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安仁屋宗八 : ミニ英和和英辞書
安仁屋宗八[あにや そうはち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にん, じん]
 (n) kernel
: [そう, しゅう]
 【名詞】 1. sect 
: [やつ]
 (num) eight

安仁屋宗八 : ウィキペディア日本語版
安仁屋宗八[あにや そうはち]

安仁屋 宗八(あにや そうはち、1944年8月17日 - )は、沖縄県那覇市出身の元プロ野球選手投手)。
== 来歴 ==
沖縄高校ではの夏の甲子園に出場するが、1回戦で広陵高に敗退。当時、夏の甲子園はまだ1県1代表制ではなく、南九州大会宮崎大淀高を降し、沖縄県の高校として初めて実力で甲子園に出場して話題となった。卒業後は琉球煙草(うるまバイオレットで知られる)に進み、の都市対抗大分鉄道管理局の補強選手として出場。沖縄出身選手として初めて後楽園の土を踏み、2回戦(初戦)で日本生命を相手にリリーフとして登板するが0-2で惜敗。
広島カープに入団。1年目から一軍に定着し、主に中継ぎとして起用される。当時まだアメリカの占領下にあった沖縄県からの、初のプロ野球選手として注目された。甲子園、都市対抗、プロ野球、全てが沖縄県人として初出場となり、更に初先発した巨人戦は沖縄県でプロ野球がテレビ生中継された〔『野球小僧』、白夜書房、2009年2月号、188-194頁〕。全国各地では沖縄県出身者による後援会が次々と誕生し、投げる前から話題が先行、そのプレッシャーたるや大変なものであったという。5月11日の巨人-広島戦では安仁屋に当たったライナーを捕手が処理したことによりキャッチャーライナーという珍しい記録になっている(飛球#珍記録参照)。7月31日の巨人戦では9回2死まで無安打無四球に抑えたが、あと一歩のところでノーヒットノーランを逃すなど、当時唯一ラジオ中継があった巨人戦では死ぬ気で投げたという。横手投げから、2種類のシュートカーブスライダーを投げ分ける投球であった。
2年目からは先発投手の一角に定着、に32試合、にはチーム最多の25試合に先発するが、チームの不調もあって両年とも8勝に留まり二桁勝利に届かなかった。しかし、には根本陸夫新監督のもと、得意のシュートを武器に強気の投球で23勝、防御率2.07(リーグ2位)を記録、21勝を挙げた外木場義郎とともにチーム設立後初のAクラス入りの立役者となった。その後、と2年連続10勝を挙げた後は、4年連続一桁勝利に留まるなど低迷する。
オフに若生智男とのトレード阪神タイガースに移籍すると、リリーフ役として見事復活する。は12勝、防御率1.91で最優秀防御率カムバック賞のタイトルを獲得、翌も10勝を記録した。オフに金銭トレードで広島に復帰。復帰後は公式戦での登板機会に恵まれなかったが、1980年の日本シリーズ第1戦にリリーフ登板。引退。巨人戦で通算34勝を挙げ「巨人キラー」と呼ばれた。
その後は広島で二軍投手コーチ1982年-1983年, 1993年)・一軍投手コーチ(1984年-1992年)・二軍監督(1994年-1997年)、中国放送解説者デイリースポーツ評論家1998年-2004年)を歴任する。2005年から広島の一軍投手コーチに復帰すると春季キャンプ投手全員に先発としての調整を指示し、2500球もの凄まじい投げ込みを命じて投手陣再建を計った。タフな黒田博樹大竹寛はキャンプを無事乗り切り自身最高の成績を残したが、選手層は厚くならず投手陣全体としては失敗に終わった。この年の安仁屋はあごに白いヒゲを蓄え、赤い広島のユニフォームと相まって「安仁屋サンタ」と一部から呼ばれていた。2006年から中国放送解説者、デイリースポーツ評論家の活動を再開している。2012年から平成ラヂオバラエティごぜん様さま月曜日のパーソナリティとしてレギュラー出演もしている。また郷里では、社会人野球チームで自身が総監督を務める安仁屋ベースボールTRYを結成した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「安仁屋宗八」の詳細全文を読む




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