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川上弘美 : ミニ英和和英辞書
川上弘美[かわかみ ひろみ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 
川上 : [かわかみ]
 【名詞】 1. upper reaches of a river 
: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
: [び]
  1. (n,n-suf) beauty 

川上弘美 : ウィキペディア日本語版
川上弘美[かわかみ ひろみ]

川上 弘美(かわかみ ひろみ、旧姓・山田、1958年4月1日 - )は、日本小説家。東京都生まれ。大学在学中よりSF雑誌に短編を寄稿、編集にもたずさわる。高校の生物科教員などを経て、1994年、短編「神様」でパスカル短篇文学新人賞を受賞。1996年「蛇を踏む」で芥川賞受賞。
幻想的な世界と日常が織り交ざった描写を得意とする。作品のおりなす世界観は「空気感」と呼ばれ、内田百閒の影響を受けた独特のものである。その他の主な作品に『溺レる』、『センセイの鞄』、『真鶴』など。
俳人でもあり、小澤實主宰の『澤』に投句しているほか、長嶋有らとともに句誌『恒信風』で句作活動をしている。
== 経歴 ==
東京都に生れる。5歳から7歳までをアメリカ合衆国で過ごす。小学3年生のときに1学期間を休む病気にかかり、このときに家で児童文学を読み始めたことから読書家になる。雙葉中学校・高等学校を卒業後、お茶の水女子大学理学部生物学科に入学し、SF研究会に所属、のちの漫画家湯田伸子がメンバーにいた。
1980年、大学在学中に山野浩一発行・山田和子編集のニュー・ウェーブSF雑誌『季刊NW-SF』第15号にて、「小川項」名義の短編「累累」を掲載。次号第16号で旧姓「山田弘美」名義の短編「双翅目」を発表、また「女は自ら女を語る」という座談会にも参加し編集者として加わっていた。
1980年に大学を卒業し、NW-SF社で働くが1982年『季刊NW-SF』が第18号で休刊。そのため、同1982年に田園調布雙葉中学校・高等学校生物教員となる。1986年までの4年間を勤め、退職。結婚・出産ののち主婦を経て、1994年に「神様」でパソコン通信を利用したASAHIネット主催の第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。この回の選考委員は、井上ひさし小林恭二筒井康隆。なお、2009年に離婚している。
次いで1995年に「婆」が第113回芥川龍之介賞候補作品となり、翌1996年に「蛇を踏む」で第115回芥川龍之介賞を受賞。1999年、『神様』で第9回紫式部文学賞、第9回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(審査員久世光彦)。2000年、『溺レる』で第11回伊藤整文学賞、第39回女流文学賞を受賞。
2001年に第37回谷崎潤一郎賞を受賞した『センセイの鞄』では、中年女性と初老の男性との淡い恋愛を描きベストセラーとなった。同作品はWOWOWのオリジナルドラマ制作プロジェクト「ドラマW」により、久世光彦監督の演出、小泉今日子柄本明の共演でテレビドラマ化されている。2007年、『真鶴(まなづる)』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
2013年発表の2012年マン・アジア文学賞(Man Asian Literary Prize)において『センセイの鞄』の英訳(''The Briefcase'')が、ノーベル文学賞受賞者のオルハン・パムク''Silent House''など4作品と共に最終候補に残ったが、受賞は逃した。
2007年の第137回芥川賞選考会から、選考委員として参加。2015年現在は谷崎潤一郎賞三島由紀夫賞の選考委員も務めている。
2015年、「水声」で第66回読売文学賞を受賞。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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