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妲己 : ウィキペディア日本語版
妲己[だっき]

妲己(だっき、ピン音:Dájǐ)は、王朝末期(紀元前11世紀ごろ)の帝辛(紂王)の。帝辛に寵愛され、末喜などと共に悪女の代名詞的存在として扱われる。
== 略歴 ==
基本となる『史記』「殷本紀」では、帝辛に寵愛され、妲己のいうことなら、帝辛は何でも聞いたという。師涓に新淫の声・北鄙の舞・靡靡の楽を作らせた。賦税を厚くして鹿台に銭をたくわえ、鉅橋に粟を満たし、狗馬・奇物を収めて宮室いっぱいにした。沙丘の苑台を拡張して、野獣蜚鳥をその中に置いた。鬼神をあなどり、沙丘に大勢の者を集めて楽しみ戯れた。酒をそそいで池とし、肉を掛けて林とし(酒池肉林)、男女を裸にして互いに追いかけさせ、長夜の飲をなした。
その後、妲己はによって攻められた際に武王により殺されたとされる。また『国語』では、帝辛が有蘇氏を討った際に有蘇氏が献上したのが妲己であり、己が姓、妲はであるとしている(この頃女性は字を先に、姓を後に書く風習があった)。妲己を字と見なすのは後世の誤解である。
列女伝』巻7では、炮烙の法を見て妲己が笑ったとされている。比干が「先王の典法をおさめずに、婦人の言を用いていれば、禍のいたる日も近いでしょう」と諫めた。すると、妲己は「聖人の心臓に七つの穴があると私は聞いております」と答え、比干の心臓を取り出させて観賞した。紂王が自殺すると、妲己は武王によって首を斬られ、小白旗に掛けられた。「紂を亡ぼす者はこの女なり」と評論された。
漢書』外戚列伝の顔師古注には、「弁辞をよく好み、姦を究めること盛んにした。その言を帝辛が用いて民を苦しめた」とある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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