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山本義隆 : ミニ英和和英辞書
山本義隆[やまもと よしたか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
本義 : [ほんぎ]
 【名詞】 1. true meaning 2. underlying principle
: [ぎ]
 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor 

山本義隆 : ウィキペディア日本語版
山本義隆[やまもと よしたか]

山本 義隆(やまもと よしたか、1941年(昭和16年)12月12日 - )は、日本科学史家自然哲学者教育者駿台予備学校物理科講師。元・東大闘争全学共闘会議代表。妻は装幀家の山本美智代
== 来歴・人物 ==
大阪府出身。大阪市立船場中学校大阪府立大手前高等学校卒業。1964年 (昭和39年) 、東京大学理学部物理学科卒業。 東京大学大学院博士課程中退。
1960年代東大ベトナム反戦会議の活動に携わり、東大全共闘議長を務める。1969年 (昭和44年) の安田講堂事件前に警察の指名手配を受け地下に潜伏するが、同年9月の日比谷での全国全共闘連合結成大会の会場で警察当局に逮捕された。日大全共闘議長の秋田明大とともに、全共闘を象徴する存在であった。なお、全共闘に関するマスコミ取材は一切受けていない。
全共闘運動については「68・69を記録する会」として一次資料収集活動をしている。その活動の中で、運動当時のビラ、立て看板などを集め、成果として『東大闘争資料集』全23巻を国会図書館におさめた。また、写真家渡辺眸の写真集『東大全共闘1968‐1969』(2007年) には手稿を寄せた。2015年に、全共闘当時についての記述を含む著書『私の1960年代』を刊行している。
学生時代より秀才でならし、大学では物理学科に進んで素粒子論を専攻し、ファインマン・ダイアグラムなどに明け暮れた。大学院在学中には、京都大学湯川秀樹研究室に国内留学しており、物理学者としての将来を嘱望されていたが、学生運動の後に大学を去り、大学での研究生活に戻ることはなかった。
東大闘争後は在野の研究者として研究を続ける。東京拘置所から出獄した後、1979年にエルンスト・カッシーラーの『実体概念と関数概念』を翻訳し評価を受けた。カッシーラーの著作の翻訳にはその後も長く関わることになり、『認識問題』の翻訳も手がけて1996年にみすず書房が公刊した。
哲学以外にも、物理学を中心とした科学史の分野での著作がある。力学の発展を綿密に追いかけた著作群としては、1981年の『重力と力学的世界 古典としての古典力学』、雑誌「数学セミナー」の記事から発展した『古典力学の形成 ニュートンからラグランジュへ』(1997年) 、そして『磁力と重力の発見』(2003年) がある。特に、遠隔力概念の発展史についての研究をまとめた『磁力と重力の発見』全3巻は、第1回パピルス賞、第57回毎日出版文化賞、第30回大佛次郎賞を受賞して読書界の話題となった。さて、近代科学はなぜ西洋に興ったのかという『磁力と重力の発見』の問題意識は、2007年の『一六世紀文化革命』に引き継がれた。また、熱素説に見られる様な、発展途上の熱力学が抱えていた誤謬とその時代の論理、さらには現代の理解への変容を丹念に調べた『熱学思想の史的展開』も代表的著作である。この本は1987年に現代数学社から出版され、2008年には大幅な改訂を経て筑摩書房から再発された。
研究者のほかに予備校教師として、駿台予備学校で物理科の講師を30年以上務めている。現在は、通年授業ではお茶の水校の東大コース、京大コースと千葉校の東大・京大・東工大コース、医系コースに出講して浪人生のみに授業をしている。夏期講習では主に「東大物理」の講座を受け持つ。駿台の過去問題集「青本」では、東大の物理の入試問題を25年以上解説を書いた。現在は森下寛之講師が担当している。
駿台文庫の『物理入門』シリーズは、硬派な参考書として受験生に読まれ続けている。予備校での長い経験から教え子は多く、山形浩生も物理を習ったという。
原子力発電所には東日本大震災以前から警鐘を鳴らし続け、事故後『福島の原発事故をめぐって』を出版した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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