翻訳と辞書
Words near each other
・ 大晦日はマル・マル・モリ・モリ! 爆笑そっくりものまね紅白歌合戦 祭りだ祭りだスペシャル
・ 大晦日興行
・ 大晩生
・ 大普賢岳
・ 大智
・ 大智 (冠位)
・ 大智学園高校
・ 大智学園高等学校
・ 大智寺
・ 大智寺 (岐阜市)
大智度論
・ 大智明大権現
・ 大智明権現
・ 大智禅師
・ 大智路駅
・ 大智院
・ 大智院 (佐世保市)
・ 大智院 (知多市)
・ 大暑
・ 大暗斑


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

大智度論 : ミニ英和和英辞書
大智度論[だいちどろん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ど]
  1. (n,n-suf) (1) degree (angle, temperature, scale,  2. (2) counter for occurrences 3. times 4. (3) strength (of alcohol) 5. (4) (uk) (pref) very 6. totally 
: [ろん]
 【名詞】 1. (1) argument 2. discussion 3. dispute 4. controversy 5. discourse 6. debate 7. (2) theory 8. doctrine 9. (3) essay 10. treatise 1 1. comment

大智度論 : ウィキペディア日本語版
大智度論[だいちどろん]
大智度論』(だいちどろん、, マハー・プラジュニャーパーラミター・シャーストラ)は、大乗仏教中観派の祖である龍樹による、『摩訶般若波羅蜜経』(大品般若経、二万五千頌般若経、)に対する、百巻に及ぶ注釈書である。初期の仏教からインド中期仏教までの術語を詳説する形式になっているので、仏教百科事典的に扱われることが多い。漢訳は鳩摩羅什による(402-405年、大正蔵No.1509)。
題名の「智度」(ちど)とは、「六度」(六波羅蜜)の内の「智慧波羅蜜」、「般若波羅蜜」(prajñāpāramitā)のこと。「智」は「智慧」すなわち「般若」の、「度」は「渡」と同じで「彼岸に渡ること」すなわち「波羅蜜」の意訳である。〔智度とは - 大辞林/コトバンク〕〔六度とは - 大辞林/大辞泉/コトバンク〕。つまり、「大-智度」とは「摩訶-般若波羅蜜(Mahā-prajñāpāramitā)」(経)の意訳であり、「大智度論」(Mahā-prajñāpāramitā-śāstra)という題名は、そのまま「『摩訶般若波羅蜜経』(Mahā-prajñāpāramitā Sūtra)についての論」の意である。
以上のごとく、『大智度論』という意訳的な漢訳題名は直感的に分かりづらいので、より原題に素直に『摩訶般若波羅蜜経釈論』『摩訶般若釈論』の名で呼ばれたりもする〔大蔵出版 WEB大蔵経目録(PDF) (P.62)〕。
==概要==
中国の時代の書写経が正倉院聖語蔵に伝来している。しかしサンスクリット本が現存しないことや、『中論』などとスタンスが異なっていたり、他のサンスクリット文書に参照記述が見出せないことから、同名異人の龍樹ではないかとか、龍樹に仮託して編纂されたという説もある。著作者が誰であるかということについては、フランスのラモット博士と日本の干潟博士の論争が一時仏教学会での話題となったが、収拾はついていない。
一般には、基本的な部分は龍樹の著作であり、その解説のために、訳者である鳩摩羅什が大幅な付加を加えたという説が普及している。漢訳は逐語的な注釈が続いていくが、大品般若経の序品第一の解釈が三十四巻まで続き、それ以降は唐突に抄訳になってしまうことなどから、鳩摩羅什が増広上書きしたとか、あるいは龍樹に仮託して撰述したという極端な説まで出されている。
大品般若経序品はそれまでの部派仏教の説を網羅し、般若波羅蜜によって見直すべきことを説いているので、いずれにしても大乗仏教の精髄を中国に伝えようと意図した羅什の手が入っている可能性は高いようである。しかし菩提薩埵という玄奘以降の用語の解説が収録されているなど、この説にも疑問点は多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大智度論」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.