開する。東京都台東区の子規庵との連携により、正岡子規の研究にたずさわる。同年、新たに発見された子規の絵の調査を担当〔asahi.com「正岡子規の絵20点見つかる 晩年の作品、画風変遷」 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200609270221.html〕。
2008年、読売文学賞選考委員をつとめる(2010年まで担当)。「第1回 日中韓・東アジア文学フォーラム」に参加。7月、古井由吉との朗読会(新宿「風花」にて)。
2009年、北九州市より特命大使(文化大使)の委嘱を受け、同年「第2回 日中韓・東アジア文学フォーラム」で基調報告を行なう。翌年、北九州市立文学館の「宗左近賞」「みずかみかずよ賞」の審査員を務める。
2010年、via wwalnuts社を設立。8ページを基本単位とするミニマルな書籍「via wwalnuts」叢書を創刊し、叢書のシリーズを継続的に刊行しはじめる。メールアートのようなブックデザインを手がけるとともに、既存の文壇や詩壇から独立したかたちでの読者とのコミュニケーション・ルートを開拓し、新しい流通網をデザインするなど、様々な側面から実験的なプロデュースを行う。叢書には美術家の加納光於による図像が印刷されており〔via wwalnuts叢書、各作品データ http://www.wwalnuts.jp/vww/〕、叢書08から「二人目の著者」として三松幸雄が新たに加わる〔via wwalnuts叢書08の紹介文 http://www.wwalnuts.jp/vww/08/〕。以後、同社を拠点とした出版活動を軸に、南青山のスパイラルをはじめとするアート関係の施設やギャラリー、ブックフェアなどでさまざまな活動が展開されるようになる。
2012年、3月に、岡井隆、平出隆、倉田比羽子、守中高明との朗読会「詩歌の饗宴——朗読と語りのゆうべ」に参加。ギタリスト・音楽プロデューサーの伊藤ゴローのアルバム『GLASHAUS(グラスハウス)』のジャケットデザインを手がけ、同アルバムが4月に発表される。デザインにはドナルド・エヴァンズの作品と平出の旧著『葉書でドナルド・エヴァンズに』にゆかりのある自身の写真が用いられた。5月には南青山のスパイラルで初の写真による個展を開催。
2014年、2月、小説『猫の客』の英訳"The Guest Cat"(Eric Selland訳、New Directions刊)は、2月16日週のニューヨークタイムズペーパーバックベストセラー16位となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「平出隆」の詳細全文を読む




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