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小貫諏訪社の大スギ : ミニ英和和英辞書
小貫諏訪社の大スギ[こつなぎすわしゃのおおすぎ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かん]
 【名詞】 1. kan (approx. 3. 75 kg) 
: [やしろ]
 (n) shrine (usually Shinto)

小貫諏訪社の大スギ : ウィキペディア日本語版
小貫諏訪社の大スギ[こつなぎすわしゃのおおすぎ]
小貫諏訪社の大スギ(こつなぎすわしゃのおおスギ)は、新潟県十日町市小貫地区の小貫諏訪社境内に生育するスギ巨木である。魚沼地方最大のスギで、推定の樹齢は800年以上といわれる〔渡辺、203頁。〕〔高橋、101頁。〕〔小貫諏訪社の大杉 人里の巨木たち 2012年11月23日閲覧。〕。この地域を開拓するために赤倉地区(以前の東頸城郡松之山町大字赤倉)〔松之山町は、2005年4月1日に旧十日町市および東頸城郡松代町中魚沼郡川西町、中魚沼郡中里村と合併し、十日町市を新設して消滅している。〕から移住してきた人々が神社を建立し、記念として植樹したものと伝えられる〔〔〔。1978年には、新潟県の天然記念物に指定された〔 小貫諏訪社の大スギ ラ・ラ・ネット 新潟県生涯学習情報提供システム、新潟県立生涯学習推進センターウェブサイト、2012年11月23日閲覧。〕〔 2012年11月23日閲覧。〕〔 財団法人新潟県都市緑花センターウェブサイト、2012年11月23日閲覧。〕
== 由来 ==
小貫集落は、十日町市の北西部、南魚沼市との境界近くに位置している〔十日町市 三ヶ村いきいき再生会 社団法人中越防災安全推進機構復興デザインセンターウェブサイト、 2012年7月1日閲覧。〕。集落の南のはずれに諏訪神社があり、境内の社殿前で生育している大きなスギの木が小貫諏訪社の大スギである〔。根元で大小の2つの幹に分かれて成長しているが、主幹は真っ直ぐに伸びている〔。以前神社の境内を広げる工事をした際に、この木の根元に土盛りを行ったため1メートルほど根元が埋没した状態になっているが、幹周りは8.9メートル、高さは38メートル、枝張りは東に11.5メートル、西7.9メートル、南に9.3メートル、北16.7メートルに及び、樹勢はきわめて旺盛で、いまだに成長を続けている〔〔小貫諏訪社の大スギ 十日町市教育委員会文化財課、2012年7月1日閲覧。〕〔【県指定文化財】小貫諏訪社(こつなぎすわしゃ)の大スギ 十日町市公式ホームページ、2012年11月23日閲覧。〕。
このスギについては、800年以上前に小貫集落を開拓するため赤倉地区から移住してきた人々が神社を祀ってその記念として植樹したとの言い伝えがあって、推定樹齢の根拠とされている〔〔〔。集落に住む代々の人々はこのスギを「御神木」として崇敬し、「ナタいらずの木」として刃物を忌んでいた〔〔〔。燃料の乏しい時代であっても落ち葉は燃やさずに木の根元に掃き集めて返し、正月に使ったしめ飾りも根元に返し、古いお札はスギの樹皮の割れ目に差し込んで納めていた〔〔〔。
古くから魚沼地方有数のスギの巨木として知られ、1919年(大正8年)に刊行された『中魚沼郡誌』という資料に「小貫十二社に一尺六寸余の老杉一株…」と記述されている〔〔。「小貫十二社」というのは小貫諏訪社の古称であり、別のところにあった諏訪社を合祀してから「小貫諏訪社」と呼ばれている〔〔。境内にあるこのスギは、雪景色の被写体ポイントとされることが多い〔。1978年3月31日には、新潟県の天然記念物に指定された〔〔〔〔。
小貫集落は、過疎化高齢化によって限界集落となっていたが、2004年10月23日に発生した中越地震のあおりを受けて2007年11月に閉村となった〔〔〔 2012年7月1日閲覧。〕。無人となった集落に残されたこのスギは、諏訪社の境内でかつての村の存在を偲ばせている〔〔小貫諏訪社の大スギ 十日町市観光協会ウェブサイト、2012年11月23日閲覧。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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